『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』には、個性的すぎるキャラクターが次々と登場しますよね。その中でも、初登場時のインパクトと、その後の「激変ぶり」で読者の記憶に深く刻まれているのが**間田敏和(はざまだ としかず)**です。
一時は主人公の東方仗助や空条承太郎を絶体絶命のピンチに追い込んだ実力者(?)でありながら、物語が進むにつれてどこか憎めないマスコット的な立ち位置へと変化していった彼。今回は、間田敏和のスタンド能力「サーフィス」の正体や、作中での生死、さらには天才漫画家・岸辺露伴との意外な接点について、深掘りして解説していきます。
間田敏和とは?屈折したオタク気質の高校生
間田敏和は、ぶどうヶ丘高校に通う3年生。仗助や康一にとっては1学年上の先輩にあたる存在です。
彼のキャラクターを一言で表すなら「陰湿で執念深いオタク」といったところでしょうか。自分の世界を強く持っている反面、周囲に対する劣等感や、自分をバカにした人間を許さないという強い攻撃性を秘めています。
初登場シーンでは、自分を無視したテニス部の後輩に対して、スタンド能力を使って凄惨な報復を行うなど、第4部における初期の「本格的な敵」として描かれました。しかし、敗北して入院した後は、その攻撃性が「趣味への情熱」へとスライドし、物語のスパイス的な役割を担うようになります。
ちなみに、ジョジョファンの間でよく話題に上がるのが、彼の「身長」です。初登場時は仗助と並んでも遜色ない体格だったのに、再登場したときには広瀬康一と同じくらいのミニサイズに。これは作者の荒木飛呂彦先生いわく、精神的な変化やキャラクターの役割を視覚的に表現した結果なのだとか。
スタンド能力「サーフィス(表面)」の恐怖と弱点
間田のスタンド「サーフィス(表面)」は、非常にトリッキーな能力を持っています。その正体は、木製のデッサン人形を媒介としたスタンドです。
完璧なコピー能力
サーフィスが対象となる人間に触れると、その人物の外見、声、性格、さらには筆跡や指紋まで、寸分違わずコピーします。見た目だけなら、親しい人間であっても見分けるのは不可能に近いでしょう。
ジョジョの奇妙な冒険 第4部を読み返すとわかりますが、空条承太郎に変身した際の完成度は、あの仗助でさえ一瞬騙されてしまったほどです。
強制的な同期アクション
この能力の真に恐ろしい点は、コピーされた対象者が「サーフィスと同じ動きを強制させられる」という点です。
サーフィスが自分の右腕を上げれば、コピー元の人間も自分の意志に反して右腕を上げてしまいます。間田はこの能力を利用して、仗助に自分自身の目を突かせようとしたり、仲間同士を戦わせようとしたりしました。
サーフィスの弱点とは?
これほど強力な能力ですが、弱点もはっきりしています。
本体である間田自身の戦闘能力は低く、あくまで「デッサン人形」がベースであるため、物理的な衝撃で破壊されると能力が解除されてしまいます。また、コピー対象が鏡越しに自分を見るなど、特定の状況下で動きの同期が乱れることもありました。
間田敏和は死亡した?物語のその後を追う
ジョジョの敵キャラといえば、再起不能(リタイア)になったあとの生死が気になるところですが、間田敏和は死亡していません。
仗助との戦いで重傷を負い、一度は病院送りになりますが、退院後は平穏な(?)学園生活に戻っています。第4部の後半では、杜王町に潜む殺人鬼・吉良吉影を追う仗助たちの活動を、町の一住人として見守るようなポジションになりました。
最終回のラストシーンでも、同じく元敵キャラである小林玉美と一緒に歩いている姿が描かれており、平穏な日常を謳歌していることがわかります。かつての凶悪な野心は消え失せ、今ではすっかり「ちょっと態度のデカい先輩」として馴染んでいるのが、第4部らしい温かみを感じさせますね。
岸辺露伴との意外な関係と「ファン心理」
間田敏和を語る上で欠かせないのが、超人気漫画家・岸辺露伴とのエピソードです。
実は間田、露伴の描く漫画『ピンクダークの少年』の大ファンなのです。退院後、広瀬康一を誘って露伴の自宅へサインをもらいに行くシーンは、彼のオタク気質が全開になる名場面と言えるでしょう。
- 憧れの対象への熱狂: 普段は斜に構えている間田が、露伴の前ではただの熱心なファンに変貌します。
- ヘブンズ・ドアーの犠牲(?): 結局、この訪問がきっかけで康一は露伴のスタンド能力を体験することになりますが、間田自身も露伴という強烈な個性に圧倒されることになります。
このエピソード以降、間田は物語の核心に深く関わることは少なくなりますが、「漫画家とファン」という関係性は、物語に独特のリズムを生み出しました。
鋼田一豊大(スーパーフライ)戦で見せた協力姿勢
物語の終盤、鉄塔に住む男・鋼田一豊大との戦いでも間田は顔を出します。
この時の彼は、かつて承太郎を殺そうとした男とは思えないほど協力的(というか野次馬的)です。仗助たちに鉄塔の情報を教えたり、戦いの行方をハラハラしながら見守ったりする姿は、完全に「味方サイドの住人」です。
このように、一度拳を交えた相手がいつの間にか近所の知り合いのようになっている空気感こそが、第4部が多くのファンに愛される理由の一つではないでしょうか。間田はその変化を最も分かりやすく体現したキャラクターと言えます。
ジョジョ4部「間田敏和」の能力は?死亡や再登場、岸辺露伴との意外な関係を徹底解説!:まとめ
間田敏和は、初期の尖った悪役から、物語後半のコミカルなバイプレーヤーへと見事な転身を遂げたキャラクターです。
彼の持つスタンド「サーフィス」は、もし間田がもっと戦略的な悪党であれば、物語をバッドエンドに導きかねないほど強力なものでした。しかし、彼のどこか小物臭い人間性と、敗北を経て「日常」を受け入れた姿勢が、彼を死なせずに生き残らせたのかもしれません。
ジョジョの奇妙な冒険の物語を彩る、一癖も二癖もある脇役たち。間田敏和の視点でもう一度第4部を読み返してみると、杜王町という町の深みがより一層感じられるはずです。
もしあなたが間田のような「ちょっと危ないけど憎めないキャラ」に興味を持ったなら、ぜひ彼が再登場するエピソードをチェックしてみてくださいね。次は、彼と仲の良い小林玉美についても詳しく調べてみると面白いかもしれませんよ!

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