「ジョジョの奇妙な冒険」というタイトルを聞いて、独特なポーズや力強い絵柄を思い浮かべる方は多いはずです。しかし、いざ「読んでみよう」「アニメを観てみよう」と思っても、その歴史は35年以上。部数が多く、どこから手をつければいいのか迷ってしまいますよね。
この記事では、ジョジョ シリーズ 一覧を完全網羅し、各部のあらすじや魅力、そして初心者の方がどの順番で楽しむべきかを分かりやすく解説します。
そもそも「ジョジョの奇妙な冒険」とはどんな物語?
1987年から連載が始まったこの物語は、ジョースター家という一族と、邪悪な吸血鬼へと変貌したディオ・ブランドー、そしてその遺志を継ぐ者たちとの数世代にわたる戦いを描いています。
全編を通して流れるテーマは「人間讃歌」です。どんなに絶望的な状況でも、知恵と勇気で運命を切り拓く人間の美しさが描かれています。第3部からは「スタンド」と呼ばれる精神エネルギーを具現化した能力が登場し、現代の能力バトル漫画の礎を築きました。
現在は第9部が連載中ですが、物語は大きく分けて「第1部〜第6部」までのひとつの流れと、「第7部〜第9部」の新しい世界線の2つに分類されます。
第1部:ファントムブラッド(すべての始まり)
物語の幕開けは19世紀末のイギリスです。由緒正しき貴族の跡取り息子、ジョナサン・ジョースターと、養子としてジョースター家に入り込んだ野心家の青年、ディオ・ブランドー。二人の出会いが、数百年にわたる数奇な運命の引き金となります。
ディオは謎の「石仮面」の力で吸血鬼となり、圧倒的な力を手に入れます。対するジョナサンは、師匠ツェペリから伝授された特殊な呼吸法「波紋(はもん)」を武器に立ち向かいます。
情熱的で泥臭い、まさに「正義と悪」の原点がここにあります。
第2部:戦闘潮流(知略と軽快なアクション)
舞台は第1部から50年後、1938年。ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公です。
ジョセフは祖父とは対照的に、お調子者で逃げ足が速く、しかし頭の回転が異常に速い青年です。彼は人類を凌駕する超生物「柱の男」たちの復活に立ち向かうことになります。
波紋エネルギーを応用したトリッキーな戦いと、ジョセフの「次にお前は〜と言う」という名セリフが炸裂する心理戦が大きな見どころです。
第3部:スターダストクルセイダース(スタンド能力の開花)
シリーズで最も人気が高いのが、この第3部です。主人公はジョセフの孫、空条承太郎。
100年の眠りから目覚めた宿敵DIOの影響で、承太郎の母が倒れてしまいます。母を救うため、承太郎とジョセフ、そして仲間たちはDIOが潜むエジプトを目指します。
ここで初めて、背後に現れる守護霊のような能力「スタンド」が登場しました。日本から香港、シンガポール、インド、エジプトへと続くロードムービーのような構成は、今読んでも全く色褪せません。
漫画でじっくり読みたい方はジョジョの奇妙な冒険 第3部をチェックしてみてください。
第4部:ダイヤモンドは砕けない(日常に潜む恐怖)
舞台は1999年の日本、M県S市杜王町。承太郎の祖父ジョセフの隠し子である東方仗助が主人公です。
これまでの世界を股にかけた冒険とは異なり、一つの町の中で物語が進行します。スタンド使いが惹かれ合う町で、仗助たちは自分たちの住む場所を守るため、潜伏する殺人鬼を追うことになります。
ポップな色使いと、どこか親近感のわくキャラクター、そして「日常の中に非日常が混ざり込む」サスペンス要素が非常に高い評価を得ているパートです。
第5部:黄金の風(黄金の精神とギャングの抗争)
舞台は2001年のイタリア。主人公ジョルノ・ジョバァーナは、なんとDIOの息子(体はジョナサンのもの)です。
ジョルノは「ギャングスター」になるという夢を抱き、マフィア組織「パッショーネ」に入隊します。ブチャラティ率いるチームの仲間とともに、組織のボスを倒すための過酷な任務に挑みます。
とにかくキャラクターがスタイリッシュで、戦闘が非常にハイレベル。仲間との絆、そして散っていく者たちの覚悟が美しく描かれ、女性ファンからも絶大な支持を受けています。
第6部:ストーンオーシャン(ジョースター家の終着点)
シリーズ初の女性主人公、空条徐倫(承太郎の娘)が活躍する第6部。
2011年のアメリカ、フロリダ州の刑務所が舞台です。無実の罪で投獄された徐倫は、父・承太郎を救い、背後にいるプッチ神父の野望を阻止するために戦います。
重力が反転したり、記憶がディスク化されたりと、スタンド能力の複雑さは頂点に達します。第1部から続く「ジョースター対DIO」という因縁に一つのピリオドが打たれる衝撃の結末は必見です。
アニメ版も完結しており、映像の迫力も素晴らしいので、Fire TV Stickなどを使って大画面で視聴するのもおすすめです。
第7部:スティール・ボール・ラン(新世界での再始動)
ここから物語は一新されます。世界観がリセットされたパラレルワールドのような設定です。
1890年のアメリカ。北米大陸を横断する総距離約6,000キロの馬術レース「スティール・ボール・ラン」が開催されます。下半身不随の元天才騎手ジョニィ・ジョースターと、謎の鉄球を操る男ジャイロ・ツェペリの友情と成長の物語です。
青年誌に移籍したことで、描写がより緻密で重厚になり、大人の読者も満足できるクオリティになっています。
第8部:ジョジョリオン(記憶と呪いを解く物語)
舞台は再び日本の杜王町。ただし、第4部とは異なる世界の杜王町です。
大震災後の地割れから現れた、記憶喪失の青年・東方定助。自分が何者なのか、そしてこの町に隠された「呪い」とは何なのか。
家系図や謎のフルーツを巡るミステリー要素が強く、これまでのシリーズとは一味違う読後感があります。
第9部:The JOJOLANDS(現在進行形の最新作)
現在、ウルトラジャンプで連載中の最新シリーズです。
ハワイを舞台に、15歳の少年ジョディオ・ジョースターが「大富豪になる」という野望を胸に、仕組み(メカニズム)を攻略していく物語。現代的なSNSの要素や、独自の価値観を持つキャラクターが登場し、これからの展開から目が離せません。
初心者はどこから見るのが正解?
ジョジョ シリーズ 一覧を見ると、そのボリュームに圧倒されるかもしれません。おすすめの入り方は大きく分けて3つあります。
- 王道の順番通り(第1部から)一番の正攻法です。一族の歴史を順番に辿ることで、第3部や第6部の感動が何倍にも膨れ上がります。
- アニメで人気の第3部から「スタンド」という概念を理解しやすく、物語も分かりやすいです。ここを入り口にして、気になったら過去(1部・2部)に戻るというファンも多いです。
- スピンオフの「岸辺露伴は動かない」から第4部に登場する人気キャラ、岸辺露伴を主人公とした短編集です。NHKでのドラマ化や映画化もされており、ジョジョ本編を知らなくてもミステリーとして楽しめます。
漫画で全巻揃えるのが大変という方は、Kindle Paperwhiteなどの電子書籍リーダーを使って、場所を取らずにコレクションするのも賢い選択です。
ジョジョを楽しむためのポイント
ジョジョは単なるバトル漫画ではありません。そのアート性やファッション、セリフ回しは、多くのクリエイターに影響を与えています。
- 独特の擬音: 「メメタァ」「ゴゴゴゴ」「ズキュウウウン」など、耳に残る表現。
- ポージング: 通称「ジョジョ立ち」。彫刻のような不自然かつ美しいポーズ。
- 心理戦: 能力の強さだけでなく、「どう裏をかくか」という頭脳戦の面白さ。
これらに注目しながら読み進めると、ジョジョという作品がなぜここまで長く愛されているのかが分かってくるはずです。
ジョジョ シリーズ 一覧まとめ:自分に合った部から飛び込もう
いかがでしたでしょうか。ジョジョの奇妙な冒険は、一見するとハードルが高そうに見えますが、一度足を踏み入れると抜け出せなくなる魅力に満ちています。
第1部から順を追って一族の絆を噛み締めるもよし、最新の第9部まで一気に駆け抜けるもよし。どの部から始めても、そこには荒木飛呂彦先生が描く情熱的な世界が広がっています。
まずはこの記事で紹介したジョジョ シリーズ 一覧を参考に、あなたが一番興味を惹かれたパートから手に取ってみてください。きっと、あなたの人生を揺さぶるような「黄金の体験」が待っているはずです。

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