ジョジョ6部ペルラ・プッチの悲劇とは?ウェザーとの関係や死因、プッチ覚醒の理由を解説

この記事ではアフィリエイトプログラムを利用して商品を紹介しています。アマゾンアソシエイトプログラムに参加しています。

『ジョジョの奇妙な冒険 第6部 ストーンオーシャン』を語る上で、避けては通れないあまりにも切なく、そして残酷なエピソードがあります。それが、物語の黒幕であるエンリコ・プッチ神父の妹、ペルラ・プッチを巡る物語です。

彼女の存在は、ジョジョ史上でも屈指の「ボタンの掛け違い」が生んだ悲劇として読者の心に深く刻まれています。なぜ彼女は命を落とさなければならなかったのか。そして、彼女の死がどのようにして最強の敵・プッチ神父を誕生させたのか。

今回は、ペルラとウェザー・リポートの禁断の恋、そしてその裏に隠された血縁の秘密について詳しく紐解いていきます。


ペルラ・プッチという女性と彼女を愛した二人

ペルラ・プッチは、プッチ神父の実の妹として登場します。イタリア系の家系で、裕福かつ厳格な家庭に育った彼女は、非常に純粋で心優しい性格の持ち主でした。

物語の舞台が2011年のグリーン・ドルフィン・ストリート刑務所になるずっと前、1980年代の回想シーンで彼女の物語は描かれます。彼女は街で一人の青年、ウェス・ブルーマリンと出会い、恋に落ちました。このウェスこそが、後のウェザー・リポートです。

二人の恋は、どこにでもある若者同士の清らかなものでした。しかし、運命はあまりにも残酷な悪戯を仕掛けます。実はウェスは、赤ん坊の頃に病院で取り違えられた(厳密には子供を亡くした女性に盗まれた)、プッチ神父の双子の弟だったのです。

つまり、ペルラとウェスは「実の兄妹」でした。本人たちはその事実を一切知らず、運命に導かれるように惹かれ合ってしまったのです。


兄プッチ神父が直面した「神の試練」と誤算

この恐ろしい真実に最初に気づいたのは、神学生だった兄のエンリコ・プッチでした。彼は告解(懺悔)を聞く立場にあり、ウェスを盗んだ女性から、死の間際に真実を打ち明けられます。

自分の最愛の妹が、死んだと思っていた実の弟と恋仲にある。神職を志すプッチにとって、これは耐えがたい「近親相姦」という罪でした。しかし、告解の内容を他人に漏らすことは神への背信行為であり、妹に直接真実を告げることもできません。

ここでプッチが選んだ道が、すべての悲劇の引き金となります。彼は自分の手を汚さず、穏便に二人を別れさせるために「何でも屋」を雇いました。

「あの男を脅して、妹の前から消してくれ」

プッチの願いはそれだけでした。しかし、依頼を受けた男は、人種差別的な思想を持つ過激な人物でした。ウェスの育ての父親が黒人であったことを知った男は、仲間を引き連れてウェスをリンチし、木に吊るし上げるという暴挙に出たのです。


ペルラ・プッチの壮絶な死因とその瞬間

悲劇は連鎖します。ボロボロになったウェスを発見したペルラは、彼がすでに息絶えていると思い込んでしまいました。

絶望に打ちひしがれた彼女が選んだのは、愛する人の後を追うことでした。彼女はウェスの亡骸(実際にはまだ生きていたのですが)を前に、近くの崖から身を投げます。これがペルラの直接の死因となりました。

プッチが現場に駆けつけたとき、すでにペルラは冷たくなっていました。良かれと思って、妹を罪から救おうとして動いた結果が、最愛の妹の自殺を招くという最悪の結末。

この時、プッチは妹の亡骸を抱きしめながら絶叫します。そのあまりの喪失感と、「妹の記憶だけでも、魂だけでも救いたい」という強烈な執念が、DIOから授かっていた「矢」の力と共鳴しました。


プッチ覚醒の理由とホワイトスネイクの誕生

ペルラの死の瞬間、プッチ神父のスタンド能力「ホワイトスネイク」が目醒めます。

このスタンドには、人の心や記憶、そしてスタンド能力を「DISC」として抜き出す力があります。なぜこのような能力だったのか。それは、死にゆくペルラから「せめて思い出だけでも失いたくない」「彼女の心を形にして留めておきたい」というプッチの切実な祈りが具現化したものだと解釈されています。

しかし、能力の覚醒と引き換えに、プッチの心からは人間らしい温かみが消えていきました。彼は自分の過ちを認める代わりに、「これは避けられない運命だったのだ」と思い込むようになります。

「悪いのは自分ではない。運命が最初から決まっていたことが問題なのだ。ならば、すべての人間が自分の運命をあらかじめ知ることができれば、覚悟を持って絶望を乗り越えられるはずだ」

この歪んだ正義感が、後に世界を巻き込む「天国へ行く方法」へと繋がっていくのです。ペルラの死は、一人の聖職者を、運命を支配しようとする狂信的な怪物へと変貌させてしまいました。


生き残ったウェザー・リポートの呪い

一方で、死んだと思われていたウェス(ウェザー)は生きていました。しかし、彼は愛するペルラを失った衝撃で、無意識のうちに天候を操るスタンド能力を発現させます。

彼の怒りは凄まじく、街全体にカタツムリを発生させるなどの異常現象を引き起こしました。プッチは、復讐に燃える弟からペルラの記憶をDISCとして抜き取り、彼の記憶を封印することで、一時的に事態を収束させます。

こうして、名前も記憶も失った男「ウェザー・リポート」が誕生しました。彼が物語の後半で記憶を取り戻したとき、プッチへの激しい憎悪が再燃するのは、すべてこのペルラの悲劇が根源にあるからです。

もしジョジョのグッズやコミックスを改めて読み返したい方は、ジョジョの奇妙な冒険 第6部をチェックしてみてください。この過去編を読んだ後に本編を見返すと、プッチ神父の言葉一つ一つの重みが変わって聞こえるはずです。


ジョジョ6部ペルラ・プッチの悲劇とは?ウェザーとの関係や死因、プッチ覚醒の理由を解説:まとめ

ペルラ・プッチの人生は、あまりにも短く、そして翻弄されたものでした。

  • ウェザーとの関係: 知らずに愛し合った実の兄妹。
  • 死因: 恋人が殺された(と誤認した)ことによる投身自殺。
  • プッチ覚醒の理由: 妹を失った絶望と、その魂を繋ぎ止めたいという渇望。

彼女の死は、プッチ神父という悪役を完成させるための単なる舞台装置ではありません。ジョジョという作品が長年描き続けてきた「運命」という重力に、一人の少女が真っ向から衝突してしまった結果なのです。

プッチ神父が目指した「天国」は、妹のような悲劇を二度と起こさないための救済だったのか、それとも自分の罪から逃げるための言い訳だったのか。

この記事を通じて、ペルラという一人の女性が物語に刻んだ深い傷跡と、その意味について想いを馳せていただければ幸いです。ジョジョの物語をより深く理解するために、ぜひ原作の過去編をもう一度じっくりと読み返してみてくださいね。

次は、プッチ神父が最後にたどり着いた「メイド・イン・ヘブン」の能力の真意について、一緒にお話ししましょうか。

コメント

タイトルとURLをコピーしました