ジョジョの「リタイア」と死亡の違いは?意味やその後の運命を徹底解説!

ジョジョ
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『ジョジョの奇妙な冒険』を読んでいると、敵を倒した瞬間に画面に大きく表示される「RETIRED(再起不能)」という文字。ファンにはおなじみの光景ですが、ふと「これって死んだの?それとも生きてるの?」と疑問に思ったことはありませんか?

実は、ジョジョにおける「リタイア」には、単なる敗北以上の深い意味が込められています。今回は、物語を彩るこの独特な表現について、死亡との決定的な違いや、リタイアしたキャラクターたちのその後の数奇な運命を徹底的に紐解いていきましょう。

「再起不能(リタイア)」という言葉に込められた意味

ジョジョの世界において、敵が主人公たちに敗北した際、多くの場合で「再起不能(リタイア)」という言葉が使われます。これには、物語上の演出と、作者である荒木飛呂彦先生のフィロソフィーが強く反映されています。

まず、物理的な意味でのリタイアとは「戦う力を完全に失った状態」を指します。骨がバラバラに砕かれたり、精神が崩壊したりして、二度と承太郎やジョルノたちの前に立ちはだかることができなくなった状態です。

しかし、なぜ「死亡」と明確に分ける必要があるのでしょうか。それは、ジョジョが「人間讃歌」をテーマにしているからです。たとえ敵であっても、自分の信念のために戦った者が命を落とすことへの一定の距離感、あるいは「殺すこと」が目的ではない主人公たちのスタンスを表現するために、このリタイアという言葉が機能しています。

読者としては、この文字が出た瞬間に「このバトルは決着したんだな」というカタルシスを得ることができます。格闘ゲームのK.O.に近い感覚ですが、ジョジョの場合はその後の人生まで狂わせてしまう重みがあるのが特徴ですね。

死亡とリタイアを分ける「魂の描写」の境界線

「死んだのか、リタイアなのか」を見分ける最も分かりやすいポイントは、実は「魂」の描写にあります。

ジョジョの劇中でキャラクターが完全に死亡した場合、多くの場合で「魂が天に昇っていく描写」や「空に顔が浮かび上がる演出」がなされます。アヴドゥルやイギー、あるいは花京院といった主要キャラクターの最期を思い返せば、その違いは一目瞭然でしょう。

一方で、リタイアと表記される場合は、この魂の離脱が描かれません。つまり、肉体は生存しているか、あるいは「死ぬことさえ許されない状態」に陥っていることを示唆しています。

例えば、第3部の敵の多くは「病院送り」という形でリタイアします。彼らは数ヶ月、あるいは数年の療養を経て社会復帰する可能性がありますが、スタンド使いとしての戦意を完全にへし折られているため、物語の表舞台からは退場することになります。この「生きているけれど、もう牙は剥かない」という絶妙なラインが、リタイアという言葉の正体なのです。

第3部で確立された「RETIRED」の様式美

リタイアという表現が最も象徴的に使われたのは、やはり第3部「スターダストクルセイダース」でしょう。承太郎が「オラオラ」のラッシュで敵をぶっ飛ばした後、画面にドゴォォォンと「RETIRED」の文字が出る演出は、シリーズの代名詞とも言えます。

この時期のリタイアは、一種のヒーロー像の維持でもありました。承太郎たちはDIOという巨悪を倒す旅をしていますが、道中の刺客を一人残らず殺害していくのは、少年漫画の主人公としては少々過激すぎます。

そこで「再起不能にする(二度と悪さができないように叩き伏せる)」という決着方法が選ばれました。代表的なのは「鋼入りのダン」です。承太郎に史上最長のオラオラを叩き込まれた彼は、全身の骨を折られて再起不能となりましたが、命までは取られていません。このように、圧倒的な実力差を見せつけて戦意を喪失させることが、第3部におけるリタイアの様式美でした。

第4部における「隣人としてのリタイア」と再登場

舞台が日本の町「杜王町」に移った第4部では、リタイアの意味合いがさらに変化します。

第4部の敵キャラクターは、必ずしも絶対的な悪ではなく「少し性格の歪んだスタンド使い」であることが多いのが特徴です。そのため、主人公の仗助に倒されてリタイアした後、改心して友人や協力者として再登場するパターンが確立されました。

小林玉美や間田敏和などがその典型です。彼らはクレイジー・ダイヤモンドでボコボコにされてリタイアしますが、その後は何事もなかったかのように町で生活し、時には仗助たちに有益な情報をもたらします。

このように、リタイアが「敵対関係の終了」を意味し、新たな人間関係のスタートラインになるのが第4部の面白いところです。一方で、アンジェロのように「岩と一体化する」という、死よりも残酷な形での永続的なリタイアも描かれており、リタイアのバリエーションが大きく広がった時期でもあります。

第5部以降の激化する戦いとリタイアの減少

第5部「黄金の風」に入ると、リタイアという表現の頻度は目に見えて減っていきます。なぜなら、第5部は「ギャングの抗争」を描いているからです。

ギャングの世界では、敵を生かしておけば自分の命が狙われることになります。そのため、ジョルノやブチャラティたちは、敵を倒す際に「殺害」を選択することが多くなりました。プロシュート兄貴やペッシ、ギアッチョといった刺客たちは、戦いの果てに命を落としています。

ただし、そんな第5部でも伝説的なリタイアシーンが存在します。それがチョコラータ戦です。ジョルノから7ページにわたる「無駄無駄」ラッシュを浴びせられた彼は、ゴミ収集車の中に叩き込まれました。この時、画面には久々に「RETIRED」の文字が表示されましたが、その内容は「死んだも同然、あるいは死ぬより悲惨」というニュアンスを含んでいました。

第5部以降、リタイアという言葉は「命を奪うこと」以上に重い制裁、あるいは「存在の否定」に近い意味合いを持つようになっていったのです。

「死ぬより恐ろしい」永遠のリタイアたち

ジョジョファンの中で語り草となっているのが、死ぬことすら許されず、永遠に意識を失うこともできない「究極のリタイア」を遂げた者たちです。

その筆頭は、第2部のボス・カーズでしょう。宇宙空間に放り出された彼は、不死身の体を持っているために死ぬことができません。やがて彼は「考えるのをやめた」という、精神の永久リタイア状態に陥ります。これは生物にとって、死よりも虚無な結末と言えるでしょう。

また、第7部のマジェント・マジェントも同様の運命を辿ります。川の底で自身の能力により防御し続けた結果、誰にも助けられないまま「考えるのをやめる」ことになりました。

さらに、第5部のボスであるディアボロは、ゴールド・エクスペリエンス・レクイエムの能力により「死ぬという真実にたどり着けない」状態になりました。何度も何度も異なるシチュエーションで死の恐怖を味わい続ける彼は、現在進行形でリタイアし続けていることになります。これらはもはや「戦闘不能」という言葉では片付けられない、宇宙的な恐怖を伴うリタイアです。

スピンオフや公式設定で判明したリタイア後の生活

リタイアした敵キャラクターたちがその後どうなったのか、気になる方も多いはずです。いくつかのケースでは、公式の小説やスピンオフ作品でその後の様子が描かれることがあります。

例えば、第3部で承太郎に敗れたホル・ホース。彼は物語の途中でリタイアに近い形になりますが、その後スピンオフ漫画で主人公として再登場を果たしました。彼のように、リタイアしてもキャラクターの魅力が衰えないのがジョジョの凄いところです。

また、第4部で「本」にされたエニグマの少年は、杜王町の図書館に「貸出禁止本」として収蔵されているという設定があります。意識があるのかないのか不明ですが、町の風景の一部として溶け込んでいるのです。

このように、リタイアしたキャラクターが完全に消滅せず、世界のどこかで生き続けている(あるいは存在し続けている)という感覚が、ジョジョという作品のリアリティと奥行きを支えています。

現代の視点で見るリタイアとキャラクターの救い

現代の漫画作品では、敵を倒す=殺害という図式が非常に多いですが、ジョジョが提示した「リタイア」という概念は、今の時代においても新鮮です。

それは、敵であってもその能力や個性を尊重し、敗北した後にも「その先の人生」があることを示唆しているからです。読者は、リタイアしたキャラクターに対して「あいつ、今頃病院でどうしてるかな」と思いを馳せることができます。

もし、あなたがジョジョのフィギュアを集めたり、関連グッズをチェックしたりするなら、ジョジョの奇妙な冒険 フィギュアなどで彼らの勇姿を眺めてみてください。リタイアした後の彼らの物語を想像しながら作品を読み返すと、初見の時とは違った感動があるはずです。

また、最新のゲーム作品などでは、リタイアしたはずのキャラクター同士が夢の対決を果たすこともあります。リタイアは決して終わりではなく、ファンの心の中で生き続けるための「保留」状態なのかもしれません。

ジョジョの「リタイア」と死亡の違いは?意味やその後の運命を徹底解説!まとめ

さて、ここまでジョジョにおける「リタイア」の深遠な世界について解説してきました。

結論として、リタイアと死亡の決定的な違いは、単なる肉体の停止ではなく「物語における役割の完遂」と「再登場の余地」、そして「魂の描写の有無」にあります。

  • 第3部では、ヒーローとしてのカタルシスを生む「勝利のスタンプ」
  • 第4部では、敵が味方に変わる「再生のチャンス」
  • 第5部以降では、時に死よりも残酷な「永遠の罰」

このように、部を追うごとにリタイアの意味は深化していきました。次にジョジョを読み返す時は、倒された敵の後に「RETIRED」の文字が出るのか、それとも「死亡」を連想させる魂の描写があるのかに注目してみてください。

ジョジョの奇妙な冒険は、戦う者たちの魂の輝きを描く物語です。たとえリタイアして表舞台から去ったとしても、彼らが放ったスタンドの輝きや、黄金の精神(あるいは漆黒の意志)は、私たちの記憶から消えることはありません。

さあ、あなたもジョジョの奇妙な冒険 文庫版を手に取って、再びあの熱いバトルと、鮮やかなリタイアの瞬間を体験してみませんか?

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