ジョジョのTo be continuedとは?元ネタや曲、ミーム化の理由を徹底解説!

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「あ、これ終わったわ……」

絶体絶命のハプニングが起きた瞬間、画面がセピア色に染まり、どこからともなく聴こえてくるアコースティックギターの音色。そして画面左下には、あのお馴染みの「To Be Continued」という矢印。

SNSやYouTubeのショート動画、TikTokなどで一度は見かけたことがあるのではないでしょうか?実はこれ、世界中で愛されるアニメ『ジョジョの奇妙な冒険』が元ネタなんです。

なぜ、数あるアニメの演出の中で「ジョジョのTo be continued」だけが、これほどまでにネットミームとして定着し、世界中の人々に擦り切れるほど使われ続けているのか。

今回は、その熱狂の正体である楽曲の秘密から、演出のルーツ、そして動画制作に欠かせない「お約束」まで、ジョジョ愛を込めて徹底的に深掘りしていきます。


ジョジョのTo be continuedの正体は「第1部・第2部」のエンディング演出

まず大前提として整理しておきたいのが、この演出がいつ登場したものかという点です。

これは、アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』の第1部「ファントムブラッド」と第2部「戦闘潮流」で採用された特殊なエンディング形式です。

通常のアニメであれば、本編がパッと終わってエンディング曲が流れ始めますよね。しかし、ジョジョは違いました。本編のクライマックス、まさに「これからどうなるんだ!?」という最高に盛り上がったタイミングで、エンディング曲のイントロが静かに、しかし確実に重なってくるのです。

そして、物語が一番いいところで止まった瞬間、画面左下にあの特徴的な矢印が表示される。この「引き」の美学こそが、視聴者の心に強烈なインパクトを残しました。

ちなみに、原作漫画を読んでいる方ならご存知の通り、あの矢印のデザインは原作者である荒木飛呂彦先生がコミックスの巻末に描いていた「続く」のアイコンを忠実に再現したものです。アニメ制作陣の原作愛が、後の世界的ブームの土台を作ったと言っても過言ではありません。

あの印象的なギター曲の正体は伝説のバンド「Yes」の楽曲

「デレレレレレレ……」という、あの耳に残るアコースティックギターのフレーズ。この曲がなければ、ミームとしての成功はなかったでしょう。

この楽曲の正体は、イギリスのプログレッシブ・ロックバンド、Yes(イエス)が1971年に発表した名曲『Roundabout』(ラウンドアバウト)です。

50年以上も前の楽曲が、現代の若者たちの間で「ハプニング動画のテーマ」として親しまれているというのは、音楽の歴史から見ても非常に面白い現象です。

なぜ『Roundabout』が選ばれたのか

原作者の荒木飛呂彦先生は、大の洋楽好きとして有名です。作中に登場するキャラクター名やスタンド名も、有名なバンドやアルバム名から取られていることが多いですよね。

この『Roundabout』という曲は、約8分にも及ぶ壮大な楽曲です。静かなギターの導入部から始まり、急に激しいベースラインが加わって疾走感が増していく構成になっています。

この「静から動へ」という劇的な変化が、ジョジョの物語が持つ「運命の歯車が動き出す感覚」や「予測不能な展開」と完璧にシンクロしたのです。

もしあなたがレコードやハイレゾ音源でこの曲をフルで聴く機会があれば、その複雑で美しい構成に驚くはずです。ミームで使われているのはほんの一部ですが、楽曲全体が持つパワーが、あの短い演出に説得力を与えているのは間違いありません。

なぜ世界中で「ミーム」として爆発的に流行ったのか

さて、ここからが本題です。なぜこのジョジョの演出が、アニメの枠を飛び越えて、ネット上の「共通言語」になったのでしょうか。

その発端は、2010年代半ばに海外の動画共有サービス「Vine」などで流行し始めたことにあります。いわゆる「To Be Continuedミーム」の誕生です。

1. 「ツァイガルニク効果」を突いた完璧なタイミング

人間には、完了した事柄よりも、中断された事柄の方が記憶に残りやすいという心理現象(ツァイガルニク効果)があります。

ミーム動画の多くは、例えば「スケボーで転ぶ直前」「花瓶が割れる瞬間」「背後から誰かが襲いかかる直前」など、物理的な惨劇が起こる直前でストップします。

視聴者は「あちゃー、この後絶対に痛い目を見るぞ」と分かっているのに、その結果を見せてもらえない。この「じらし」の快感が、中毒性を生んでいるのです。

2. 編集のフォーマットが完成されていた

このミームには明確な「型」があります。

  • 映像がセピア色やモノクロに変わる
  • 画面がストップモーションになる
  • 『Roundabout』のイントロが流れる
  • 左下から矢印が出てくる

この4つの要素を組み合わせるだけで、どんな日常の失敗動画も「壮大な運命の物語」のように見えてしまう。この編集のしやすさと面白さのギャップが、動画クリエイターたちの創作意欲を刺激しました。

スマートフォン一台あれば、今では誰でも簡単にこの編集ができるアプリやフィルターが存在します。参入障壁が低かったことも、ブームを加速させた大きな要因でしょう。

ジョジョを知らなくても面白い、知っているともっと面白い

このミームの面白いところは、元ネタである『ジョジョの奇妙な冒険』を全く知らない人たちにも「この曲と矢印が出たら、次はヤバいことが起きる」という共通認識が広がったことです。

いわば、喜劇における「タライが落ちてくる予兆」のような、古典的なギャグの様式美として昇華されたのです。

一方で、ジョジョファンからすれば、このミームを見かけるたびに「あ、これは1部のディオとの戦いを彷彿とさせるな」とか「2部のジョセフならここからどう切り抜けるだろう」といった具合に、作品への愛着を再確認する機会になっています。

アニメ第1部・第2部が放送された当時、毎週この演出を見て「来週まで待てない!」と悶絶していたあのファンたちの熱量が、形を変えて世界中に伝播した結果が、今のミームの姿なのかもしれません。

動画制作で「To be continued」を使いこなすコツ

もしあなたが、自分の動画にこの演出を取り入れたいと思っているなら、いくつか守るべきポイントがあります。これを外すと、いわゆる「ジョジョっぽさ」が薄れてしまいます。

まず大切なのは、「絶望の瞬間」の0.1秒前で止めることです。

完全に転んでしまった後では遅すぎます。浮いている足が地面に着く直前、あるいは何かが爆発する火花が見えた瞬間。そこで止めるのが最も芸術的(ジョジョ的)です。

次に、曲の入り方です。

いきなり激しい部分を流すのではなく、あの「ポーン……」というギターのハーモニクス音を、静かなシーンからうっすらと流し始めること。視聴者に「お、来るぞ来るぞ……」と思わせるタメを作るのがコツです。

最近では、PCを使った本格的な動画編集ソフトだけでなく、TikTokの公式エフェクトなどでもこの演出が再現されていますが、こだわりたい人はぜひ楽曲のタイミングを0.1秒単位で調整してみてください。

時代を超えて愛される「続く」の美学

アニメ放送から10年以上、楽曲リリースからは50年以上が経過してもなお、この演出が廃れない理由は、やはり「物語の続きを想像させる力」が圧倒的に強いからでしょう。

『ジョジョの奇妙な冒険』という作品自体、世代を超えて受け継がれる「血統」と「勇気」の物語です。その精神が、たった数秒のミームの中に凝縮されているからこそ、私たちはこれほどまでに惹きつけられるのかもしれません。

日常のちょっとした失敗も、この演出と音楽を添えるだけで、どこかドラマチックで、どこか愛おしい「運命のワンシーン」に変わります。

もし、あなたの日常でコーヒーをこぼしそうになったり、階段で足を踏み外しそうになったりしたら、心の中で『Roundabout』を再生してみてください。少しだけ、その不運を楽しめるようになるかもしれませんよ。

まとめ:ジョジョのTo be continuedとは?元ネタや曲、ミーム化の理由を徹底解説!

ここまで「ジョジョのTo be continued」について、その歴史からネット文化への影響まで詳しく見てきました。

この演出の凄さは、単なるアニメの一技法にとどまらず、世界中の人々が「ハプニング」を「エンターテインメント」として共有するためのテンプレートを作り上げた点にあります。

  • 元ネタ: アニメ『ジョジョの奇妙な冒険』第1部・第2部のED演出
  • 楽曲: プログレの巨匠「Yes」の名曲『Roundabout』
  • 人気の理由: 絶妙なタイミングでの中断(引きの美学)と、楽曲のドラマチックさ
  • デザイン: 荒木飛呂彦先生の原作漫画に登場する矢印アイコンがベース

今や一つの文化遺産とも言えるこの演出。次にネットで「To Be Continued」を見かけた時は、ぜひその裏側にあるジョジョの壮大な物語や、70年代ロックの深い響きに思いを馳せてみてください。

さて、この記事もそろそろ終わりの時間が近づいてきたようです。

あなたのネットライフが、ジョジョのように奇妙で、そして最高にエキサイティングなものでありますように。

それでは、今回はこの辺で。

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