ジョジョ第3部の強敵!イエローテンパランスの能力とラバーソウルの最期を徹底解説

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『ジョジョの奇妙な冒険 第3部 スターダストクルセイダース』を読み返していると、ふと「こいつ、実は一番手強かったんじゃないか?」と思わされる敵キャラクターがいます。その筆頭候補が、タロットカード「節制」の暗示を持つスタンド、イエローテンパランスを操るラバーソールです。

承太郎をして「これほどゲスな男には罪悪感すらわかない」と言わしめた、あの強烈なキャラクター。そして、物理攻撃が一切通用しないという絶望的なまでの防御力。今回は、このイエローテンパランスの恐るべき能力の仕組みから、本体ラバーソールの愛すべき(?)クズっぷり、そして意外な決着の瞬間までを深掘りしていきます。

肉体と同化する異質のスタンド「イエローテンパランス」

ジョジョのスタンドといえば、背後に守護霊のように現れるビジョンを想像しますが、イエローテンパランスは決定的に違います。これは「肉体と同化するタイプ」のスタンドであり、本体のラバーソールの肌を覆うように存在しています。

見た目はドロドロとした黄色い粘着液のようなスライム状。しかし、その性質は極めて攻撃的です。このスタンドの最大の特徴は、付着した有機物を「食らう」ことで自らのエネルギーに変え、無限に増殖していく点にあります。

作中では、承太郎の腕にほんの小さな破片が付着したところから悲劇が始まりました。無理に剥がそうとすれば肉まで削り取られ、火で焼こうとすればガードされ、氷で冷やせばトゲとなって反撃してくる。まさに「弱点がない」というラバーソールの豪語は、決してハッタリではなかったのです。

ラバーソールの変装能力と「レロレロ」の衝撃

シンガポールのホテルで、花京院典明に化けて承太郎に近づいたシーンは今でも語り草です。イエローテンパランスは形状を自由自在に変えられるため、外見だけでなく声や体臭まで完璧にコピーできます。

ここで飛び出したのが、あの伝説的な擬音「レロレロレロレロ」です。チェリーを舌の上で高速回転させるあの奇妙な動き。初見では「花京院が狂ったのか?」と読者を戦慄させましたが、実はラバーソールなりの変装の詰めが甘かった(あるいは単なる趣味だった)というオチでした。

この「レロレロ」という描写は、後に本物の花京院も同じ特技を持っていることが判明し、シュールな笑いへと昇華されます。しかし、偽物であるラバーソールの執拗なレロレロは、彼のどこか不気味で執念深い性格を象徴する名演出だったと言えるでしょう。

物理攻撃を無効化する最強の防御壁

ジョジョ第3部において、承太郎のスタープラチナは「最強の武力」として描かれています。どんな敵も拳一つで粉砕してきたスタープラチナですが、イエローテンパランスに対してだけは、その拳が届きませんでした。

殴ればスライム状の体が衝撃をすべて吸収し、逆に拳を飲み込もうとしてきます。さらに、イエローテンパランスは物理的な肉体を持っているため、スタンド使いではない一般人にもその姿が見えます。この「実体がある」という特性が、物理法則における圧倒的な強度を生み出しているのです。

もし、戦いの舞台が閉鎖された室内で、逃げ場のない状況だったら、承太郎といえどもジリ貧で食い尽くされていたかもしれません。それほどまでに、このスタンドの「防御=攻撃」というシステムは完成されていました。

卑劣な本体、ラバーソールの「ドゥー・ユー・アンダースタン?」

スタンドがどれほど強力でも、本体の精神性が勝敗を分けるのがジョジョの面白いところです。ラバーソールは、DIOの刺客の中でも特に「小悪党」としての魅力に溢れています。

自分が優勢な時は「DO YOU UNDERSTAND?(ドゥー・ユー・アンダースタンッ!)」と英語を交えて勝ち誇り、相手を徹底的に小馬鹿にします。この自信満々な態度と、鼻につくエリート意識。しかし、いざ自分が窮地に立たされると、そのプライドは一瞬で崩壊します。

鼻の骨を折られただけで「ハンサム顔が台無しだ!」と泣き叫び、承太郎に追い詰められると、ついさっきまでの威勢はどこへやら、ペコペコと命乞いを始める。この「強者には弱く、弱者には徹底的に強い」というキャラクター造形こそが、ラバーソールがファンの記憶に残る理由でしょう。

承太郎が導き出した「水」という唯一の攻略法

無敵に見えたイエローテンパランスを、承太郎はどうやって攻略したのか。それは、スタンドの弱点ではなく「本体の生理現象」を突くという合理的な方法でした。

承太郎は自分を食おうとするイエローテンパランスごと、ラバーソールを道連れにして海へ飛び込みました。どれだけ無敵の鎧を纏っていても、本体は人間です。呼吸をしなければ生きていけません。

水中で息が続かなくなったラバーソールは、呼吸をするために顔の部分のスタンドを解除せざるを得なくなりました。その一瞬の隙、ガードが解けた生身の顔面に、スタープラチナの「オラオラ」が叩き込まれたのです。

この決着シーンは、どんなに特殊な能力を持っていても、最後は「知略」と「覚悟」が勝敗を決めるという、ジョジョのバトルの醍醐味を象徴しています。

ラバーソールの敗北と残した情報

再起不能(リタイア)に追い込まれたラバーソールは、命惜しさに次なる刺客の情報を漏らします。「ハングドマン」のJ・ガイル、そして「エンプレス」のネーナ。

情報を吐き出した後の彼は、もはや脅威でも何でもない、ただの惨めな男でした。最後は排水溝に逃げ込もうとして失敗し、無様に吹っ飛ばされる。このスカッとするような勧善懲悪のラストは、読者に大きなカタルシスを与えました。

ちなみに、この戦いを通じて承太郎は、今後さらに強力なスタンド使いが待ち受けていることを再認識します。イエローテンパランス戦は、旅の厳しさが増していく中での大きなターニングポイントとなったエピソードでした。

なぜイエローテンパランスは語り継がれるのか

連載終了から長い年月が経っても、イエローテンパランスの名が挙がるのは、やはりその「シンプルゆえの強さ」にあります。

後続のシリーズでは、より複雑で概念的な能力が増えていきますが、「触れたら終わり」「物理無効」という直感的な恐怖は、イエローテンパランスならではの魅力です。また、もし彼がDIOへの忠誠心ではなく、自らの野望のために能力を磨いていたら、世界を支配できるほどのポテンシャルを秘めていたかもしれません。

ジョジョの世界観を広げるジョジョの奇妙な冒険のコミックスや、大迫力のアニメ版で彼のアクの強さを再確認すると、改めてその完成度の高さに驚かされます。

ジョジョ第3部の強敵!イエローテンパランスの能力とラバーソウルの最期を徹底解説:まとめ

イエローテンパランスは、その圧倒的な防御力と「食らう」という原始的な恐怖を兼ね備えた、第3部屈指の強敵でした。本体ラバーソールのゲスっぷりも含めて、これほど完成された「噛ませ犬以上の強敵」は他にいないでしょう。

承太郎の機転によって敗れはしたものの、もし戦う場所が海辺でなかったら、歴史は変わっていたかもしれません。あの不気味な黄色い輝きと、耳に残る「レロレロ」の音。

次にジョジョを読み返す際は、ぜひこの「節制」のカードを持つ男の、狡猾で無様な戦いぶりに注目してみてください。きっと、彼の能力がいかに理不尽で、それを打破した承太郎がいかに凄まじかったかが改めて理解できるはずです。

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