ジョジョ「闇の一族」とは?柱の男との違いやカーズの目的、悲劇の過去を徹底解説!

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『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズの中でも、その圧倒的なスケールと絶望感で読者を震え上がらせた存在。それが第2部『戦闘潮流』に登場する「闇の一族」です。

「柱の男」という呼び名の方が馴染みがあるかもしれませんが、彼らは単なる石仮面の吸血鬼とは一線を画す、地球の食物連鎖の頂点に君臨する超生物。今回は、彼らの正体や恐るべき能力、そしてリーダーであるカーズが抱いた悲しき野望について、深く掘り下げていきます。


闇の一族と吸血鬼は決定的に何が違うのか

まず整理しておきたいのが、第1部の宿敵ディオのような「吸血鬼」と、第2部の「闇の一族(柱の男)」の違いです。

一言で言えば、吸血鬼は「闇の一族が作った道具によって変質した人間」に過ぎません。闇の一族にとって、吸血鬼は捕食対象、いわば「家畜」や「スタミナ食」のような存在です。

圧倒的な生命エネルギーの差

闇の一族は、人間とは比較にならないほどの長寿と知能、そして強靭な肉体を持っています。指先から分泌される強力な消化液で、触れた相手を細胞レベルで分解し、そのまま体内に吸収してしまいます。

吸血鬼が人間の血液を必要とするのに対し、彼らは生物そのものをエネルギーとして丸ごと摂取するのです。この捕食シーンの生々しさは、当時の読者に「勝てるわけがない」と思わせる絶望感を与えました。

自由自在な肉体変化

彼らの最大の特徴は、自分の肉体を分子レベルで操れる点にあります。骨の数を増やしたり、関節をあり得ない方向に曲げたり、あるいは他人の体に潜り込んだりと、物理的な法則を無視したような動きが可能です。

この「個体としての完成度」こそが、闇の一族を闇の一族たらしめている理由なのです。


石仮面の創造主カーズと一族の悲劇的な過去

なぜこれほどまでに強力な種族が、物語の時点ではたった4人しか生き残っていなかったのでしょうか。そこには、天才的な知能を持ったカーズの野望と、一族内の血塗られた抗争がありました。

禁断の発明「石仮面」

数万年前、闇の一族は平和に暮らしていました。しかし、カーズは満足していませんでした。一族の唯一の弱点である「太陽」を克服し、真の意味で世界を支配したいと考えたのです。

そこでカーズが生み出したのが、脳の潜在能力を物理的に引き出すジョジョ 石仮面です。しかし、この仮面を自分たちに使うには、エネルギーが足りませんでした。人間が被れば吸血鬼になりますが、闇の一族が被っても、少し骨針が脳を刺激する程度で終わってしまったのです。

同族殺しの果てに

カーズの過激な思想と、石仮面によって増大する食欲を危惧した一族の長老たちは、彼を処刑しようと決定します。しかし、カーズと彼に賛同したエシディシは、自分たちの親を含む一族全員を惨殺。

生き残ったのは、カーズとエシディシ、そしてまだ赤ん坊だったワムウとサンタナの4人のみ。彼らは「エイジャの赤石」を求めて、数万年の眠りにつく旅へと出ることになったのです。


柱の男たちの個性が光る「流法(モード)」の世界

柱の男たちは、それぞれ自然界の属性を操る「流法(モード)」を駆使して戦います。これがスタンド能力とはまた違った、肉体言語的な面白さを生んでいます。

戦闘の天才・ワムウの「風の流法」

ワムウは戦士としての誇りが非常に高く、ジョセフが最も敬意を払ったライバルです。彼の操る「風の流法」は、関節の高速回転によって真空の裂け目を作り出します。

奥義「神砂嵐」は、その圧倒的な破壊力で波紋使いを次々と葬りました。また、自らの姿を透明にする「風のプロテクター」など、攻守ともに隙のない戦い方が特徴です。

熱き策士・エシディシの「熱の流法」

エシディシは、血液の温度を500℃以上に上昇させ、血管を体外へ伸ばして攻撃する「怪焔王(かいえんおう)」の使い手です。

彼の恐ろしさは、戦闘中に突然号泣して感情をリセットするような、精神的な「不気味さ」にあります。ジョセフの裏をかく知略戦は、第2部のベストバトルのひとつと言えるでしょう。

リーダー・カーズの「光の流法」

カーズは、前腕から飛び出す高周波の刃「輝彩滑刀(きさいかっとう)」を操ります。この刃は、どんなに硬い物質もバターのように切り裂き、光を反射してキラリと輝きます。

彼は勝つためなら手段を選ばない冷酷さを持っていますが、一方で仲間への思い入れや、自然の動植物を愛でるような意外な一面も持ち合わせていました。


究極生命体への進化と物語の結末

カーズの最終目的は、石仮面に「エイジャの赤石」をはめ込み、太陽を克服した「究極生命体(アルティメット・シイング)」になることでした。

弱点のない完璧な存在

ついに進化したカーズは、もはや波紋すら効かない、不老不死の存在となります。鳥のような翼を持ち、魚の鱗を持ち、あらゆる生物の能力を数倍の威力で再現できる。

この時のカーズの絶望的な強さは、ジョジョシリーズ全体を見渡してもトップクラスです。ジョジョの奇妙な冒険 第2部を読み進める読者の誰もが、「どうやって勝つんだ?」と息を呑んだはずです。

宇宙への追放という唯一の解決

物理的な攻撃が一切通用しなくなった究極カーズに対し、ジョセフが取った手段は「倒す」ことではなく「地球から追い出す」ことでした。

火山の噴火エネルギーを利用して宇宙空間へとはじき飛ばされたカーズは、凍りつき、死ぬことができないまま宇宙を彷徨うことになります。そして、次第に考えることをやめたのでした。


ジョジョ「闇の一族」とは?柱の男との違いやカーズの目的、悲劇の過去を徹底解説!のまとめ

「闇の一族」は、ジョジョの歴史における「石仮面」のルーツであり、人類がかつて対峙した最大の脅威でした。

彼らがただの悪役として終わらないのは、滅びゆく種族としての悲哀や、ワムウに見られる戦士としての矜持が描かれていたからでしょう。カーズが求めた「太陽の克服」という純粋なまでの野望は、結果として彼を孤独な宇宙の旅人へと変えてしまいました。

もし彼らが現代に蘇っていたら、スタンド使い相手にどのような戦いを見せたのか。そんな想像を巡らせながら、改めて第2部を読み返してみるのも面白いかもしれません。

ジョジョの奇妙な冒険 文庫版を手に取り、彼らの伝説をその目で確かめてみてください。

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