「ジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風」を観ていて、思わず鳥肌が立った瞬間はありませんでしたか?
イタリアの街並みを駆け抜けるジョルノたちの姿、そしてここぞというタイミングで流れる劇伴。ジョジョ5部は、シリーズの中でも特に「音楽」が物語のスタイリッシュさと緊迫感を極限まで引き上げている作品です。
今回は、ファンなら絶対に外せない「処刑用BGM」の秘密から、歴代のオープニング・エンディング、そしてキャラクターたちの名前の由来となった洋楽元ネタまで、ジョジョ 黄金 の 風 曲の魅力を余すことなくお届けします!
聴くだけで勝利を確信する「処刑用BGM」の正体
ジョジョ第5部を語る上で、絶対に避けて通れないのが通称「処刑用BGM」です。ジョルノ・ジョバァーナが反撃に転じ、敵を圧倒するシーンで流れるあの曲。イントロが聞こえた瞬間に「あ、これ勝ったわ」と確信させてくれる、魔法のような楽曲ですよね。
伝説のメインテーマ「il vento d’oro」
この曲の正式名称は「il vento d’oro(黄金の風)」。作曲を手がけたのは、第3部からアニメジョジョの音楽を支え続けている天才・菅野祐悟氏です。
この曲がなぜこれほどまでに支持されているのか。それは、ジャズ、ロック、そしてクラシックが見事に融合した独創的な構成にあります。特に中盤、静寂を切り裂くように鳴り響く**「ピアノソロ」**。ここからジョルノの「無駄無駄ラッシュ」が始まる流れは、もはや芸術の域と言っても過言ではありません。
ネット上では「このピアノが聞こえたら、敵の敗北は確定」「掃除中にかけると作業効率が爆上がりする」と、日常のモチベーションアップのために聴いているファンも多いようです。
音楽で表現される「黄金の精神」
菅野氏はインタビューなどで、イタリアの乾いた空気感や、ギャングたちのストイックな生き様を音に込めたと語っています。単に激しいだけでなく、どこか気品と哀愁が漂うメロディ。これこそが、ジョルノたちの「覚悟」を象徴しているのです。
物語を加速させる歴代オープニングテーマ
アニメの顔とも言えるオープニング曲。第5部では、物語の進展に合わせて2つの楽曲が用意されました。どちらも作品のテーマである「運命への反逆」を色濃く反映しています。
宿命に立ち向かう「Fighting Gold」
第1クールを飾ったのは、Coda(小田和奏)さんが歌う「Fighting Gold」です。第2部の「BLOODY STREAM」でもお馴染みの歌声が、5部の重厚な世界観にマッチしていました。
歌詞には「運命を切り拓く」といった力強いフレーズが並び、黄金のような輝きを持つ魂を讃えています。映像演出でも、キャラクターたちが鎖に繋がれながらも、自らの意志で進もうとする姿が印象的でしたね。
究極の演出「裏切り者のレクイエム」
第2クールからの「裏切り者のレクイエム」は、ハセガワダイスケさんが担当。物語がボスの正体へと迫り、組織への反逆が決定定的になる展開を加速させました。
この曲の最大の見どころは、アニメ本編の演出とリンクした「特殊OP」です。ボスのスタンド「キング・クリムゾン」によって時間が消し飛ばされたり、最終局面ではジョルノの「ゴールド・E・レクイエム」によって時間が戻されたりする演出は、リアルタイム視聴者を熱狂させました。
センスの塊!エンディングに隠された洋楽の深み
ジョジョといえば、原作者の荒木飛呂彦先生が愛する洋楽をエンディングに起用するのが伝統です。第5部では、イタリアの舞台にふさわしい「大人な選曲」が光りました。
官能的なR&B「Freek’n You」
前半のエンディング曲に選ばれたのは、Jodeci(ジョデシィ)の「Freek’n You」。1995年に発表されたこの曲は、非常にメロウでセクシーなR&Bです。
最初は「ギャングものにこの曲?」と驚いたファンも多かったようですが、スタイリッシュな作画と合わさると不思議とマッチするから驚きです。ジョルノたちの持つ「若さ」と「色気」を際立たせる見事な選曲でした。
壮大な終焉「Modern Crusaders」
後半のエンディングは、Enigma(エニグマ)の「Modern Crusaders」。クラシックの名曲「おお、運命の女神よ」をサンプリングした、非常に荘厳でドラマチックな楽曲です。
彫刻のように描かれたキャラクターたちが積み重なっていく映像と相まって、「真実から出た誠の歩み」を求める彼らの殉教者的な側面を美しく描き出しました。
知ると100倍面白い!スタンド名の「元ネタ」楽曲リスト
ジョジョの醍醐味といえば、キャラクターやスタンドの名前の由来となっている実在のアーティストやアルバムですよね。ここでは、第5部に登場する主要メンバーの「音楽的ルーツ」を見ていきましょう。
これらをイヤホンで聴きながら原作を読み返すと、荒木先生がそのキャラクターに込めたイメージがより鮮明に伝わってきます。
護衛チーム:伝説のアーティストたちの共演
- ジョルノ・ジョバァーナ(ゴールド・エクスペリエンス)元ネタは、プリンスのアルバム『The Gold Experience』。天才と称されたプリンスの多才さと、ジョルノの創造的な能力がリンクします。
- ブローノ・ブチャラティ(スティッキィ・フィンガーズ)ザ・ローリング・ストーンズの名盤が由来。ジッパーを使った能力は、このアルバムジャケットの衝撃的なデザインへのオマージュかもしれません。
- レオーネ・アバッキオ(ムーディー・ブルース)イギリスのプログレッシブ・ロックバンド。過去を再生する能力と、バンドの幻想的なサウンドが見事に重なります。
- グイード・ミスタ(セックス・ピストルズ)パンク・ロックの象徴的バンド。ミスタの破天荒ながらも義理堅い性格が、パンクの精神を感じさせます。
- ナランチャ・ギルガ(エアロスミス)アメリカを代表するハードロックバンド。戦闘機型のスタンドに、ダイナミックなバンド名がぴったりです。
- パンナコッタ・フーゴ(パープル・ヘイズ)ジミ・ヘンドリックスの名曲。破壊的なウイルスの恐怖が、サイケデリックな楽曲のイメージと重なります。
暗殺チームと敵勢力:こだわり抜かれた選曲
敵キャラクターたちにも、荒木先生の深い音楽愛が注がれています。
- リゾット・ネエロ(メタリカ):ヘヴィメタルの帝王。磁力を操る冷徹な能力に、これ以上ない名前です。
- プロシュート(ザ・グレイトフル・デッド):アメリカの伝説的バンド。老化させる能力の恐怖と、バンド名の「死」の響きが対照的です。
- ギアッチョ(ホワイト・アルバム):ザ・ビートルズの通称「ホワイト・アルバム」。技名の「ジェントリー・ウィープス」も同アルバムの収録曲が元ネタです。
- ディアボロ(キング・クリムゾン):プログレッシブ・ロックの巨塔。時間を消し飛ばすという超越的な能力にふさわしい、威厳ある名前です。
5部を象徴する名シーン「ギャング・ダンス」の衝撃
音楽といえば、第7話で描かれた「ギャング・ダンス」を忘れるわけにはいきません。敵のズッケェロを拷問する最中、突如としてナランチャ、ミスタ、フーゴの3人が踊り出すシュールなシーンです。
アニメ版では、このシーンのために「Canzoni Preferite」という楽曲が書き下ろされました。ファンクでサイケデリックなリズムに合わせて、流れるようなアニメーションで描かれたダンスは、ジョジョの「奇妙さ」を象徴する名場面として、世界中で多くのパロディ動画が生み出されるほどの人気を博しました。
サントラで楽しむ「黄金の風」の世界
これらの素晴らしい楽曲をまとめて楽しむなら、やはりオリジナル・サウンドトラックがおすすめです。現在は各種ストリーミングサービスでも配信されており、amazon musicなどで手軽に聴くことができます。
サントラは全3ボリュームに分かれて発売されており、それぞれの巻にアニメの名場面を彩ったBGMが収録されています。
- Vol.1:ジョルノやブチャラティのテーマなど、物語の幕開けを感じさせる楽曲。
- Vol.2:暗殺チームとの激闘や、緊迫した心理戦を盛り上げる重厚な楽曲。
- Vol.3:物語のクライマックス、コロッセオでの決戦やレクイエムの神秘性を表現した楽曲。
自宅で作業をするときや、ドライブのBGMとして流せば、日常が少しだけスタイリッシュな「ジョジョの世界」に変わるかもしれません。
音楽が物語に与えた影響:なぜ5部は「熱い」のか
ジョジョ第5部がこれほどまでに多くの人を惹きつけるのは、キャラクターの魅力やストーリーの面白さはもちろん、それらを支える「音」の力が大きいと言えます。
イタリアという舞台設定に合わせて、スタイリッシュなジャズやR&Bを取り入れつつ、バトルの山場では泥臭いほどの熱量を持ったロックが鳴り響く。このギャップが、読者や視聴者の感情を揺さぶるのです。
また、音楽元ネタを知ることで、キャラクターたちのバックボーンや荒木先生が抱いたイメージを追体験できるのもジョジョならではの楽しみ方です。例えば、プリンスの曲を聴きながら「ゴールド・エクスペリエンス」の活躍を見守る。そんな贅沢な鑑賞ができるのも、音楽と密接に結びついたこの作品の素晴らしい点です。
まとめ:ジョジョ 黄金 の 風 曲を心ゆくまで堪能しよう
ここまで、ジョジョ 黄金 の 風 曲の魅力を多角的にお伝えしてきました。
耳に残る強烈な「処刑用BGM」から、運命の過酷さを歌い上げる主題歌、そしてキャラクターに命を吹き込んだ洋楽の数々。5部の音楽は、単なる背景音ではなく、物語を構成する重要なピースそのものです。
もし、まだ元ネタとなった楽曲を聴いたことがないという方がいれば、ぜひこの機会にチェックしてみてください。歌詞の内容やメロディラインが、驚くほどキャラクターの生き様とリンクしていることに気づくはずです。
ワイヤレススピーカーを用意して、大音量で「il vento d’oro」を流せば、あなたも明日から「黄金の精神」を持って、自分の運命に立ち向かえるかもしれませんね。
黄金の風は、今も私たちの心の中で吹き続けています。さあ、あなたのお気に入りの一曲を見つけて、もう一度ジョルノたちの旅路を辿ってみませんか?

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