「ジョジョの奇妙な冒険」を読み進めていて、ふと「あれ?今の主人公って前のシリーズとどう繋がってるんだっけ?」と混乱したことはありませんか?
1987年の連載開始から40年近く。ジョジョの物語は単なるバトル漫画ではなく、数世代にわたる「血の宿命」を描く壮大な大河ドラマです。特に第6部で世界が一巡し、第7部からはパラレルワールドとも言える新世界が舞台になったことで、家系図の複雑さはピークに達しています。
2026年現在、最新シリーズである第9部『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』の連載も絶好調。そこで今回は、第1部から最新第9部までを網羅した「ジョジョの家系図最新版」を徹底解説します。
歴代ジョジョたちの繋がりを整理して、物語の深淵をのぞいてみましょう。
伝説の始まり!第1部から第6部までの「旧世界」ジョースター家
まずは、すべてのファンが通る道である「旧世界(第1〜6部)」の家系図をおさらいしましょう。ここは一本の太い線で繋がった、純然たる直系の物語です。
全ての源流:ジョナサン・ジョースター
19世紀イギリス。心優しい貴族の青年ジョナサン・ジョースターと、侵略者の野望を持つディオ・ブランドー(DIO)の出会いからすべては始まりました。ジョナサンはエリナ・ペンドルトンと結婚し、彼の死後、エリナのお腹にいた子が次代へと血を繋ぎます。
黄金の精神の継承者たち
ジョナサンの孫にあたるのが、第2部の主人公ジョセフ・ジョースターです。彼はスージーQと結婚し、娘のホリィが空条貞夫と結婚。その息子が、シリーズ屈指の人気を誇る第3部の主人公、空条承太郎です。
ここで少し家系図が枝分かれします。
- 東方仗助(第4部): 実はジョセフが60代の頃、日本の東朋子と浮気をして生まれた「隠し子」です。承太郎にとっては年下の叔父にあたります。
- ジョルノ・ジョバァーナ(第5部): ジョナサンの肉体を奪ったDIOが残した息子。生物学的にはジョナサンの息子であり、ジョセフの叔父、承太郎の大叔父という驚愕の立ち位置です。
- 空条徐倫(第6部): 承太郎の娘。旧世界のトリを飾る、ジョースター直系の血を引く女性主人公です。
この第6部のラストで世界は一巡し、私たちの知る「ジョースター家の歴史」は一度リセットされることになります。
新世界への転生!第7部・第8部で再構築された新たな血統
第7部『スティール・ボール・ラン』からは、これまでの歴史とは切り離された「新世界」の物語が展開されます。名前が同じキャラクターが登場しても、設定や血縁関係がガラリと変わっているのが面白いポイントです。
ジョニィ・ジョースターと東方家の結びつき
新世界のジョナサンに相当するのが、ジョニィ・ジョースターです。彼はアメリカでのレース後、日本の東方理那と結婚します。これがきっかけで、ジョースターの血筋は日本の「杜王町」に住む東方家と深く関わることになります。
第8部『ジョジョリオン』の複雑な構造
第8部の主人公、東方定助はさらに特殊です。彼は「ジョニィの玄孫にあたる吉良吉影」と「空条仗世文」という二人の青年が、謎の土地の力で融合して生まれた存在です。
この世界では、吉良家もジョースターの血を引いています。第3部の宿敵だった吉良の名が、新世界ではジョースターの系譜に組み込まれているという皮肉な逆転現象が起きているのです。
ついに判明!第9部主人公ジョディオ・ジョースターのルーツ
さて、ここからが最新の情報です。第9部『The JOJOLands』の主人公ジョディオ・ジョースターは、一体どこから来たのでしょうか?
ジョセフ・ジョースター(新世界版)の登場
第8部の終盤で、新世界におけるジョセフ・ジョースター(通称:文くん)の姿が描かれました。彼はジョニィの孫にあたります。
この新世界のジョセフもまた、スージーQという女性と結婚しています。ここまでは旧世界と同じですが、その後の展開が異なります。彼らにはホリィという娘の他に、もう一人の娘がいたことが判明しました。
ジョディオの母「バーバラ・アン」
第9部の主人公ジョディオと、その兄ドラゴナ・ジョースターの母親こそが、ジョセフの次女「バーバラ・アン・ジョースター」です。
つまり、ジョディオたちはジョニィ・ジョースターの直系にあたります。第8部の吉良吉影(新世界版)とはいとこ同士のような関係性であり、まさにジョースターの正統なる末裔と言えるでしょう。
読者が混乱しやすい「空条」と「ジョースター」の最新関係
ジョジョを読んでいると「空条承太郎はこの世界では誰なの?」という疑問が必ず浮かびます。最新の家系図を整理すると、その役割が分散されていることがわかります。
役割を引き継ぐ者たち
新世界において、承太郎というキャラクターがそのまま登場することはありません。しかし、その「属性」や「血縁」は以下のキャラクターたちに分割して継承されているようです。
- 吉良吉影(8部): ホリィの息子であり、母を救おうとする意志は承太郎そのもの。
- 空条仗世文(8部): 名前に「空条」を冠し、星のアザを持つ青年。
- ジョディオ・ジョースター(9部): 承太郎のようなクールさと強引さを併せ持ち、ジョースターの星のアザを継承。
このように、新世界では「一人の承太郎」を探すよりも、ジョースターの意志がどのようにバラバラに、そして新しく組み合わさっているかを楽しむのが正解かもしれません。
時代を超えて受け継がれる「星のアザ」の象徴性
ジョースター家の家系図を読み解く上で、欠かせないのが左肩にある「星のアザ」です。これは旧世界でも新世界でも変わらず、彼らがジョースターの血を引く証として描かれています。
第9部におけるアザの意味
最新作のジョディオやドラゴナにも、当然このアザが存在します。しかし、第9部のテーマは「仕組み(メカニズム)」と「大富豪になること」。これまでの「正義のために戦う」という形とは少し異なり、自分たちの居場所や価値を守るために血の力を使うという、より現代的でリアルなスタンスになっています。
血統が複雑になればなるほど、このシンプルな「星の印」が読者にとっての羅針盤になるのです。
ジョジョの家系図最新版!9部までの血統と歴代主人公の繋がりまとめ
いかがでしたでしょうか。第1部から最新第9部まで、ジョースター家の血脈は形を変え、世界を変えながらも、常に物語の中心にあり続けています。
ここで、最新の繋がりを簡単におさらいしましょう。
- 第1〜6部(旧世界): ジョナサンから徐倫まで一直線の血統。
- 第7〜8部(新世界): ジョニィから始まり、東方家や吉良家と複雑に絡み合う。
- 第9部(最新): ジョニィの孫であるジョセフ(新世界版)の血を引き、ハワイで生きるジョディオとドラゴナ。
ジョジョの物語を深く味わうには、コミックスを読み返しながらこの家系図を辿るのが一番の近道です。もし手元に全巻揃っていないなら、ジョジョの奇妙な冒険 第1部 カラー版から改めてその歴史を追いかけてみるのもいいかもしれません。最新の第9部を読む前に、第8部ジョジョリオンを再読しておくと、ジョディオたちの出自がより鮮明に理解できるはずです。
家系図を理解すれば、最新話の一コマ一コマに隠された荒木飛呂彦先生の「血統へのこだわり」が見えてくるようになります。次はぜひ、あなた自身の目で、ジョディオたちが切り拓く新しいジョースターの歴史を見届けてください。

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