ジョジョ7部D4Cの能力とは?大統領の強さとラブトレインの仕組みを徹底解説!

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『ジョジョの奇妙な冒険 第7部 スティール・ボール・ラン(SBR)』を読み進めていく中で、誰もが一度は「え、今のどういうこと?」とページをめくる手を止めてしまうポイントがあります。そう、第23代アメリカ合衆国大統領ファニー・ヴァレンタイン、そして彼のスタンド「D4C」の登場シーンです。

ジョジョシリーズには数々の難解な能力が登場してきましたが、D4Cはその中でも群を抜いて複雑で、それでいて最高にクールな能力と言えるでしょう。今回は、この「いともたやすく行われるえげつない行為」の全貌を、初心者の方でもスッキリ理解できるように徹底解説していきます。


D4Cの基本スペックと「隣り合わせの並行世界」

まずは基本から押さえていきましょう。D4Cの正式名称は「Dirty Deeds Done Dirt Cheap」。直訳すれば「汚い仕事をごく安価に引き受ける」ですが、作中では「いともたやすく行われるえげつない行為」という絶妙な日本語訳が当てられています。

このスタンドの根本にあるのは「並行世界(パラレルワールド)」への干渉です。大統領は、今自分がいる「基本世界」と、それによく似た無数の「隣の世界」を自由に行き来することができます。

移動の条件はいたってシンプル。「物と物の間に挟まれること」です。

例えば、ドアと壁の間、国旗と地面の間、あるいは降り注ぐ雨粒と地面の間。ほんのわずかな隙間さえあれば、大統領はその隙間を通り抜けて別の世界へと姿を消し、また別の隙間から現れることができるのです。

この能力の恐ろしいところは、大統領自身がダメージを負っても「なかったこと」にできる点にあります。瀕死の重傷を負ったとしても、隙間に挟まって隣の世界へ行き、そこにいる「無傷の自分」にスタンドを託す。記憶と意志、そしてスタンド能力が新しい肉体へと引き継がれることで、大統領は実質的に不老不死のような存在として君臨し続けます。

もしあなたがジョジョの奇妙な冒険 第7部を読み返してみるなら、大統領の体型や顔つきが物語の途中で劇的に変化するシーンに注目してください。あれは単なる作画の変化ではなく、別の世界の、より屈強で若々しい自分と入れ替わった結果なのです。


「誰がジョニィを撃ったのか?」複雑すぎる初期能力の謎

D4Cの能力が披露された際、多くの読者を混乱に陥れたのが「ジョニィ・ジョースター銃撃事件」です。公園にいたジョニィが何者かに撃たれるのですが、目撃者たちの証言がバラバラなのです。

ある者は「ディエゴが撃った」と言い、ある者は「ウェカピポが撃った」と言い、またある者は「大統領が撃った」と言う。

このトリックの正体こそがD4Cの真骨頂です。大統領は、複数の並行世界を一つの場所に「重ね合わせる」ことができます。ディエゴがジョニィを撃った世界、ウェカピポがジョニィを撃った世界、そして大統領自身が手を下した世界。これらを同時に発生させることで、誰が犯人であるかを確定させず、敵を混乱の極致へと叩き込みました。

後に能力が整理され「挟まることで移動する」というルールが明確になりますが、この初期の「事象の重ね合わせ」こそが、D4Cというスタンドの底知れない不気味さを象徴しています。


避けることのできない残酷なルール「対消滅」

D4Cの能力には、一つだけ絶対に抗えない物理法則が存在します。それが「同じ人間や物が接触すると崩壊する」というルールです。

通常、並行世界から連れてこられた人間が、この世界の「自分自身」と出会ってしまうと、互いに強烈に引き寄せられ、体がスポンジ状に削り取られて消滅してしまいます。これを「対消滅」と呼びます。

この現象を回避できる唯一の例外が、スタンド使いであるヴァレンタイン大統領本人だけです。彼は別世界の自分と肩を並べ、協力して戦うことができますが、敵対する相手に対してはこれほど残酷な攻撃はありません。

例えば、並行世界から連れてきた敵を、基本世界の敵にぶつけるだけでいい。それだけで相手は塵となって消えてしまうのです。近距離パワー型としての破壊力もAランクと非常に高いD4Cですが、この「出会ったら終わり」というルールこそが、格闘戦においても大統領を無敵たらしめる要因となっています。

もしあなたがこの絶望的な戦いをゲームで体験したいなら、ジョジョの奇妙な冒険 オールスターバトル Rをプレイしてみるのもいいでしょう。大統領が別世界の自分を呼び出して波状攻撃を仕掛ける様子が、見事に再現されています。


無敵のバリア「ラブトレイン」の圧倒的な仕組み

物語の終盤、聖なる遺体が完成したことで、D4Cはさらなる進化を遂げます。それが「D4C-LOVE TRAIN-(ラブトレイン)」です。

この能力は、一言で言えば「究極の他力本願による無敵」です。

遺体の力によって、大統領の周囲には「光の隙間」が生じます。大統領がこの光の中にいる限り、あらゆる「害悪」や「攻撃」は大統領に届く前に、世界のどこか別の場所へ、別の誰かへと転送されてしまいます。

例えば、ジョニィが大統領に向かって弾丸を放ったとしましょう。その弾丸は大統領に当たる直前、次元の隙間に吸い込まれ、どこか遠い国の見知らぬ誰かに命中します。大統領が指一本動かさずとも、彼に向けられた悪意はすべて、無関係な善意の第三者が引き受けることになるのです。

これはまさに、大統領が掲げる「愛国心」の歪んだ形でもあります。自国の繁栄(自分の安全)のために、他者の犠牲を厭わない。このラブトレインの壁は、物理的な攻撃だけでなく、病気や不幸といった概念的な「厄災」すらも跳ね返します。

この状態の大統領にダメージを与えることは、通常の世界の理(ことわり)では不可能です。まさにジョジョ史上でも指折りの「詰み」の状態と言えるでしょう。


唯一の対抗手段は「無限の回転」ACT4

この無敵のラブトレインを唯一突破したのが、ジョニィ・ジョースターが到達した「タスクACT4」でした。

ラブトレインのバリアは、次元の壁によって構成されています。しかし、ジョニィが放った「黄金の回転」のエネルギーは、重力を媒介に次元の壁さえも突き抜けてしまいました。

無限の回転を与えられた大統領は、たとえ別の世界へ逃げても、入れ替わった先の肉体がまた回転し始め、地下深くに引きずり込まれるという「無限の拷問」を受けることになります。D4Cという「逃げ道」があるからこそ、その逃げ道すべてを追跡してくるACT4の攻撃は、大統領にとって最大の天敵となったのです。

大統領とジョニィ、どちらが正義でどちらが悪か。その境界線が曖昧になるほどの熱い心理戦は、ジョジョの奇妙な冒険 文庫版 SBRでじっくりと堪能してほしい名シーンです。


ジョジョ7部D4Cの能力とは?大統領の強さとラブトレインの仕組みを徹底解説!:まとめ

ファニー・ヴァレンタイン大統領の「D4C」は、単に強いだけでなく、並行世界というSF的なギミックと「幸運と不幸の総量は変わらない」という哲学的なテーマが見事に融合したスタンドでした。

  • 基本能力: 隙間に挟まることで並行世界を自在に移動。
  • 不老不死: 記憶とスタンドを別世界の自分へ継承し続ける。
  • 対消滅: 自分以外の「同じ存在」が接触すると消滅する。
  • ラブトレイン: 全ての攻撃を世界のどこかへ転嫁する無敵のバリア。

大統領が最期まで貫いた「愛国心」という大義。それがD4Cというえげつない能力を介して、どれほどの重み(あるいは禍々しさ)を持っていたのか。その答えは、ぜひ物語の結末を見届けて、あなた自身で感じ取ってみてください。

もし、この記事を読んで再び『スティール・ボール・ラン』の熱い戦いを読み返したくなったなら、まずはSBR 全巻セットをチェックして、あの壮大な大陸横断レースの旅に出かけてみてはいかがでしょうか。

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