ジョジョ28巻で第3部完結!承太郎vsDIOの決着と第4部への幕開けを徹底解説

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「ついに、この時が来たか……」

ジョジョファンなら、単行本の表紙をめくる手が震える瞬間がありますよね。その最たるものがジョジョの奇妙な冒険 28巻ではないでしょうか。この巻は、格闘漫画の歴史を塗り替えた第3部「スターダストクルセイダース」の完結と、新たな伝説が始まる第4部「ダイヤモンドは砕けない」の幕開けが同居する、まさに奇跡の一冊です。

エジプトの地で繰り広げられた空条承太郎とDIOの死闘。その決着の瞬間、私たちは何を目撃したのか。そして、物語はどのようにして日本の杜王町へと繋がっていくのか。今回は、ジョジョ28巻が持つ圧倒的な熱量と、その後の物語に与えた影響を徹底的に紐解いていきます。


DIOの「世界」を打ち破った、たった一つの単純な答え

28巻の幕開けは、まさに絶望の淵から始まります。吸血鬼として復活し、ジョセフ・ジョースターの血を吸って「最高にハイ!」になったDIO。彼のスタンド「世界(ザ・ワールド)」が止める時の長さは、5秒からさらに延び、承太郎を追い詰めていきます。

読者が息を呑んだのは、やはりあの有名な「ロードローラー」のシーンでしょう。逃げ場のない承太郎に対し、巨大な質量でトドメを刺そうとするDIO。しかし、この極限状態こそが、承太郎のスタンド「スタープラチナ」を真の覚醒へと導きました。

ここで承太郎が放った「てめーの敗因は……たったひとつだぜ……DIO……たったひとつの単純な答えだ……『てめーは おれを怒らせた』」というセリフ。これは単なる決め台詞ではありません。ジョースター家が代々受け継いできた「黄金の精神」が、邪悪の化身であるDIOの「どす黒い野心」を打ち砕いた瞬間を象徴しています。

物理的なパワーや時間の静止能力を超えた、魂の格の違い。28巻で描かれた決着は、読者に「正義は必ず勝つ」というカタルシス以上の、深い感動を与えてくれました。


100年の因縁に終止符を打った承太郎の覚醒

承太郎がなぜDIOと同じ「時を止める」能力を使えるようになったのか。これについてはファンの間でも多くの議論が交わされてきました。

ジョジョの奇妙な冒険 28巻を読み返すと、承太郎の能力は決して唐突に現れたものではないことが分かります。物語の序盤から、スタープラチナは「圧倒的な精密動作」と「超スピード」を持っていました。光速を超えるスピードを突き詰めた先が、実は「静止した時の世界」への入門編だったという解釈は、非常に説得力があります。

また、DIOがジョナサン・ジョースターの肉体を奪っていたことも重要なポイントです。肉体を通じてジョースターの血が共鳴し、DIOの能力が目覚めるのと呼応するように、承太郎たちのスタンド能力も開花しました。いわば、DIO自身がジョースター一行に「自分を倒すための鍵」を与えてしまったという皮肉な構造になっています。

28巻での承太郎の勝利は、花京院典明が命を懸けて解いた「世界の謎」と、ジョセフが伝えた「策」があったからこそ。仲間たちの想いが承太郎という一振りの剣に集約され、DIOの野望を真っ二つにしたのです。


旅の終わりと、エジプトの空に消えた仲間たち

激闘が終わり、朝日が昇るエジプトの地。DIOの肉体は灰となって消え、100年にわたるジョースター家との因縁はついに終わりを告げました。しかし、その代償はあまりにも大きいものでした。

イギー、アヴドゥル、そして花京院。共に旅をした仲間たちの死を悼む承太郎とジョセフ。空港でポルナレフと別れるシーンは、シリーズ屈指の名場面です。多くを語らず、ただ再会を予感させるような、それでいて二度と戻らない時間を噛みしめるような静かな別れ。

第3部は「ロードムービー」としての側面を持っていましたが、その終着駅である28巻には、喪失感と達成感が入り混じった独特の空気が流れています。彼らが歩んできた道のりは決して無駄ではなかった。その証拠に、承太郎の眼差しからは、以前の不良少年のような尖った印象が消え、どこか達観した大人の風格が漂い始めていました。


舞台は日本へ!第4部「東方仗助」の登場

28巻の驚くべき点は、第3部の余韻に浸る間もなく、物語が次なるステージへと移行することです。ページをめくると、舞台は1987年のエジプトから1999年の日本・杜王町(もりおうちょう)へと一気にジャンプします。

ここで登場するのが、第4部の主人公、東方仗助です。彼はなんと、あのジョセフ・ジョースターが60代の頃に作った「隠し子」。承太郎にとっては「年下の叔父」という、ジョジョらしい複雑な家系図が明かされます。

仗助の初登場シーンは、第3部の硬派な雰囲気とは一変し、どこかコミカルで日常的です。自慢のリーゼントをバカにされるとキレるという愛嬌のある性格。しかし、彼のスタンド「クレイジー・ダイヤモンド」が持つ「壊れたものを直す」という能力は、これまでの「破壊」を目的としたスタンドとは一線を画すものでした。

ジョジョの奇妙な冒険 第4部の幕開けを告げるこの展開は、当時の読者に大きな衝撃を与えました。世界を股にかけた大冒険から、一つの町の中で起こる奇妙な事件を解決するサスペンスへ。28巻はこの大胆なジャンル転換を見事に成し遂げています。


28歳の承太郎が見せる「頼れる年長者」の姿

第4部が始まって真っ先に目に入るのが、白を基調とした衣装に身を包んだ、大人の空条承太郎です。海洋学者となり、落ち着きを増した彼の姿は、28巻の大きな見どころの一つです。

承太郎が杜王町を訪れた目的は、仗助に遺産相続の件を伝えること、そしてもう一つ――町に潜む不穏な気配の調査でした。彼は、かつて自分たちがエジプトで戦ったスタンド使いのルーツが、この日本にも及んでいることを察知します。

最強のスタンド使いである承太郎が、新主人公である仗助を導くメンター(指導者)的な役割を果たす。この世代交代の美しさが、28巻後半の魅力です。承太郎が仗助のクレイジー・ダイヤモンドの能力を認め、「優しい能力だ」と評するシーンには、多くの戦いを乗り越えてきた彼だからこその深みがあります。


「弓と矢」がもたらす、新たなスタンドバトルの予感

28巻の終盤では、第4部以降のシリーズを通して重要なキーワードとなる「弓と矢」の存在が示唆されます。なぜ、普通の高校生だった仗助や、その周囲の人間がスタンド能力を持つようになったのか。その背景には、人為的にスタンド使いを作り出す謎のアイテムがありました。

第3部では、DIOという明確な「巨悪」が存在しましたが、第4部では「日常の中に潜む異常」がテーマとなります。28巻で描かれる最初の敵・アンジェロ(片桐安十郎)は、その象徴的な存在です。救いようのない悪意を持つ人間がスタンドを手に入れたとき、平和な町はどうなってしまうのか。

この不穏な空気感へのシフトは、荒木飛呂彦先生の卓越した構成力によるものです。読者はDIO戦の熱狂から、じわじわと迫りくるミステリーの恐怖へと引き込まれていくことになります。


ジョジョ28巻が教えてくれる「継承」の物語

改めて振り返ると、ジョジョの奇妙な冒険 28巻という一冊は、単なる「戦いの終わり」を記録したものではありません。それは、意志がどのように受け継がれていくかを描いた「継承」の記録です。

ジョナサンから始まった正義の心は、ジョセフを経て承太郎へと伝わり、ついにDIOを打ち倒しました。そしてその精神は、形を変えて仗助へと引き継がれていきます。28巻は、その「バトンタッチ」の瞬間を最も鮮やかに切り取った巻なのです。

もし、あなたがこれからジョジョを読み始めるなら、あるいは途中で止まっているなら、ぜひこの28巻までは一気に駆け抜けてほしいと思います。ここには、少年漫画が持つべき熱い魂と、大人をも唸らせる緻密な設定が凝縮されています。


ジョジョ28巻で第3部完結!承太郎vsDIOの決着と第4部への幕開けを徹底解説のまとめ

さて、ここまでジョジョの奇妙な冒険 28巻の魅力を語り尽くしてきましたが、いかがでしたでしょうか。

第3部の壮絶なクライマックス。DIOの時を止める能力を打ち破った承太郎の怒りと、仲間たちの想い。そして、日本の杜王町で始まる、東方仗助の新たな物語。この一冊には、読者の心を揺さぶる全ての要素が詰まっています。

「ジョジョは巻数が多くてどこから読めばいいか分からない」という方も、この28巻という大きな節目を知ることで、作品全体の流れがより鮮明に見えてくるはずです。100年の因縁に決着がつく瞬間のカタルシスは、他のどんな作品でも味わえない唯一無二のものです。

物語はここから、さらに奇妙で、さらに熱い方向へと加速していきます。承太郎から仗助へ。そしてその先へ。黄金の精神が紡ぐ物語を、ぜひあなたの目で確かめてみてください。28巻を読み終えたとき、あなたはきっと、杜王町の地図を広げたくなるはずですよ。

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