ジョジョの擬音一覧!意味や元ネタ、独特な書き方の秘密を徹底解説【ファン必見】

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『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいるとき、私たちの耳には「音」が聞こえてきませんか?

ページをめくるたびに目に飛び込んでくる、画面を埋め尽くすような巨大な文字。あるいは、キャラクターの背後にひっそりと忍び寄る不気味な震え。それこそが、作者・荒木飛呂彦先生が発明した「ジョジョの擬音」という唯一無二の表現技法です。

マンガにおける擬音は、通常であれば「状況を説明するための補助」に過ぎません。しかし、ジョジョにおいては違います。擬音そのものがキャラクターと同じように呼吸し、意志を持ち、時にスタンド能力の一部であるかのような圧倒的な存在感を放っています。

今回は、ジョジョの世界を彩る数々の擬音について、その意味や由来、そして読み手の心に深く突き刺さる「描き方の秘密」までを徹底的に掘り下げていきます。


なぜジョジョの擬音は「聞こえる」のか?

ジョジョの擬音を語る上で欠かせないのが、それが単なる「文字」ではなく「音響効果(サウンドトラック)」として機能しているという点です。

多くのマンガでは、爆発すれば「ドカーン」、殴れば「ボカッ」という定型句が使われます。しかし、ジョジョでは「ズキュウウウン」であり、「メメタァ」であり、「ゴゴゴゴゴ」なのです。これらは物理的な音の再現を超えて、その場の空気の振動や、登場人物の精神的な高揚感、あるいは「運命が動き出す予兆」を視覚化しています。

荒木先生はインタビューなどで、自身の音楽体験が擬音に大きな影響を与えていると語っています。特に70年代から80年代のハードロックやプログレッシブ・ロック、ヘヴィメタル。エレキギターのディストーションが効いた「ギュイーン」といううねりや、地を這うようなベースの低音。これらを紙の上に定着させようとした結果、あの独特なレタリングが生まれたのです。

文字が震え、うねり、時にはパース(遠近法)がついて画面の奥へと消えていく。この視覚的なリズムが、読者の脳内でダイレクトに音へと変換される。これこそが「ジョジョの擬音は聞こえる」と言われる最大の理由です。


絶望と予兆を象徴する「ゴゴゴ」と「ドドド」の違い

ジョジョを象徴する二大擬音といえば「ゴゴゴ」と「ドドド」でしょう。似ているようでいて、この二つには明確な役割の違いがあります。

「ゴゴゴゴゴ」:静かなる威圧感と不気味な予兆

「ゴゴゴ」は、物理的な音というよりも「プレッシャー」の可視化です。何かが潜んでいる、強大な敵が近づいている、あるいは目に見えない運命の歯車が回り出した……。そんな、肌にピリピリとくるような緊張感を表現しています。

この擬音のルーツの一つには、ホラー映画の演出があると言われています。姿は見えないけれど、確実にそこに「何か」がいる。そんな不穏な空気を、荒木先生は地鳴りのような低音として描き出しました。

「ドドドドド」:迫りくる恐怖と激動の鼓動

一方で「ドドド」は、より動的で物理的な衝撃に近いニュアンスを持ちます。心臓の鼓動が速まる音、大群が押し寄せる足音、あるいは逃げ場のない追跡。キャラクターが窮地に立たされたときや、爆発的なエネルギーが放出される直前の「溜め」のシーンで多用されます。

「ゴゴゴ」が「静」の恐怖なら、「ドドド」は「動」の恐怖。この使い分けによって、読者は今その場がどのような緊張感に包まれているのかを直感的に理解することができるのです。


伝説の始まり!初期の衝撃的な擬音たち

ジョジョの擬音が世に衝撃を与えたのは、第1部『ファントムブラッド』からでした。それまでのマンガ界の常識を覆すフレーズが次々と飛び出しました。

ズキュウウウン

あまりにも有名な、ディオ・ブランドーがエリナ・ペンドルトンの唇を奪った際の擬音です。キスシーンで「ズキュウウウン」という衝撃音が使われるのは、当時の読者にとって驚天動地の出来事でした。単なる接触音ではなく、エリナの精神的なショック、ディオの強引なエネルギー、そして二人の運命が決定的に歪んだ瞬間を象徴する一撃。まさに「音が絵を支配した」瞬間です。

メメタァ

ウィル・A・ツェペリ男爵が、岩の上のカエルを波紋の力で叩いた時の音です。カエルを潰さず、その下の岩だけを砕くという「波紋」の特性を説明するために発明されたこの擬音。肉体という柔らかいものを通り抜ける衝撃を表現するのに「メメタァ」という響きをチョイスするセンスこそが、荒木流の真骨頂と言えるでしょう。

執念が生んだ「WRYYYYY」

吸血鬼となったディオが、人間を超越した喜びや高揚感を叫ぶ際の声です。これはもはや擬音というよりは「発声」ですが、その文字の歪み方や勢いは完全にデザインの一部。ジョジョの奇妙な冒険 第1部を読み返すと、この咆哮がいかに作品に異質な生命力を与えているかが分かります。


感情を揺さぶる!第3部以降の独創的な表現

物語が進むにつれ、スタンド能力の登場と共に擬音はさらに複雑でクリエイティブなものへと進化していきます。

レロレロ

第3部の花京院典明(に化けたラバーソール)が、チェリーを舌の上で転がす際の音です。執拗で、粘着質で、どこか生理的な嫌悪感を抱かせるこの音は、キャラクターの異常性を一瞬で読者に植え付けました。文字の羅列だけでここまで「気持ち悪さ(褒め言葉)」を表現できる作家は、他に類を見ません。

無音を表現する「シーン」

ジョジョにおいて「シーン」という擬音は、ただ静かなだけではありません。その「シーン」という文字自体が、まるで氷のように冷たく、鋭く尖っていることがあります。静寂そのものが刃物のように襲いかかってくる。音がないはずの空間に、あえて文字を置くことで「耳が痛くなるような静けさ」を演出しているのです。

パパウ パウパウ

第2部でツェペリ家の末裔、シーザーが放つシャボンカッターの音。軽快でリズムが良く、それでいてどこか異国情緒を感じさせる響き。こうした音楽的なリズム感も、ジョジョの擬音が持つ魅力の一つです。


荒木飛呂彦先生のレタリング技術とこだわり

ジョジョの擬音をじっくり観察すると、一文字一文字が驚くほど丁寧に、そして意図を持ってデザインされていることに気づきます。

  • 文字の太さと筆致:力強いシーンでは極太の筆で叩きつけるように、不気味なシーンでは細く震えるようなラインで。
  • パースと配置:擬音がキャラクターの後ろに回り込んだり、逆に手前に飛び出してきたりすることで、画面に立体感を与えています。
  • 文字の変形:例えば「ガッ」という音でも、「ガ」の濁点が飛び散っていたり、「ッ」が鋭く伸びていたりします。

これらの表現は、ルネサンス期の彫刻や絵画の「肉体表現」に通ずるものがあると指摘されることもあります。筋肉の躍動を文字に転換しているかのような、圧倒的なエネルギー。荒木先生にとって擬音とは、背景の一部ではなく、画面を構成する主役の一人なのです。

もし、ご自身でイラストを描く際にジョジョ風の演出を取り入れたいなら、コピックなどのマーカーを使って、あえて手書きのムラや勢いを活かしたレタリングを練習してみるのも面白いかもしれません。


海外ファンはどう見てる?英語に翻訳されたジョジョの音

日本独自の文化である「オノマトペ(擬音・擬態語)」は、翻訳が非常に難しい分野です。ジョジョが世界中で愛されるようになり、英語版のコミックが制作される際にも、この擬音の扱いは大きな課題となりました。

興味深いことに、英語版では日本語の擬音をそのまま「デザイン」として残し、その傍らに小さく英語の直訳を添えるスタイルが多く見られます。

  • 「ゴゴゴ」を「Rumble…
  • 「ドドド」を「Menace…(脅威)」
  • 「ドォーン」を「DOOM!

しかし、海外の熱狂的なファン(ジョジョラー)の間では、日本語の「GOGOGO」や「MENACING」という言葉がそのままインターネット・ミーム(ネタ)として定着しています。彼らにとっても、あのカタカナの造形そのものが「ジョジョらしさ」を感じさせる重要なアイコンとなっているのです。


ジョジョの擬音を体感するためのアイテム

ジョジョの擬音は、今やマンガの枠を超えて様々なグッズやメディアに展開されています。

例えば、アニメ版のジョジョ。ここではマンガの擬音がそのまま画面にテロップとして飛び出してくる演出が採用されました。音響スタッフは、荒木先生が描いた文字の形から逆算して「どんな音を当てるべきか」を徹底的に追求したそうです。「ズキュウウウン」という音を実際にどう作るか。その試行錯誤の結果、アニメ版でも原作に負けない衝撃的な音響が実現しました。

また、日常でジョジョの世界観を楽しみたい方には、擬音をモチーフにした文房具やアパレルも人気です。ジョジョ 擬音 Tシャツなどを身にまとえば、自分自身がジョジョのキャラクターになったような「ゴゴゴ」とした威圧感を演出できるかもしれませんね。


まとめ:ジョジョの擬音一覧!意味や元ネタ、独特な書き方の秘密を徹底解説【ファン必見】

ジョジョの擬音は、単なる「音の説明」ではありません。それは、荒木飛呂彦先生という希代のクリエイターが、音楽、映画、美術といったあらゆるカルチャーを吸収し、自らのペンを通して吐き出した「魂の叫び」です。

「メメタァ」という響きに驚き、「ゴゴゴ」という気配に震え、「レロレロ」という描写に戦慄する。私たちがジョジョを読みながら体験するこれらの感情は、すべて緻密に計算された擬音のデザインによって増幅されています。

次にジョジョの奇妙な冒険を手に取るときは、ぜひセリフや絵だけでなく、背景に踊る「擬音」の一つひとつに注目してみてください。そこには、物語をより深く、より熱く楽しむためのヒントが隠されているはずです。

独特な書き方の秘密を知れば、ジョジョの世界がより一層、鮮やかな音と共に動き出すことでしょう。さあ、あなたもお気に入りの「マイ・ベスト・ジョジョ擬音」を探してみてはいかがでしょうか?

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