「ジョジョの奇妙な冒険」という巨大な山に登り始めたばかりのあなたも、長年連載を追い続けているスタンド使いのあなたも、ふと疑問に思うことがありますよね。
「ジョジョの映画って、結局いま何作あるんだっけ?」
「山﨑賢人さんの実写版、続きはいつ出るの?」
「昔、劇場版のアニメがあったって聞いたけど、どこで見られるの?」
独特の擬音やポージング、そして「人間讃歌」をテーマにした熱いストーリー。その魅力は漫画やTVアニメの枠を飛び越え、実写映画や劇場用アニメとしても展開されてきました。しかし、ジョジョの映画史は意外にも複雑で、中には「幻」と化した作品まで存在します。
今回は、2026年現在の最新情報を踏まえ、ジョジョの映画作品の全貌から、実写版の続編の真相、そしてファンなら知っておきたい見る順番まで、スッキリと整理して解説していきます。
ジョジョの映画は実質3作品!その内訳を整理しよう
まず結論からお伝えしましょう。現在、一般的に「ジョジョの映画」としてカウントされるのは、大きく分けて以下の3つのプロジェクトです。
- 実写映画『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』(2017年)
- 実写映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』(2023年)
- 劇場版アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』(2007年)
「あれ?もっとあった気がする」と思った方は、おそらくTVアニメシリーズの「総集編」や、動画配信サービスで映画のようにリストアップされている「OVA(オリジナル・ビデオ・アニメーション)」と混同されているかもしれません。
純粋に劇場公開を目的として制作されたのは、この3つの系譜です。さらに細かく見ていくと、それぞれが歩んだ道は「大ヒット」「シリーズ化」「封印」と、驚くほど極端に分かれています。
山﨑賢人主演の実写版「第一章」の続編はどうなった?
2017年、原作の第4部を実写化した『ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない 第一章』が公開されました。主演に山﨑賢人さんを迎え、スペインのシッチェスでロケを敢行。杜王町の異国情緒漂う雰囲気を再現した意欲作です。
公開当時、ファンの間で最も話題になったのは「第一章」というタイトルでした。当然、誰もが「第二章、第三章と続くのだな」と確信していましたよね。劇中のラストシーンでも、物語の黒幕である吉良吉影のスタンド キラークイーン を彷彿とさせる演出があり、期待感は最高潮に達していました。
しかし、公開から数年が経過した現在も、続編製作の具体的なニュースは届いていません。その背景には、いくつかの現実的な理由がささやかれています。
ひとつは興行収入の壁です。大型予算を投じた大作でしたが、数字としては制作サイドの期待を大きく上回るまでには至りませんでした。映画ビジネスにおいて、続編のゴーサインが出るかどうかは初動の数字が握っています。
もうひとつは、キャスト陣の驚異的な活躍です。山﨑賢人さんをはじめ、神木隆之介さん、小松菜奈さん、新田真剣佑さんといった主要メンバーは、今や日本映画界を背負って立つ超多忙なスターばかり。これだけの豪華メンバーを再び一堂に集めるのは、スケジュール調整だけでも至難の業と言えるでしょう。
ただ、この映画で描かれた「スタンド」の視覚効果は非常にレベルが高く、今見返してもその迫力に圧倒されます。続編がないからといって敬遠するのはもったいない、一つの独立したエンターテインメント作品として完成されています。
成功を収めたスピンオフ『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』
実写化の歴史において、大きな転換点となったのが2023年公開の『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』です。高橋一生さんが演じる人気キャラクター・岸辺露伴を主人公に据えた本作は、NHKのドラマシリーズから続く流れで劇場公開されました。
この映画の勝因は、徹底した「リアリティ」と「芸術性」の融合にあります。ジョジョ本編のような派手なスタンドバトルを前面に押し出すのではなく、露伴の特殊能力「ヘブンズ・ドアー」を鍵としたサスペンス・ホラーとして構築されました。
実際にフランスのルーヴル美術館でロケを行い、本物の美術品に囲まれた撮影が行われたことも、作品の格を一段引き上げました。ドラマ版からのファンはもちろん、原作を知らない層からも「一つの上質なミステリー映画」として高く評価されたのです。
もしあなたが「実写のジョジョってどうなの?」と疑っているなら、まずはこの作品から入るのが一番の近道かもしれません。
誰も見ることができない?「幻の劇場版アニメ」の謎
ジョジョの映画史を語る上で避けて通れないのが、2007年に公開された劇場版アニメ『ジョジョの奇妙な冒険 ファントムブラッド』です。原作の第1部を映画化したものですが、実はこれ、現在では視聴する方法がほぼ存在しない「幻の作品」として知られています。
なぜ幻なのか。それは、劇場公開が終わった後に一度もDVDやブルーレイとしてパッケージ化されず、配信サイトにも一切並んでいないからです。
理由は公式に明かされていませんが、ファンの間では「原作のエピソードを大幅にカットしたことによる評価の影響」や「権利関係の複雑さ」など、さまざまな憶測が飛び交っています。スピードワゴンが登場しない、という大胆な構成も話題になりました。
今となっては、当時の劇場に足を運んだ人だけが語り継ぐ伝説の作品。もしどこかで上映される機会があれば、それはまさに「奇跡」と言えるでしょう。
ジョジョの映画・アニメを楽しむための「正しい順番」
これからジョジョの世界にどっぷり浸かりたいという方のために、おすすめの視聴順を整理しました。映画単体で完結する楽しみ方もありますが、やはり原作の熱量を感じるには「TVアニメ」を軸にするのが王道です。
- TVアニメ 第1部〜第6部:まずはここが基本です。物語のすべての根幹が詰まっています。
- 実写映画『岸辺露伴 ルーヴルへ行く』:アニメ第4部を視聴した後(または並行して)見ると、露伴というキャラクターの深みがより理解できます。
- 実写映画『ダイヤモンドは砕けない 第一章』:アニメ第4部を見終えた後に、キャラクターの解釈やスタンドのCG表現を比較しながら楽しむのがおすすめです。
- OVA版『ジョジョの奇妙な冒険』:1990年代に制作された第3部のアニメです。現在のTVシリーズとはまた違う、重厚でシリアスな作画を楽しめます。
映画作品は、いわば「ジョジョという広大な宇宙のスパイス」のような存在。メインディッシュであるTVシリーズを味わいつつ、その合間に映画で新しい視点を取り入れるのが、最も満足度の高い楽しみ方と言えます。
2026年、これからのジョジョ映画に期待すること
原作は現在、第9部『The JOJOLands』が連載中で、その熱気は衰えるどころか、世代を超えてさらに加速しています。
映画の世界でも、いつかまた驚くようなプロジェクトが始動するかもしれません。『岸辺露伴』シリーズの成功は、ジョジョの持つ「独特の世界観」が、やり方次第で一般の映画ファンにも深く刺さることを証明しました。
例えば、人気キャラクターに焦点を当てた別のスピンオフ映画や、最新技術を駆使したフルCGによる劇場版など、可能性は無限大です。ファンの熱量が消えない限り、新しい「映画」の誕生を期待し続けてもいいはずです。
まとめ:ジョジョの映画は全何作?実写の続編やアニメ版の評価・見る順番を徹底解説【2026】
ここまで、ジョジョの映画に関する情報を網羅してきましたが、いかがでしたでしょうか。
最後に重要なポイントをおさらいします。ジョジョの映画は、2026年現在で実写2作、劇場版アニメ1作(幻)が基本。山﨑賢人さんの実写版続編については、残念ながら現時点で具体的な動きはありません。しかし、高橋一生さんの『岸辺露伴』シリーズが実写化の新たな可能性を切り拓き、ファンの心をつなぎ止めています。
アニメ版については、まずはTVシリーズを主軸に据え、その世界を広げるツールとして映画やOVAを手に取るのがベストな見る順番です。
ジョジョの世界は、一度足を踏み入れると抜け出せない魅力に満ちています。映画というフィルターを通して見る杜王町やルーヴル美術館、そして熱きスタンド使いたちの生き様。ぜひあなたも、お気に入りの ジョジョの奇妙な冒険 関連作品を見つけて、その深淵を覗いてみてください。
運命は、勇気を持って一歩踏み出した者の味方をしてくれるはずです。

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