「韓国ドラマの週末枠といえば、50話くらいあるのが当たり前じゃないの?」
そんな風に思っていた韓ドラファンの間で、今ちょっとしたざわつきが起きています。その中心にあるのが、キム・ジョンヒョンさんとクム・セロクさんが主演を務めた『タリミファミリー(アイロンファミリー)』です。
ネットで検索しようとすると、なぜか「打ち切り」という不穏なワードがセットで出てくるんですよね。せっかく楽しみに見始めたのに、もし本当に不人気で途中で終わってしまったのだとしたら、ファンとしてはガッカリしてしまいます。
そこで今回は、ドラマ『タリミファミリー』にまつわる「打ち切り説」の真相から、全何話で完結したのか、そして韓国現地でのリアルな評価まで、気になるポイントをスッキリ解決できるようにまとめてみました。
タリミファミリーが「打ち切り」と言われる理由とは?
まず、一番気になる「本当に打ち切りだったのか?」という疑問からお答えします。
結論から言うと、このドラマは決して不人気で無理やり終わらされたわけではありません。当初から予定されていた「全36話」という構成をしっかりと走り抜き、円満に完結を迎えています。
では、なぜわざわざ「打ち切り」なんていう噂が流れてしまったのでしょうか。そこには、韓国の放送局KBSが長年守り続けてきた「週末ドラマの鉄則」が関係しています。
これまでKBS2TVの土日19時55分枠といえば、家族みんなで半年間かけてじっくり楽しむ「50話構成」が定番でした。いわば、日本の大河ドラマや朝ドラのような安定感のある枠だったんです。ところが、今回の『タリミファミリー』は最初から「36話」という、これまでの基準からするとかなり短めの設定で企画されました。
この「いつもより短い」という事実だけが独り歩きしてしまい、事情を知らない視聴者の間で「数字が悪くて短縮されたんじゃないか?」=「打ち切りだ!」という誤解に繋がってしまったのが真相です。
最近の韓国ドラマ界では、制作費の高騰や、視聴者がスピーディーな展開を好むようになった背景から、あえて話数を絞って密度を濃くする戦略が取られるようになっています。本作も、その新しい流れに乗った作品だったというわけですね。
視聴率から見る『タリミファミリー』の本当の評価
「打ち切りじゃないのは分かったけど、実際盛り上がっていたの?」と気になる方も多いはず。韓国での視聴率や現地の反応を振り返ってみましょう。
本作の視聴率は、初回から14.1%という好調なスタートを切りました。その後も中だるみすることなく、14%から17%台を安定してキープ。最終回に向けても注目を集め続け、同時間帯の放送番組の中では常に1位を争う健闘を見せました。
かつての週末ドラマが30%や40%を当たり前のように叩き出していた時代に比べれば、数字が低いように見えるかもしれません。しかし、今はテレビの前に座る人よりも、スマートフォンやタブレットでiPadなどを使って好きな時間に配信を楽しむ人が圧倒的に多い時代です。
そんな厳しい環境下で、二桁の視聴率をキープし続けるのは並大抵のことではありません。主演のキム・ジョンヒョンさんのコミカルでどこか憎めない演技や、視覚障害という難しい役どころを繊細に演じきったクム・セロクさんのケミストリー(相性)は、現地の視聴者からも高く評価されていました。
36話完結だからこそ実現した「無駄のない展開」
50話ある長編ドラマだと、途中で「これ、本筋と関係あるかな?」という脇道のストーリーが増えて、少し退屈に感じてしまうこともありますよね。でも、『タリミファミリー』に関しては、36話というサイズ感が絶妙に機能していました。
このドラマの魅力は、何といっても「クリーニング店を営む家族」という親しみやすい設定と、そこに絡んでくる「大金」というスリリングな要素のバランスです。
「清廉クリーニング」の三代目ダリムが、難病の治療費のために必要だった大金。それが思わぬ形で家族の元に舞い込むことで、物語は加速していきます。もしこれが50話構成だったら、お金を隠したり見つけたりする展開を何度も繰り返して引き伸ばしていたかもしれません。
しかし、36話というコンパクトな枠だったからこそ、キャラクター一人ひとりの感情の変化や、家族の絆が再構築される過程が、間延びすることなくテンポよく描かれました。視聴者からは「週末ドラマ特有のイライラする展開が少なくて、最後まで気持ちよく見られた」というポジティブな意見も多く寄せられています。
主演俳優たちが注いだ情熱と撮影の裏側
ドラマの成功を支えたのは、やはり実力派キャストたちの熱量です。
主演のキム・ジョンヒョンさんは、過去の出演作でも見せた圧倒的な表現力を本作でも発揮しました。彼が演じたガンジュは、エリートでありながらどこか抜けていて、ダリムに対して不器用な愛を注ぐキャラクター。彼の細かな表情の変化を4Kテレビの大画面でじっくり堪能したファンも多かったようです。
また、ヒロインのクム・セロクさんは、視力が徐々に失われていくという難しい状況にあるダリムを演じるにあたり、徹底した役作りを行いました。彼女の真剣な眼差しが物語にリアリティを与え、単なるドタバタ劇ではない、深みのある人間ドラマへと昇華させました。
現場の雰囲気も非常に良かったそうで、クランクアップ時にはキャストたちが口を揃えて「終わるのが寂しい」「このチームでまた仕事がしたい」とコメントしていたほど。不穏な理由での終了どころか、スタッフ・キャストが一丸となって作り上げた「完結」だったことが伝わってきます。
日本で『タリミファミリー』を楽しむためのチェックポイント
この記事を読んでいる方の中には、「これから日本で視聴したい!」と考えている方もいらっしゃるでしょう。
本作は韓国での放送終了後、日本でもCS放送のKBS Worldなどで順次放送が行われています。また、今後U-NEXTやLeminoといった主要な動画配信サービスでも取り扱いが期待されています。
もしこれから視聴を始めるなら、ぜひ以下のポイントに注目してみてください。
- ガンジュとダリムの再会シーン8年ぶりに再会した二人の、最悪で最高なやり取りは必見です。
- 家族それぞれの「秘密」クリーニング店の家族たちが抱える、お金にまつわる小さな(時に大きな)嘘がどう暴かれていくのか。
- 心に刺さるセリフの数々単なるコメディではなく、人生のままならなさや温かさを教えてくれる名言が散りばめられています。
長編すぎるドラマにハードルを感じている人にとって、全36話というボリュームは、週末にFire TV Stickを使って一気見するのにもちょうどいい長さですよ。
タリミファミリー打ち切りの真相は?視聴率や放送終了の背景まとめ
さて、ここまで『タリミファミリー』にまつわる様々な噂や事実を紐解いてきました。
改めて整理すると、「打ち切り」という言葉は、従来の長編ドラマの枠組み(50話)に当てはまらなかったことから生まれた単なる誤解でした。実際には、緻密に計算された全36話という構成で、安定した視聴率と高い評価を得て幕を閉じた成功作と言えます。
韓国ドラマのトレンドが「長くじっくり」から「短く濃く」へと移り変わる中、本作はその先駆けのような存在になりました。無駄な引き延ばしがないからこそ、一話一話に込められたメッセージがストレートに胸に響きます。
もし、ネットの「打ち切り」という不穏な言葉を見て視聴を迷っていたのなら、どうぞ安心してください。そこには、最後まで丁寧に描き切られた、愛と笑いとちょっぴりの毒が効いた素晴らしい家族の物語が待っています。
タリミファミリー打ち切りの真相は?全何話で完結?視聴率や放送終了の背景を徹底解説! というテーマでお届けしましたが、あなたの疑問は解消されましたでしょうか?
物語のラスト、あの家族がどんな答えを見つけたのか。ぜひご自身の目で確かめてみてくださいね。

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