「ジョジョの奇妙な冒険」という作品は、読む者の魂を震わせる独特の熱量を持っていますよね。あの濃密な世界観を、自分の手で操作して体験したい……。そんなファンの願いを叶えてくれるのが「ジョジョの格ゲー」というジャンルです。
格闘ゲームとしてのストイックな駆け引きを楽しみたい人もいれば、推しキャラの特殊演出を隅々まで堪能したい人もいるでしょう。しかし、いざ遊ぼうと思うと「どのハードで、どのタイトルを遊ぶのが正解なの?」と迷ってしまうことも少なくありません。
今回は、伝説的な名作から最新の決定版まで、ジョジョ格ゲーの歴史とそれぞれの魅力を徹底的に紐解いていきます。あなたにとっての「最高の一本」を見つけるガイドとして活用してください。
2D格闘ゲームの最高峰「未来への遺産」が愛され続ける理由
ジョジョの格闘ゲームを語る上で、絶対に避けて通れないのが1990年代に登場したジョジョの奇妙な冒険 未来への遺産です。カプコンが開発を手がけたこの作品は、第3部「スターダストクルセイダース」を舞台にした2D対戦格闘ゲームです。
なぜ、20年以上経った今でも世界中に熱狂的なファンが存在し、有志による大会が開かれ続けているのでしょうか。その理由は、圧倒的なドット絵の書き込みと、格闘ゲームとしての「完成度」にあります。
スタンド出現システムという発明
このゲームの最大の特徴は、ボタン一つで「本体モード」と「スタンドモード」を切り替えられるシステムです。
- 本体モード:機動力が高く、リーチは短いが小回りが利く。
- スタンドモード:リーチが伸び、攻撃力が増すが、削りダメージを受けるリスクがある。
この使い分けが、原作の「スタンド使い同士の化かし合い」を見事に再現しています。特に、スタンドを切り離して本体と同時に波状攻撃を仕掛ける「タンデムアタック」は、格ゲー史上でも屈指の爽快感と戦略性を誇ります。
職人芸が光る演出の数々
DIOの「世界(ザ・ワールド)」による時止め演出や、承太郎の「オラオララッシュ」の重み。これらが2Dドットの滑らかなアニメーションで描かれる様は、もはや芸術の域です。現在の美麗な3Dグラフィックスとはまた違う、当時の開発スタッフの執念のような「原作愛」が、画面の端々から伝わってきます。
レトロゲーム環境を整える必要はありますが、格ゲーとしての純粋な面白さを追求したいなら、今なおこの作品が筆頭候補に挙がります。
歴代キャラが集結する「オールスターバトル R」の衝撃
2Dの名作が「未来への遺産」なら、ジョジョの歴史を全方位から網羅した現代の決定版がジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル R(ASBR)です。
2013年に発売された無印版から大幅な進化を遂げ、第1部から最新の第9部までのキャラクターがクロスオーバーする夢のようなタイトルとなっています。
圧倒的な参戦キャラクター数
ASBRの最大の魅力は、なんといっても50体を超えるプレイアブルキャラクターの数です。
- ジョナサンやジョセフといった歴代主人公
- DIO、カーズ、吉良吉影といったカリスマ的なヴィラン
- さらには、マニアックなサブキャラクターまで
これだけの面々が、アニメ版の声優陣による新録ボイスで喋り、動き回ります。特殊な「掛け合い」も豊富で、原作では実現しなかった「親子対決」や「世代を超えた共闘」が目の前で繰り広げられる瞬間は、ファンなら鳥肌が立つこと間違いなしです。
格闘ゲームとしてのブラッシュアップ
前作で指摘された「ゲームスピードの遅さ」は、本作で劇的に改善されました。ヒットストップの調整や、ダッシュキャンセルの導入により、スピーディーでコンボの自由度が高いゲームへと進化しています。
また、新たに導入された「アシストシステム」により、控えのキャラクターを呼び出して追撃させたり、敵のコンボを割り込んだりといった現代的な格ゲー要素も追加されました。これにより、単なる「キャラゲー」の枠を超えた奥深い対戦が可能になっています。
初心者でも安心!ジョジョ格ゲーを楽しむための救済措置
「格ゲーってコマンド入力が難しそう」「コンボなんて覚えられる気がしない」という不安を抱えている方も多いはずです。しかし、近年のジョジョ格ゲー、特にASBRはそのあたりが非常に親切に設計されています。
イージーコンボの魔法
ASBRには、弱攻撃ボタンを連打するだけで、そのキャラクターの基本コンボからド派手な超必殺技(ハートヒートアタック)までを自動で繰り出してくれる「イージーコンボ」機能が搭載されています。
これにより、複雑なコマンド練習をせずとも、対戦の形を作ることができます。まずはボタンを連打して、ジョジョらしいスタイリッシュな演出を楽しむところからスタートできる。このハードルの低さは、ファンにとって大きな救いですよね。
原作再現を「見る」楽しさ
対戦そのものに勝てなくても、ステージのギミック(馬車が突っ込んでくる、カエルが降ってくるなど)や、各キャラ固有のポージングを見ているだけで満足感があります。格ゲーとしての勝利を目指す道もあれば、好きなキャラの美しい3Dモデルを鑑賞する道もある。ASBRはそんな懐の深いゲームと言えます。
プレイスタイル別:あなたにぴったりのジョジョ格ゲーはどれ?
ここまで紹介した2大タイトルに加え、過去には対戦アクションとしての側面が強いジョジョの奇妙な冒険 アイズオブヘブンなども発売されています。では、今のあなたが選ぶべきはどれでしょうか。
競技的な対戦を楽しみたいなら
迷わず「未来への遺産」をチェックしてみてください。格ゲーとしてのフレーム単位の駆け引き、読み合いの鋭さは、現代のゲームにも引けを取りません。3部の世界観に特化している分、システムも非常に濃密です。
歴代キャラの掛け合いを楽しみたいなら
最新のASBR一択です。最新ハードであるPlayStation 5やNintendo Switch、PCで手軽に遊べるのも大きなメリット。家族や友人とワイワイ遊ぶパーティーゲームとしての側面も持っています。
3D空間を自由に駆け回りたいなら
対戦格闘のフォーマットからは少し外れますが、2対2のタッグバトルを楽しめる「アイズオブヘブン」がおすすめ。こちらは平面的なライン移動ではなく、3Dフィールドを自由に走り回れるため、より「能力バトル」に近い感覚を味わえます。
ジョジョの格ゲーを120%楽しむためのデバイス選び
格闘ゲームをプレイする上で、操作性は勝敗を分ける重要な要素です。標準のコントローラーでも十分楽しめますが、より本格的に、あるいは快適に遊びたいならデバイスにもこだわってみましょう。
アーケードコントローラーの導入
「未来への遺産」のようにコマンド入力がシビアなゲームや、ASBRで本格的なコンボを狙いたい場合は、アーケードコントローラーがあると格段に操作しやすくなります。レバー操作による「カチカチ」という感触は、まさにゲームセンターの興奮そのものです。
格闘ゲーム向けパッド
アケコンは場所を取るし、音が気になるという方には、十字キーの操作性が向上したファイティングパッドも選択肢に入ります。格ゲー特有の斜め入力が入りやすくなるだけで、ストレスは劇的に軽減されます。
ファンなら体験しておくべき「演出」のこだわり
ジョジョ格ゲーの素晴らしさは、単に殴り合うだけではなく「いかにジョジョらしく勝つか」という点に注力されていることです。
例えば、ASBRにおける「プッツンキャンセル」。これは特定の動作を強制的に中断して次の行動に移るシステムですが、その名称一つとっても原作のセリフから引用されています。また、体力が一定以下になると発動する「覚悟モード」や、ステージの端でトドメを刺すと発生する「シチュエーションフィニッシュ」など、原作のあの名シーンを再現するための仕掛けがこれでもかと詰め込まれています。
こうした細かいこだわりを一つ一つ発見していく作業は、ファンにとって至福の時間となるはずです。
まとめ:ジョジョ 格ゲーおすすめ決定版!未来への遺産からASBRまで違いや魅力を徹底比較
ジョジョの奇妙な冒険という作品は、時代を超えて新しいファンを獲得し続けています。それに呼応するように、ジョジョの格ゲーもまた、レトロな名作から最新の技術を駆使したリマスター版まで、幅広い選択肢が用意されています。
今回ご紹介したように、それぞれのタイトルには明確な強みがあります。
- 格ゲーとしての極限の完成度を誇る「未来への遺産」
- 全世代のファンを満足させる圧倒的ボリュームの「ASBR」
もしあなたが、今すぐ手軽にジョジョの世界に飛び込みたいのであれば、最新のジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rを手に取るのが最もスムーズな選択でしょう。初心者向けのサポート機能も充実しており、何より歴代キャラが勢揃いする豪華さは他の追随を許しません。
一方で、格闘ゲームというジャンルそのものに深く沈み込みたいなら、2Dドットの金字塔である過去作を探求するのもまた一興です。
「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」という問いに答える必要はありませんが、あなたがこれから遊ぶジョジョ格ゲーの一戦一戦は、きっと忘れられない体験になるはずです。自分に合ったスタイルで、魂を震わせるバトルを今すぐ体験してみてください。
「ジョジョ 格ゲーおすすめ決定版!未来への遺産からASBRまで違いや魅力を徹底比較」というテーマでお届けしましたが、この記事があなたのジョジョライフをより熱くする一助となれば幸いです。

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