「ジョジョって面白そうだけど、部が多すぎてどこから手をつければいいの?」
そんな悩みを抱えている方は、実はとても多いんです。1987年の連載開始から35年以上、世代を超えて愛され続ける『ジョジョの奇妙な冒険』。独特な絵柄や「ジョジョ立ち」といった強烈なビジュアルの印象が強く、少しハードルが高そうに見えるかもしれません。
でも、安心してください。一度その扉を開けてしまえば、そこには他の作品では絶対に味わえない、熱く、知的で、あまりにも奇妙な感動が待っています。
この記事では、ジョジョを初めて見る方が最短ルートでその魅力にハマるための「おすすめの順番」から、各部の見どころ、そしてなぜこれほどまでに世界中で熱狂的なファンを生んでいるのか、その理由を余すところなくお届けします。
結論!初心者がジョジョを楽しむなら「アニメの放送順」が最強
まず、一番大切な「どこから見るか」という疑問にズバリお答えします。
最もおすすめなのは、**「第1部から順番にアニメを見る」**ことです。
ジョジョは現在、第9部まで続く壮大な物語ですが、基本的には「ジョースター家」という一族と、宿敵「ディオ(DIO)」との時を超えた因縁がテーマになっています。
それぞれの部は独立したストーリーとして完結していますが、前の部のキャラクターが年を取って登場したり、過去の出来事が重要な伏線になっていたりと、順番通りに見ることでしか得られないカタルシスが随所に散りばめられているんです。
- 第1部:ファントムブラッド(英国紳士の誇りと吸血鬼の誕生)
- 第2部:戦闘潮流(若きジョセフの知略と柱の男たち)
- 第3部:スターダストクルセイダース(スタンド能力の登場とエジプトへの旅)
- 第4部:ダイヤモンドは砕けない(日本の町に潜む異常な殺人鬼)
- 第5部:黄金の風(イタリアのギャングたちの覚悟と黄金の精神)
- 第6部:ストーンオーシャン(初の女性主人公・徐倫と因縁の決着)
まずはこの流れを軸にするのが、世界観を理解する上での正解と言えるでしょう。
第1部・第2部:すべての伝説はここから始まった
ジョジョの物語の原点、それが第1部「ファントムブラッド」です。19世紀末のイギリスを舞台に、正義感あふれる青年ジョナサン・ジョースターと、野望のために人間を辞めることを選んだディオ・ブランドーの対決が描かれます。
第1部の魅力は、なんといってもその重厚な人間ドラマです。吸血鬼という強大な悪に対し、人間が修行によって得た呼吸の力「波紋」で立ち向かう姿は、まさにシリーズのテーマである「人間讃歌」そのもの。
続く第2部「戦闘潮流」は、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公。このジョセフが最高に魅力的なんです。真面目だった祖父とは打って変わり、お調子者で頭の回転が速い彼は、ハッタリや手品のような奇策で強敵を翻弄します。「次にきさまは『〇〇』と言う!」というお決まりのセリフは、今なおファンの間で語り継がれる名シーンです。
この初期2作を見ることで、ジョジョという作品の根底に流れる「血の宿命」を深く刻み込むことができます。
第3部:概念を覆した「スタンド」という革命
ジョジョを語る上で欠かせないのが、第3部「スターダストクルセイダース」で初登場した「スタンド(幽波紋)」という設定です。
それまでの「超能力」といえば、目に見えないエネルギー波を飛ばすようなものが主流でした。しかし作者の荒木飛呂彦先生は、その力を「守護霊のようなヴィジュアル」として具現化させました。これが漫画界における大革命だったんです。
主人公の空条承太郎は、歴代でもトップクラスの人気を誇るキャラクター。学ランに身を包み、常にクールでありながら、内面には熱い正義感を秘めています。彼と仲間たちが、復活した宿敵DIOを倒すために日本からエジプトまで旅をする「ロードムービー」的な展開は、まさに王道のワクワク感に満ちています。
第3部から見始める人も多いですが、1部・2部を知っていると、DIOという存在の恐ろしさや、老ジョセフの登場に胸が熱くなること間違いなしです。
第4部・第5部:日常のサスペンスと黄金の覚悟
第3部で物語が一度大きなピークを迎えた後、舞台はガラリと変わります。
第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、日本の地方都市「杜王町」が舞台。前の部までの世界中を飛び回るスケール感とは対照的に、一見平和な町に潜む「奇妙な隣人たち」との戦いが描かれます。特にラスボスの吉良吉影は、「平穏に暮らしたい」と願う殺人鬼という非常にユニークで不気味なキャラクター。サスペンス要素が強く、日常に非日常が溶け込む独特の空気感がクセになります。
そして、多くのファンが「最高傑作」の一つに挙げるのが第5部「黄金の風」です。イタリアを舞台に、ギャングのスターを目指すジョルノ・ジョバァーナとその仲間たちの戦いを描きます。
第5部の特徴は、その美しさと過酷さです。キャラクターのファッションはハイブランドのモデルのように洗練され、バトルは一瞬の判断が生死を分ける究極の頭脳戦。仲間たちの「覚悟」が試されるシーンの数々は、見る者の魂を揺さぶります。
第6部:時を超えた因縁、ついに完結へ
アニメシリーズのひとつの区切りとなるのが第6部「ストーンオーシャン」です。
舞台はアメリカの刑務所。空条承太郎の娘、空条徐倫が主人公です。冤罪によって投獄された彼女が、父親を救うために、そしてジョースター家の呪縛を解き放つために戦います。
第6部は、スタンド能力が非常に複雑かつ哲学的になっており、まさにシリーズの集大成。結末についてはファンの間でも議論を呼びますが、第1部から積み上げてきた「想い」がどこへ向かうのか、その衝撃のラストは自分の目で確かめてほしいポイントです。
もし視聴環境を整えたいなら、大画面で迫力あるバトルを楽しめるfire tv stickなどを使ってテレビで視聴するのもおすすめですよ。
他の作品とは何が違う?ジョジョが「特別」な3つの理由
なぜ、これほどまでにジョジョは語り継がれるのでしょうか。他のバトル漫画と決定的に違うポイントを整理してみました。
一つ目は、「知略による逆転劇」です。
ジョジョのバトルは、単純なパワー勝負では決まりません。どんなに強力な能力を持っていても、地形や物理法則、相手の心理的な隙を突くことで、弱者が強者を凌駕する。そのロジカルなパズルのような面白さが、大人をも惹きつける理由です。
二つ目は、「圧倒的な芸術性」です。
キャラクターのポージング、独特の擬音(ゴゴゴ、メメタァなど)、ビビッドな色彩感覚。荒木先生の描く世界は、もはや漫画という枠を超えて「アート」として評価されています。ルーヴル美術館に作品が展示されたこともあるほどです。
三つ目は、「一貫した哲学」です。
どんなに絶望的な状況でも、自らの意志で道を切り拓く。たとえその命が尽きても、その意志は次の世代へ受け継がれる。この「黄金の精神」というテーマが、読者の人生に勇気を与えてくれるんです。
絵柄で食わず嫌いするのはもったいない!
「独特の絵がちょっと……」と敬遠している方もいるかもしれません。でも、不思議なことに、見始めると数話でその絵が「最高に格好いいもの」に変わっていきます。
特にアニメ版は、原作の絵の魅力を活かしつつ、現代の技術で非常に見やすく、スタイリッシュに仕上げられています。声優陣の熱演や、物語を盛り上げる音楽も素晴らしく、一度ハマると「この声、この色じゃないとジョジョじゃない!」と思えるほどの一体感があります。
もし、原作漫画をじっくりコレクションしたいという方は、ジョジョの奇妙な冒険 文庫版をチェックしてみるのも良いでしょう。
まとめ:ジョジョの奇妙な冒険をどこから見る?おすすめの順番と全部の魅力を徹底解説!
さて、ここまで『ジョジョの奇妙な冒険』の歩き方を解説してきました。
結論を繰り返すと、まずはアニメの第1部から順番に、その歴史の重みを感じながら進んでいくのが最も深い感動を味わえるルートです。もちろん、気になるキャラクターがいる部からつまみ食いするのも自由ですが、最終的にはきっとすべての部を見たくなっているはずです。
ジョジョの世界は、単なるエンターテインメントではありません。それは、恐怖を克服し、運命に立ち向かう人間の気高さを教えてくれる、ひとつのバイブルのようなものです。
あなたがジョースター家の一行と共に旅を始め、自分だけのお気に入りのスタンドや名セリフを見つける日が来ることを楽しみにしています。さあ、奇妙な冒険の世界へ飛び込んでみましょう!
「おまえは今まで食ったパンの枚数を覚えているのか?」――その答えを探す旅が、今始まります。

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