「ジョジョの奇妙な冒険」という作品を語るうえで、絶対に外せないのが唯一無二の「セリフ回し」ですよね。アニメやSNS、あるいは友人との会話の中で「これ、元ネタはジョジョだったんだ!」と驚いた経験はありませんか?
作者の荒木飛呂彦先生が生み出すフレーズは、単なる漫画のセリフを超えて、もはや一つの文化(ミーム)として定着しています。格好いいのはもちろん、どこかシュールで、それでいて人間の本質を突いている。だからこそ、30年以上経っても色あせることなく愛され続けているんです。
今回は、数ある名シーンの中から「ジョジョの面白いセリフ」を厳選してご紹介します。ネットでよく見るあの構文から、明日から会社や学校で(勇気があれば)使える便利なフレーズまで、その魅力と背景を徹底的に深掘りしていきましょう!
ネットで一度は見かけたはず!超有名な伝説級セリフ
まずは、ジョジョを読んだことがなくても「これ聞いたことある!」となる、ネット上の共通言語と化したセリフから見ていきましょう。
「あ…ありのまま 今 起こった事を話すぜ!」(ポルナレフ)
第3部の主要キャラクター、ポルナレフが宿敵DIOの館で放った一言です。
階段を登っていたはずなのに、気づいたら元の位置に降りていた……という、理解不能な事態(実はDIOのスタンド能力)に直面した際の混乱が表現されています。
この後に続く「催眠術だとか超スピードだとか、そんなチャチなもんじゃあ断じてねえ」という必死の解説を含めて一つの完成された構文になっていますよね。SNSで「予想外すぎる出来事が起きた時」の書き出しとして、これほど便利な言葉はありません。
「だが断る」(岸辺露伴)
第4部に登場する漫画家、岸辺露伴の代名詞的なセリフです。
敵に命を人質に取られ、「仲間を差し出せば助けてやる」という、普通なら「はい」と言うしかない絶望的な状況で言い放ちました。
ポイントは、一度「本当か? 助けてくれるのか?」と相手に期待を持たせてから、最高にスカした顔で突き放す点。単なる拒絶ではなく、自分の信念(黄金の精神)を貫くための強烈なプライドが詰まっています。仕事で無理難題を押し付けられた際、心の中で唱える人が続出するのも頷けます。
「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」(DIO)
第1部で、何人の命を奪ってきたのかと問われた際の返答です。
人間を「糧(パン)」としか見ていない吸血鬼としての圧倒的な冷酷さが、この短い一文に凝縮されています。あまりに例えが日常的(パン)なせいで、恐怖を通り越してどこかシュールな面白さを生んでいます。
「そこにシビれる!あこがれるゥ!」(取り巻きの少年たち)
第1部の序盤、悪役であるディオがヒロインの唇を奪うというゲスな行動をした際、後ろで見ていた取り巻きたちが発した歓声です。
普通なら引いてしまうような悪行を、あえて熱狂的に称賛するという独特のテンションが、ジョジョという作品の「熱量」を象徴しています。誰かが突き抜けた行動をした時に送る最高の賛辞(あるいは皮肉)として定着しました。
日常生活を「ジョジョ風」に彩る!使い勝手抜群のセリフ
ジョジョのセリフは、実は私たちの日常生活における「喜怒哀楽」にぴったりフィットするものが多いんです。
「おまえの次のセリフは『〇〇』という!」(ジョセフ・ジョースター)
第2部の主人公、ジョセフが得意とする心理戦の決め台詞です。
相手の反応を完璧に読み切り、口にする前に先回りして言ってしまう。言われた相手が「ハッ!」として、そのまま同じセリフを繰り返してしまうシーンは、ジョジョ屈指の爽快ポイントです。友人のリアクションが読み切れた時に使うと、一気にその場の空気がジョジョ色に染まります。
「ブラボー!おお…ブラボー!!」(ポルナレフ)
何かを絶賛したい時、単に「すごい」と言うよりも100倍気持ちが伝わります。ポルナレフのように、少しオーバーな身振りを加えながら使うのがコツ。相手を称えつつ、場を和ませるユーモアも兼ね備えています。
「最高に『ハイ!』ってやつだアアアアアハハハハハ!」(DIO)
テストで良い点を取った、欲しかったゲームが手に入った、仕事が早く終わった……そんな絶好調な時に心の中で叫びたいフレーズです。自分のこめかみに指を当てるポーズをセットにすれば、気分はもう世界の支配者です。
「ンマイなぁぁあぁぁーッ!」(虹村億泰)
第4部でトニオさんの料理を食べた億泰のリアクションです。
ただの「美味しい」ではありません。あまりの美味さに涙を流し、垢(あか)が出るほど新陳代謝が活発になるレベルの感動です。ランチで感動的な一皿に出会った際、ジョジョの奇妙な冒険を片手にこのセリフを思い出してみてください。
独特すぎる!ジョジョ流の「罵倒と怒り」のセリフ
ジョジョの面白さは「罵倒」のバリエーションにもあります。直球から回りくどいものまで、荒木節が炸裂しています。
「ド低能がァーーーッ」(フーゴ)
第5部で、勉強を教えていた仲間のナランチャが計算を間違えた(16×55=28)瞬間に放たれた罵声。フォークで頬を刺すという過激な演出も相まって、読者に強烈なインパクトを残しました。あまりにストレートすぎる悪口は、逆に清々しささえ感じさせます。
「質問を質問で返すなーっ!!」(吉良吉影の父)
会話の主導権を握ろうとする相手に対する、もっともな、しかし激しすぎる怒り。Q&AサイトやSNSのレスバトルで、論点をずらされた時にこれほど刺さる言葉はありません。
「吐き気をもよおす『邪悪』とはッ!」(ブチャラティ)
「何も知らない無知なる者を利用すること」を指して言った重い言葉です。
ビジネスシーンでの不誠実な対応や、人を欺くような行為に対して、「それは単なるミスではなく、邪悪だ」と断じるこのフレーズは、強い正義感を感じさせます。
奇妙さがクセになる!シュールで面白い名シーン
最後は、理屈抜きに「なんでそうなるの?」と笑ってしまう、ジョジョならではのシュールなセリフを紹介します。
「この味は!……ウソをついてる『味』だぜ……」(ブチャラティ)
初対面の主人公・ジョルノの顔をいきなり舐めて、その汗の味から嘘を見抜くという衝撃のシーン。
「汗を舐めて嘘を判別する」という設定自体が、ジョジョを知らない人からすれば「どういうこと?」とツッコミ待ちな状況。しかし、作中では大真面目に行われており、そのギャップが最高に面白いのです。
「メメタァ」(擬音)
セリフではありませんが、ジョジョを語る上で無視できない「音」です。
カエルを岩越しに波紋で殴った時の音なのですが、その語感の良さからファンの間では動詞として使われることも。「メメタァする」といった具合に、ジョジョ特有の擬音はそれ自体がキャラクターのような存在感を放っています。
「おまえは…自分の『運』を使い果たして死ぬんだ」(空条承太郎)
第3部のラスト、最強の敵DIOを倒した際の一言。
「俺が怒ったから負けたんだ」という理屈もそうですが、承太郎の言い回しは常に「強者の余裕」と「独特の詩的表現」が混ざり合っており、かっこよすぎて少し笑えてくるという絶妙なラインを攻めてきます。
まとめ:ジョジョの面白いセリフで毎日を刺激的に!
「ジョジョの奇妙な冒険」には、今回紹介しきれなかった名セリフがまだまだ山のようにあります。
これらの言葉がなぜ面白いのか。それは、単なるキャラクターの喋り言葉ではなく、荒木飛呂彦先生の「人間讃歌」というテーマに基づいた、魂の叫びだからです。
たとえ滑稽に見えるシーンでも、キャラクターたちは常に真剣(マジ)です。その真剣さが、私たちの日常に「クスッ」とした笑いと、少しの勇気を与えてくれます。
もしあなたが、退屈な日常に少しの刺激が欲しいなら、ぜひジョジョの奇妙な冒険 文庫版を手にとってみてください。ページをめくるたびに、あなたの語彙力に新しい、そして強烈な「ジョジョの面白いセリフ」が加わっていくはずです。
「納得」は全てに優先する――。
このセリフの意味がわかった時、あなたも立派なジョジョ好き(ジョジョラー)の仲間入りです!

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