ジョジョのタワー・オブ・グレーの強さと恐怖を徹底解説!最速のスタンドに勝つ方法は?

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「ジョジョの奇妙な冒険 第3部」を読み返していて、序盤で最も絶望を感じた敵といえば誰を思い浮かべますか?承太郎のスタープラチナが手も足も出なかった相手、そう、ジョジョのタワー・オブ・グレーです。

物語の初期に登場しながら、その圧倒的なスピードと残虐性で読者に強烈なインパクトを残したこのスタンド。今回は、なぜ彼が「最速」と呼ばれ、一歩間違えればジョースター一行を全滅させていたのか、その強さの秘密や本体の正体について深掘りしていきます。


タワー・オブ・グレー(灰の塔)の基本プロフィール

ジョジョの奇妙な冒険 第3部「スターダストクルセイダース」に登場するタワー・オブ・グレーは、タロットカードの16番目「塔」の暗示を持つスタンドです。

見た目は巨大なクワガタムシのような姿をしており、非常に小さく、そして信じられないほど俊敏です。スタンド能力の多くが「パワー」や「特殊能力」に振られる中で、このスタンドは「回避不能な速度」という一点に特化しています。

本体はグレーフライという名の老人。DIOの刺客として、エジプトへ向かうジョースター一行が乗り込んだ飛行機内で牙を剥きました。


スタープラチナすら翻弄する「絶望的なスピード」

このスタンド最大の特徴は、なんといってもその移動速度です。

作中、空条承太郎のスタープラチナは「至近距離から放たれた銃弾を指で掴む」ほどの反射神経と精密動作性を見せていました。しかし、タワー・オブ・グレーはそのスタープラチナのラッシュを、あざ笑うかのようにすべて回避してしまったのです。

ジョジョの世界において、スタープラチナのスピードに正面から対抗できるスタンドは極めて稀です。物語後半に登場する時を止める能力や、究極のスピードを持つスタンドを除けば、純粋な機動力においてタワー・オブ・グレーはトップクラスに位置します。

しかも、戦いの舞台は逃げ場のない「飛行機の中」という密閉空間。超スピードで飛び回りながら、どこから襲ってくるかわからない恐怖は、まさに「災厄」を象徴するタワーのカードそのものでした。


必殺の「タワー・ニードル」と残虐な攻撃スタイル

タワー・オブ・グレーの攻撃手段は、口の中から飛び出す鋭い「隠し顎(タワー・ニードル)」です。

この針のような器官を使って相手の舌を引き抜く「舌抜き」を得意としています。単にダメージを与えるだけでなく、相手が悲鳴を上げたりスタンドに命令を下したりすることを物理的に封じ込める、非常に理にかなった(そして悪趣味な)攻撃方法です。

機内の壁に犠牲者の舌を使って「MASSACRE(大虐殺)」という文字を刻むなど、その猟奇性は際立っていました。本体のグレーフライが過去に何度も航空機事故を「事故に見せかけて」引き起こしてきたという設定からも、このスタンドがいかに暗殺や大量殺人に適しているかが分かります。

もしこの戦いが、ジョジョの奇妙な冒険 第3部 文庫版で描かれたような航空機内でなければ、犠牲者はさらに増えていたかもしれません。


本体「グレーフライ」の狡猾な正体

タワー・オブ・グレーを操るグレーフライは、見た目はごく普通の、どこにでもいそうな老人です。

彼はDIOから「肉の芽」を植え付けられて操られているわけではありません。自らの意志で、金や欲望のためにDIOに与した「純粋な悪」です。ここが、後に仲間となる花京院やポルナレフとの大きな違いです。

グレーフライは飛行機の乗客に紛れ込み、親切な老人を演じてジョースター一行を油断させました。スタンドの射程距離が非常に長いため、本人は安全な座席に座ったまま、スタンドだけを飛ばして攻撃を仕掛けることが可能です。この「正体を見せないまま一方的に攻撃する」スタイルが、一行を窮地に追い込みました。


花京院典明が魅せた「知略による勝利」

この最速の敵を打ち破ったのは、承太郎ではなく、転校してきたばかりの花京院典明でした。

スタープラチナのような一点集中のパワーでは、小さくて速いタワー・オブ・グレーを捉えることはできません。そこで花京院は、自身のスタンド「ハイエロファントグリーン(法皇の緑)」の特性を最大限に活かしました。

1. 逃げ道を塞ぐ「網」の形成

花京院は機内の座席や床に、ハイエロファントグリーンの体を紐状に解いて張り巡らせました。相手がどこへ移動しても、必ず自分の体に触れるような「罠」を仕掛けたのです。

2. 弾幕による誘導

「エメラルドスプラッシュ」を乱射することで、タワー・オブ・グレーの回避ルートを限定させました。どれほど速くても、移動できる場所がなくなれば回避は不可能です。

3. 同時多角攻撃

最後は、回避した先で待ち構えていたハイエロファントグリーンの触手によって、タワー・オブ・グレーを串刺しにしました。

この戦いは「パワー最強のスタンドが必ずしも勝つわけではない」という、ジョジョのスタンドバトルの本質を読者に提示した名シーンです。


なぜタワー・オブ・グレーは「最強候補」の一角なのか

ファンの間では「もしタワー・オブ・グレーがもっと後半に登場していたら?」という議論がしばしばなされます。

もし戦いの場所が広い屋外であれば、そのスピードをさらに活かせたはずですし、射程距離の長さを利用して本体を完全に隠し通していれば、ジョースター一行は誰が攻撃してきているのかさえ分からずに全滅していた可能性があります。

「承太郎のパンチを避けた」という事実は、それだけでジョジョ界における殿堂入りの実績と言っても過言ではありません。


ジョジョのタワー・オブ・グレーから学ぶスタンドバトルの醍醐味

このエピソードは、単なる序盤の敵との戦い以上の意味を持っています。

まず、スタンドのビジュアルが「クワガタ」という、一見すると地味なモチーフであること。しかし、その小さな体が弾丸以上の速度で襲ってくるというギャップが恐怖を煽ります。

次に、属性の相性です。承太郎(近距離パワー型)が苦手とする相手を、花京院(遠距離・トラップ型)が補うというチームプレイの重要性が描かれました。これが後の「エジプトへの旅」における連携の基礎となったのは間違いありません。

ジョジョの奇妙な冒険 スターダストクルセイダース Blu-rayなどで映像として確認すると、そのスピード感と花京院の冷徹なまでの計算高さがより鮮明に伝わってきます。


最後に:ジョジョのタワー・オブ・グレーが残した功績

いかがでしたでしょうか。

ジョジョのタワー・オブ・グレーは、第3部の幕開けにおいて「スタンド能力には無限のバリエーションがあること」「知略がパワーを凌駕すること」を教えてくれた象徴的なキャラクターでした。

グレーフライという老人の執念と、タワー・オブ・グレーの圧倒的なスピード。そして、それを冷静に分析して撃破した花京院の美学。改めて読み返してみると、序盤の数話とは思えないほどの密度が詰まっています。

もしあなたがこれからジョジョを読み始める、あるいは読み返そうとしているなら、ぜひこの「最速の虫」との戦いに注目してみてください。承太郎たちが経験した最初の「死の恐怖」がそこにあるはずです。

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