パブリック・イメージ・リミテッドとジョジョの繋がりは?元ネタやスタンド能力を徹底解説!

ジョジョ
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『ジョジョの奇妙な冒険』を読み込んでいると、ふとした瞬間に「あれ?この名前、どこかで聞いたことがあるぞ」という名前に出会うことがありますよね。荒木飛呂彦先生が洋楽フリークであることはあまりにも有名ですが、実は原作漫画の本編以外にも、その情熱が注ぎ込まれた「隠れた名スタンド」が存在します。

それが、今回スポットを当てるパブリック・イメージ・リミテッドです。

音楽ファンならピンとくる、あのジョン・ライドン率いる伝説的バンドの名前を冠したスタンド。一体どの作品に登場し、どんな能力を持っているのか?そして元ネタとなったバンドとはどんな関係があるのか?ジョジョファンなら知っておきたいディープな知識を、一気に紐解いていきましょう!


パブリック・イメージ・リミテッドは「第5部」の外伝に登場する

まず最初にハッキリさせておきたいのが、「パブリック・イメージ・リミテッド(PiL)」というスタンドは、週刊少年ジャンプで連載されていた原作漫画の第1部から第9部までには登場しません。

「えっ、じゃあ偽物なの?」と思った方、ご安心ください。これは集英社から公式に刊行されたノベライズ作品、つまり「公式外伝」に登場する正真正銘のスタンドなんです。

その作品のタイトルは、『黄金の心、黄金の指輪』(乙一、大塚ギチ、宮昌太朗・共著)。

舞台はイタリア。原作の第5部「黄金の風」の物語の裏側で、ジョルノやブチャラティたちが戦っていたのと同時期に、ベネチアで起きていたもう一つの事件を描いた傑作です。この物語の敵キャラクターとして立ちはだかるのが、スタンド「パブリック・イメージ・リミテッド」を操る男、リガトーニです。

狙撃手リガトーニと、青き弾丸のスタンド能力

このスタンドの本体であるリガトーニは、ギャング組織「パッショーネ」の暗殺チームに所属していたという経歴を持つ凄腕の狙撃手です。彼が操る「パブリック・イメージ・リミテッド」は、その狙撃の才能を極限まで引き出す、非常に恐ろしい能力を持っています。

能力の正体:スタンド・エネルギーを込めた狙撃

リガトーニが愛用のライフルから弾丸を発射する際、その弾丸にスタンド・エネルギーを注入することで発動します。発射された弾丸は鮮やかな「青色」に変色し、なんと弾丸自体にサメのような顔と腕が生えたような姿に変貌します。

これがスタンド「パブリック・イメージ・リミテッド」の本体です。

圧倒的な射程と追尾性能

このスタンド化した弾丸は、ただ真っ直ぐ飛ぶだけではありません。射手の意思に従って空中で軌道を変え、標的をどこまでも追い詰めます。原作のミスタが操るセックス・ピストルズと似ていますが、より「一撃必殺」の重みに特化した能力と言えるでしょう。

恐怖の「スタンド・エネルギー吸収」

さらに厄介なのが、この弾丸は標的に命中すると、相手のスタンド・エネルギーを奪い取るという特性を持っている点です。リガトーニ自身、このスタンドを維持するのに多大な精神力を消耗するため、奪ったエネルギーで自らを補填しながら戦うという、極めて合理的かつ冷徹な戦法を取ります。

まさに、一発の弾丸にすべてを懸けるスナイパーにふさわしい、死神のようなスタンドなのです。

元ネタとなったバンド「PiL」とジョン・ライドンの哲学

ジョジョのスタンド名には必ずといっていいほど音楽的なルーツがありますが、パブリック・イメージ・リミテッドも例外ではありません。その元ネタは、1978年に結成されたイギリスのポスト・パンク・バンド、**Public Image Ltd(PiL)**です。

ジョニー・ロットンからジョン・ライドンへ

このバンドを語る上で欠かせないのが、フロントマンのジョン・ライドンです。彼は世界で最も有名なパンク・バンド、セックス・ピストルズのボーカル「ジョニー・ロットン」として活動していました。

しかし、ピストルズが空中分解した後、彼は「パンク」という既存の枠組みすら破壊するためにPiLを結成します。そこで彼が放った言葉がシビれます。

「俺たちはロック・バンドではない。パブリック・イメージ・リミテッドという会社(組織)だ」

なぜ「パブリック・イメージ(世間の虚像)」なのか

彼らは音楽を通じて、世間が勝手に作り上げた「パンク・スターとしてのジョニー・ロットン」という虚像を打ち砕こうとしました。無機質で金属的なサウンド、ダブやレゲエの要素を取り入れた実験的なアプローチ。それまでのロックの常識を覆すその姿勢は、まさにジョジョにおける「既存の価値観に縛られない精神の力」に通じるものがあります。

第5部のテーマとPiLのリンク

なぜ、第5部の外伝にこの名前が選ばれたのでしょうか?そこには、ファンならニヤリとしてしまう深い繋がりが隠されています。

第5部の主要キャラクター、グイード・ミスタのスタンドはセックス・ピストルズですよね。ジョン・ライドンがかつて所属していたバンド名です。

外伝の敵役として、ジョン・ライドンがピストルズの後に結成した「パブリック・イメージ・リミテッド」を持ってくる。このキャスティングは、音楽史の流れをそのままジョジョの世界観に落とし込んだ、非常にセンスの良いオマージュなんです。

ピストルズ(ミスタ)が6人の小さな精霊たちのチームワークで戦うのに対し、パブリック・イメージ・リミテッド(リガトーニ)は孤独な一発の弾丸で仕留める。この対比も、バンドとしての変遷やジョン・ライドンの孤高な精神性を暗示しているようで、非常にドラマチックです。

ジョジョの世界をより深く楽しむために

もしあなたが、原作漫画しか読んでいないのであれば、この「パブリック・イメージ・リミテッド」が登場する小説版を手に取ってみることを強くおすすめします。

乙一氏をはじめとする作家陣が、荒木飛呂彦先生の「ジョジョイズム」を完璧に理解した上で書き上げた物語は、読んでいる最中にジョジョの奇妙な冒険 第5部 黄金の風のキャラクターたちの声が聞こえてくるような臨場感があります。

また、これを機に元ネタとなったPiLの楽曲を聴いてみるのも面白いですよ。

代表作であるアルバムMetal Boxを聴きながらリガトーニの狙撃シーンを読み返せば、その無機質で冷徹な世界観がより鮮明に脳内に広がるはずです。

「パブリック・イメージ(世間の抱く虚像)」という名前を背負いながら、自らの信念を貫くスタンド使い。その生き様は、まさにジョジョが描き続けてきた「人間讃歌」のもう一つの形だと言えるでしょう。

まとめ:パブリック・イメージ・リミテッドとジョジョの繋がり

いかがでしたでしょうか?

今回は、知る人ぞ知る公式外伝のスタンド、パブリック・イメージ・リミテッドについて詳しくお届けしました。原作漫画の枠を超えて広がり続けるジョジョの世界。その奥深さは、こうした細かな音楽オマージュや、小説版での補完によってさらに強固なものになっています。

最後に、この記事の内容をおさらいしておきましょう。

  • 登場作品: 第5部外伝小説『黄金の心、黄金の指輪』。
  • スタンド名: パブリック・イメージ・リミテッド。
  • 能力: ライフル弾をスタンド化させ、エネルギーを吸収しながら追尾・貫通する。
  • 元ネタ: ジョン・ライドン率いるポスト・パンク・バンド「Public Image Ltd」。
  • 繋がり: 第5部のミスタ(ピストルズ)との対比にもなっている。

次に『黄金の風』を読み返すときや、アニメを見返すときは、ぜひこの狙撃手の存在を思い出してみてください。きっと、パブリック・イメージ・リミテッドという名前が持つ響きが、今までとは少し違って聞こえてくるはずです。

それでは、黄金のような精神を持って、パブリック・イメージ・リミテッドとジョジョの繋がりは?元ネタやスタンド能力を徹底解説!というテーマを締めくくりたいと思います。アリーヴェデルチ(さよならだ)!

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