ドラゴンボールのタンバリンを徹底解説!クリリン殺害の衝撃や強さ、声優の秘話まで

ドラゴンボール
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鳥山明先生の金字塔『ドラゴンボール』。その長い歴史の中で、物語の空気を一変させた「戦慄の瞬間」といえば何を思い浮かべるでしょうか。フリーザの絶望感、セルの恐怖……。しかし、古参ファンが口を揃えて「あれが一番怖かった」と語るのが、ピッコロ大魔王編の幕開けを告げた魔族、タンバリンの登場です。

今回は、シリーズ初期の明るい冒険活劇を突如としてバイオレンスな復讐劇へと変貌させた、タンバリンというキャラクターについて深掘りしていきます。クリリン殺害の衝撃から、意外すぎる声優さんの裏話まで、その魅力を徹底解説します。


ピッコロ大魔王が生んだ最初の刺客、タンバリンとは?

物語が「第22回天下一武道会」の興奮冷めやらぬ中、事件は起きました。優勝を争った悟空と天津飯が和解し、仲間たちと和やかに食事へ向かおうとしたその時。忘れ物を取りに戻ったクリリンが、何者かによって殺害されてしまったのです。

その犯人こそが、ピッコロ大魔王が自身の分身として生み出した魔族、タンバリンでした。

タンバリンの容姿は、緑色の肌に大きな翼を持つ爬虫類のような姿。知能が高く、ピッコロ大魔王の命令を忠実に遂行する冷酷なエージェントとしての側面を持っています。彼に与えられた任務は二つ。一つは「ドラゴンボールと名簿を奪うこと」。そしてもう一つは「天下一武道会に出場した格闘家たちを皆殺しにすること」でした。

これは、かつてピッコロ大魔王を封印した「魔封波」を使える武道家が再び現れるのを防ぐための、徹底的な予防工作でした。


クリリン殺害が当時の読者に与えた「トラウマ級」の衝撃

タンバリンを語る上で避けて通れないのが、クリリンの死です。今でこそ「クリリンは何度も生き返る」というイメージがあるかもしれませんが、当時は違いました。主要キャラクターが命を落とすという展開自体が極めて稀で、読者にとっては文字通り「ありえないこと」が起きた瞬間だったのです。

クリリンはタンバリンの一撃(後頭部への蹴り)によって、抵抗する間もなく命を奪われました。現場に残された「魔」の紋章が描かれた紙。そして、親友の死体を抱えて震える悟空の姿。

このシーンを境に、ドラゴンボールは「ワクワクする冒険」から「命をかけた復讐」へと物語の舵を大きく切りました。タンバリンは、作品のトーンを一気にシリアスへと引きずり込んだ、歴史的な悪役と言えるでしょう。


絶望的なまでの強さ:悟空を一度は退けた実力

タンバリンの強さは、当時の基準では間違いなく「怪物」の域に達していました。クリリンの仇を討つために飛び出した悟空でしたが、天下一武道会直後の疲労と空腹が重なっていたとはいえ、タンバリンに完敗を喫します。

さらに驚くべきは、その後の「格闘家狩り」の鮮やかさです。

  • ギラン:巨体を誇る怪獣ギランも、空中からの攻撃で一蹴。
  • バクテリアン:あのおぞましい悪臭攻撃すら通用せず、瞬殺。
  • パンプット:ムエタイの達人も、タンバリンの前ではただの人間。
  • 男狼:前回の大会で活躍した彼らも、抵抗虚しく犠牲に。

彼らは当時の悟空やクリリンと渡り合える実力者たちでしたが、タンバリンは彼らをまるで虫ケラのように処理していきました。

もしこの時、ドラゴンボール 単行本をリアルタイムで読んでいた読者がいたなら、「もう誰も勝てないのではないか」という絶望感に襲われたはずです。戦闘力という概念がまだ数値化される前でしたが、タンバリンの放つ圧倒的な「魔族のオーラ」は、それまでの敵キャラとは一線を画していました。


声優・田中真弓さんの驚愕エピソード:自分が自分を殺す?

アニメ版『ドラゴンボール』において、タンバリンの声を聞いて驚いた方も多いのではないでしょうか。実は、タンバリンの声を担当しているのは、被害者であるクリリンと同じ田中真弓さんなのです。

これはアニメ界でも有名なエピソードですが、当時の田中真弓さんは「自分が演じているクリリンを、自分が演じるタンバリンで殺す」という、非常に奇妙で皮肉な経験をされています。

なぜこのようなキャスティングになったのかについては諸説ありますが、制作陣の遊び心や、田中真弓さんの持つ演技の幅(少年役から怪物役まで)が評価された結果と言われています。クリリンの断末魔と、タンバリンの冷酷な笑い声。これを同じ声優さんが演じ分けていると知ってからアニメを見返すと、その演技力の凄まじさに改めて圧倒されることでしょう。

ちなみに田中真弓さんは、後に悟空の相棒となるヤジロベー役も兼任することになります。まさに『ドラゴンボール』初期を支えた「裏の主役」と言っても過言ではありません。


悟空との再戦と、魔族としての最期

しかし、悪の栄華は長くは続きませんでした。カリン塔のふもとで体力を回復させ、怒りを力に変えた悟空との再戦。そこでは立場が完全に逆転します。

空中戦を得意とするタンバリンでしたが、覚醒した悟空のスピードには全くついていけません。最後は空中へ逃げようとしたところを、地上からの渾身の「かめはめ波」で直撃。爆発と共に粉々に砕け散るという、自らが奪ってきた命の重さを突きつけられるような最期を遂げました。

タンバリンの敗北は、ピッコロ大魔王編における反撃の狼煙(のろし)となりました。しかし、彼が植え付けた「死の恐怖」は、その後のシンバルやドラムといった後続の魔族たち、そして大魔王本人へと引き継がれていくことになります。


現代のゲーム作品でも愛される「タンバリン」の存在感

連載終了から長い年月が経った今でも、タンバリンはコアなファンから支持されています。特にデータカードダスなどのゲーム作品では、独特のアビリティを持つキャラクターとして登場することがあります。

例えば、スーパードラゴンボールヒーローズなどのシリーズでは、タンバリンのカードが「相手のパワーを大幅にダウンさせる」といった強力な効果を持ち、対人戦で猛威を振るった時期もありました。原作での「武道家を無力化する」という設定が、ゲームバランスの中でも絶妙に再現されているのはファンにとって嬉しいポイントです。


ドラゴンボールのタンバリンを徹底解説!クリリン殺害の衝撃や強さ、声優の秘話まで

ここまで振り返ってきた通り、タンバリンは単なる「中ボス」以上の役割を果たしたキャラクターでした。

彼がクリリンを殺害したことで、悟空は「真の怒り」に目覚め、物語は神様やピッコロとの因縁へと深く繋がっていくことになります。もしタンバリンがこれほどまでに冷酷で強く、そして印象的なキャラクターでなければ、ピッコロ大魔王編がこれほどの名作として語り継がれることはなかったかもしれません。

改めて原作やアニメを見返すと、タンバリンの登場シーンには、現在のバトル漫画の基礎となった「強敵の演出」が凝縮されています。

  • 圧倒的な力で仲間を殺す絶望。
  • 追っ手を返り討ちにする冷徹さ。
  • そして、主人公の成長を際立たせる散り際。

まさに悪役の鏡とも言えるタンバリン。次にドラゴンボール 全巻セットを手に取る際は、ぜひこの緑色の刺客が物語にもたらした「衝撃」に注目して読んでみてください。初期の明るい世界観をぶち壊した彼の功績(?)が、いかに偉大だったかが再確認できるはずです。

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