ジョジョ7部マルコの正体とは?ジャイロが救った少年のその後と衝撃の結末を徹底解説

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『ジョジョの奇妙な冒険 Part7 スティール・ボール・ラン(SBR)』を読み終えたとき、胸に込み上げる熱い感情と同時に、言いようのない「切なさ」を感じた方は多いのではないでしょうか。その中心にいるのが、ジャイロ・ツェペリが命を懸けて救おうとした少年、マルコです。

物語の全編を通して、ジャイロの行動原理であり続けた「マルコの救済」。しかし、その結末はあまりにもジョジョらしく、そして残酷なまでに現実的でした。今回は、マルコの正体や彼を巡る冤罪の背景、そしてジャイロの死闘の末に訪れた「その後」について、徹底的に解説していきます。


マルコという少年の正体と彼が背負わされた過酷な運命

物語の冒頭から名前が登場するマルコは、ネアポリス王国で靴磨きをしていたごく普通の少年です。彼は特別なスタンド能力を持っているわけでも、高貴な血筋を引いているわけでもありません。

しかし、彼が置かれた状況は絶望的でした。ある日、彼が靴を磨いていた客が、実は国家反逆を企てていた組織の一員だったのです。当時のネアポリス王国の法律は非常に厳格で、「反逆者に関わった者は、たとえ子供であっても同罪」とされていました。

現場に居合わせ、ただ仕事として靴を磨いていただけのマルコは、実質的な無実(冤罪)でありながら死刑判決を受けてしまいます。この「システムの不条理」こそが、ツェペリ家の跡取りとして死刑執行人を務めていたジャイロ・ツェペリの心を激しく揺さぶることになりました。


ジャイロ・ツェペリが「納得」のためにレースへ挑んだ理由

ジャイロの父、グレゴリオ・ツェペリは「法は国家の意志であり、執行人は感情を持ってはならない」と説きました。しかし、ジャイロはどうしても自分自身を「納得」させることができませんでした。

罪を犯した者を処刑するのは法務官の義務。しかし、何の罪もない子供をシステムの都合だけで殺すことは、彼にとっての「正義」に反していたのです。ジャイロが北米大陸横断レース「スティール・ボール・ラン」に参加した最大の目的は、優勝者に与えられる「国王の特赦」を得ることでした。

彼が求めたのは名声でも富でもなく、一人の少年の命を救い、自分自身の魂を救済すること。ジョジョの奇妙な冒険 第7部を読み返すと、ジャイロがいかに「納得」という言葉を重んじていたかが分かります。


運命の悪戯?ジャイロの死とマルコへの恩赦

物語のクライマックス、ジャイロは宿敵ファニー・ヴァレンタイン大統領との激闘の末、ジョニィに「全て」を託して戦死します。ジャイロ自身の手でマルコの元へ戻り、彼を牢獄から連れ出すという願いは、直接的には叶いませんでした。

しかし、物語の結末(エピローグ)で意外な事実が明かされます。

ネアポリス王国で政変が起こり、古い体制が崩壊したことで、マルコに「恩赦」が下りたのです。ジャイロがレースで優勝せずとも、歴史のうねりの中でマルコは釈放されました。ジャイロの戦いは無駄だったのか、あるいは見えない力が働いたのか。読者の間でも長く議論されるポイントです。


衝撃の結末。釈放されたマルコを待ち受けていた「その後」

マルコが釈放されたという報せに、読者は一時的な安堵を覚えます。ジャイロの遺志は報われたのだと。しかし、その直後に語られるナレーションの一文が、ファンの心に深い傷跡を残しました。

「釈放された少年マルコは、その数年後、流行病(風邪)によって病死した」

この衝撃の事実。ジャイロがあれほどまでに苦しみ、命を投げ出してまで守ろうとした命が、あっけなく病気で失われてしまったのです。

これを「バッドエンド」と捉えるか、あるいは「それこそが人生」と捉えるか。荒木飛呂彦先生が描くジョジョの世界観は、常に甘い期待を裏切ります。しかし、この一見報われない結末こそが、SBRという物語のテーマである「黄金の回転」や「祈り」をより一層際立たせているのです。


なぜ荒木先生はマルコを死なせたのか?物語の深い意図

なぜ、わざわざマルコを病死させる必要があったのでしょうか。そこには「人間の力ではどうしようもない領域」への畏怖が込められていると考えられます。

ジャイロが説いた「テニスのネット際のボール」の比喩を覚えているでしょうか。ボールがネットに当たったとき、どちら側に落ちるかは誰にも分からない。人間ができるのは、精一杯の力を尽くしてボールを打つことだけです。

ジャイロは自分の全力を尽くして「マルコを救う」という一打を放ちました。その結果、マルコが自由の身になれたのはジャイロの意志の勝利です。しかし、その後の彼の寿命までは、人間(ジャイロ)がコントロールできる範疇ではありませんでした。

ジャイロが求めていたのは「結果」ではなく、自分が信じる道を進むという「納得」でした。マルコが後に病死したとしても、ジャイロが彼のために戦ったという事実と、その過程でジョニィに与えた影響は消えることはありません。


ジョニィ・ジョースターに受け継がれたジャイロの遺志

マルコの存在は、主人公ジョニィ・ジョースターの精神的成長にも不可欠でした。当初、自分の足が動くようになること(マイナスの状態からゼロへ戻ること)しか考えていなかったジョニィ。

しかし、ジャイロと共に旅をし、彼が「他人のために(マルコのために)」全てを賭けて戦う姿を見る中で、ジョニィの心境は変化していきます。ジャイロの死を乗り越え、遺体を取り戻そうとするジョニィの姿は、まさにジャイロから受け継いだ「受け継がれる者」の象徴でした。

スティール・ボール・ラン 全巻セットで通して読むと、ラストシーンでジョニィがジャイロの遺骨と共に故郷へ帰る場面の重みがより一層増します。マルコが死んだという事実は、この旅が「奇跡を願うおとぎ話」ではなく、血の通った「人間の物語」であることを証明しているのです。


ジョジョ7部マルコの正体とは?ジャイロが救った少年のその後と衝撃の結末を徹底解説のまとめ

いかがでしたでしょうか。マルコという少年は、物語の表舞台に立つことはほとんどありませんでしたが、彼の存在こそが『スティール・ボール・ラン』を動かす巨大な歯車でした。

今回のポイントを振り返ります。

  • マルコは冤罪で死刑を待つだけの靴磨きの少年だった。
  • ジャイロは彼を救うことで、自分自身の「納得」を得ようとした。
  • 結末としてマルコは釈放されたが、数年後に病死するという皮肉な運命を辿った。
  • この結末は、人間の意志の尊さと、運命の無常さを同時に描いている。

マルコの人生は短かったかもしれませんが、彼の存在があったからこそ、ジャイロとジョニィの物語はこれほどまでに美しく、気高いものになったと言えるでしょう。

ジョジョの奇妙な冒険 画集などで当時の美麗なイラストを眺めながら、彼らの駆け抜けた北米大陸の旅に思いを馳せてみてはいかがでしょうか。

ジョジョ7部マルコの正体とは?ジャイロが救った少年のその後と衝撃の結末を徹底解説、最後までお読みいただきありがとうございました。

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