ジョジョ出演の声優・内山昂輝が演じたキャラは?橋本陽馬からバオーまで徹底解説!

ジョジョ
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「ジョジョの奇妙な冒険」という巨大な物語の宇宙の中で、ひときわ異彩を放つ演技を見せた声優がいます。それが、内山昂輝さんです。

クールで透明感があり、どこか退廃的な色気を感じさせる彼の声は、荒木飛呂彦先生が描く「奇妙な世界」に驚くほど馴染みます。しかし、ジョジョのメインシリーズ(1部〜6部のアニメ本編)を振り返っても「あれ、どこに出ていたっけ?」と首をかしげる方もいるかもしれません。

実は内山昂輝さんが演じたのは、スピンオフ作品やゲーム、そして伝説的な「あの短編」の強烈なキャラクターたちなのです。

今回は、内山昂輝さんがジョジョ・ワールドで命を吹き込んだキャラクターたちを徹底的に深掘りします。これを読めば、彼の演技がいかに作品のクオリティを引き上げているかが分かるはずです。


『岸辺露伴は動かない』で魅せた「橋本陽馬」の狂気

内山昂輝さんのジョジョ出演作として、まず絶対に外せないのがOVA『岸辺露伴は動かない』のエピソード「ザ・ラン」です。ここで彼が演じたのは、読者にトラウマ級のインパクトを与えた青年、橋本陽馬(はしもと ようま)でした。

筋肉の神に選ばれた男の変貌

物語の始まり、橋本陽馬はモデルプロダクションにスカウトされたばかりの、ごく普通の、むしろ少し内気な印象すら与える青年として登場します。しかし、プロのモデルとして「肉体を作る」という目的を与えられた瞬間、彼の内側に眠っていた異常性が目覚めました。

内山さんの演技の真骨頂は、この「徐々に壊れていく過程」にあります。最初は淡々とトレーニングをこなしていた声が、次第に他者の存在を排除し、己の筋肉のみを信奉する狂信者のような響きへと変わっていくのです。

「ザ・ラン」最大の見どころ:ランニングマシンでの死闘

クライマックスであるスポーツジムでの岸辺露伴との対決。時速25kmという猛スピードで走るランニングマシン上でのデッドヒートは、もはやスポーツではなく命の削り合いでした。

ここで内山さんは、呼吸の一つひとつ、滴る汗の音さえ聞こえてきそうなほどリアルな緊張感を声で表現しました。特に、露伴を追い詰めた際の「勝負を妨害する者は、たとえ誰であっても許さない」という冷徹な殺意。内山さんの持ち味である低体温な声が、逆に熱狂的な狂気を際立たせていました。

この役を演じるにあたり、内山さんは独特の呼吸法や、限界まで追い込まれた人間が発する瞬発的な声を研究したといいます。その結果、アニメ史に残る「美しくも恐ろしい悪役」が誕生したのです。


荒木ワールドの原点『バオー来訪者』の橋沢育朗を再定義

ジョジョ本編の枠を超えて、荒木飛呂彦先生の初期の傑作『バオー来訪者』の主人公・橋沢育朗(バオー)を演じているのも内山昂輝さんです。

ゲーム『ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルR』での活躍

厳密にはジョジョのキャラクターではありませんが、ゲームジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトルRにおいては、レジェンド的なゲストキャラクターとして参戦しています。

橋沢育朗は、秘密組織ドレスによって生物兵器「バオー」を植え付けられた少年です。普段は心優しい少年ですが、ひとたびバオーが発動すれば、容赦ない戦闘マシンへと変貌します。

内山さんは、この「宿命を背負った少年の悲哀」と「生物兵器としての野獣性」を、見事なバランスで演じ分けました。

伝説の擬音「バルバルバルバル!」の衝撃

荒木作品といえば独特の擬音が有名ですが、バオーを象徴するのが「バルバルバルバル!」という叫びです。これを声優が実際に口にするのは非常に難易度が高いのですが、内山版バオーはこの咆哮をスタイリッシュかつ力強く表現しました。

旧作からの続投、そして新録を経て磨き上げられたその声は、古参の荒木ファンからも「内山さんで正解だった」と高い支持を得ています。


実写映画やPVで見せる「影の立役者」としての存在感

内山昂輝さんとジョジョの縁は、キャラクターを演じることだけにとどまりません。その魅力的な声質を活かし、ナレーションという形でも作品を支えています。

実写映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』の特報ナレーション

高橋一生さんが主演を務め、大きな話題を呼んだ実写映画岸辺露伴 ルーヴルへ行く。この作品の特報映像が公開された際、ナレーションの声に耳を澄ませたファンがSNSで沸き立ちました。

クレジットに内山昂輝さんの名前があったからです。

アニメ版で橋本陽馬という強烈なキャラクターを演じた彼が、実写版の世界観を導入する語り手を務める。この粋な演出は、メディアミックスの垣根を越えたファンサービスとなりました。彼の低く落ち着いたトーンは、ルーヴル美術館という神秘的な舞台設定に完璧にマッチしていました。

コミックスPVでのミステリアスな語り

また、スピンオフ漫画『岸辺露伴は動かない』の単行本発売を記念したPVでも、内山さんはナレーションを担当しています。

岸辺露伴が遭遇する「奇妙な現象」を、第三者の視点から、あるいは事件を俯瞰するような冷徹さで語るその声は、読者の想像力を刺激します。櫻井孝宏さんが演じる「動く露伴」に対し、内山さんは「物語を包み込む影」のような役割を果たしているといえるでしょう。


なぜ内山昂輝の声はジョジョの世界に必要なのか?

ジョジョという作品は、キャラクターの個性が極めて強く、セリフ回しも独特です。そこに内山昂輝さんの声が加わることで、どのような化学反応が起きているのでしょうか。

「静」の中に潜む「動」の表現

内山さんの声は、一見するとクールで感情の起伏が少ないように聞こえます。しかし、その奥底にはマグマのような熱量や、制御不能な狂気が隠されています。

ジョジョの登場人物、特に悪役やライバルキャラクターは、表面的には紳士的だったり理知的だったりしても、内側に「譲れない信念」や「異様な執着」を抱えていることが多いですよね。この「二面性」を表現するのに、内山さんの声質は唯一無二の武器になります。

欠落感とエロティシズム

内山さんが演じるキャラクターには、どこか「心の欠落」を感じさせる脆さがあります。橋本陽馬も、肉体に執着することで精神のバランスを失っていきました。この危うさが、荒木先生の描く耽美的な絵柄と重なり、独特の色気(エロティシズム)を生み出しているのです。

ファンの間では「内山さんの声には、ジョジョ特有の緊迫感を引き出す特別な周波数がある」とまで言われるほど、その相性の良さは折り紙付きです。


今後のジョジョ・シリーズで期待される役割

現在はスピンオフやゲームでの出演が中心ですが、ファンが期待してやまないのは、やはりアニメ本編への本格参戦でしょう。

7部『スティール・ボール・ラン』への期待

ジョジョファンの間で常に議論されるのが「今後アニメ化されるなら、どの役を誰に演じてほしいか」という話題です。

特に第7部『スティール・ボール・ラン』は、北米大陸横断レースを舞台にした壮大な人間ドラマ。主人公のジョニィ・ジョースターや、敵対する大統領の部下など、複雑な内面を持つ青年キャラクターが数多く登場します。

内山昂輝さんのファン、そしてジョジョファンの多くが「ジョニィの持つ、漆黒の殺意と絶望から這い上がる意志を、内山さんの声で聴きたい」と切望しています。橋本陽馬で見せたあのストイックな演技を知っているからこそ、過酷なレースを戦い抜く少年の声として、彼ほど適任な人物はいないと感じるのでしょう。

8部『ジョジョリオン』の奇妙な空気感

また、第8部『ジョジョリオン』の舞台である杜王町の、どこか不気味で日常が浸食されていくような空気感も、内山さんの声質に非常に合っています。謎を追う側でも、謎を仕掛ける側でも、彼が登場するだけで物語のミステリー要素が一段と深まることは間違いありません。


ジョジョ出演の声優・内山昂輝が演じたキャラは?橋本陽馬からバオーまで徹底解説!:まとめ

内山昂輝さんは、ジョジョという壮大な物語において、決して「数多くいる声優の一人」ではありません。

『岸辺露伴は動かない』で見せた橋本陽馬の狂気。

『バオー来訪者』で見せた橋沢育朗の宿命。

そして映画やPVで見せる、作品の世界観を決定づけるナレーション。

彼が演じてきたのは、いずれも「ただの人間」ではなく、何かに取り憑かれ、あるいは何かの宿命に翻弄される、極めてエッジの効いたキャラクターばかりです。内山さんの繊細かつ力強い演技は、荒木飛呂彦先生が描く「人間讃歌」の精神を、また別の角度から美しく照らし出しています。

次にジョジョのアニメを観る時、あるいはゲームをプレイする時は、ぜひジョジョの奇妙な冒険の各作品を手に取って、内山昂輝さんの「声」の芸術に耳を傾けてみてください。きっと、それまで気づかなかったキャラクターの新しい一面が見えてくるはずです。

そしてこれからも、この奇妙な冒険のどこかで、内山さんの魅力的な声に出会えることを期待しましょう。


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