ジョジョ5部リトル・フィートの能力は弱い?ホルマジオの凄みと元ネタ・結末を徹底考察

ジョジョ
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ジョジョの奇妙な冒険 第5部「黄金の風」において、物語が加速するきっかけを作った名バトルといえば、ナランチャとホルマジオの一戦を思い浮かべる方も多いのではないでしょうか。

暗殺チームの先陣を切って登場したホルマジオ。彼の操るスタンド「リトル・フィート」は、一見すると「相手を小さくするだけ」という地味な能力に見えるかもしれません。しかし、その本質を掘り下げていくと、驚くほどプロフェッショナルな暗殺者の執念が見えてきます。

今回は、リトル・フィートの能力が本当に弱いのか、そして本体であるホルマジオがなぜこれほどまでに読者の心を掴むのか、元ネタや衝撃の結末を含めて徹底的に考察していきます。


暗殺チームの初陣を飾る「リトル・フィート」の基本スペック

まずは、リトル・フィートというスタンドがどのような性能を持っているのか、その基本をおさらいしておきましょう。

リトル・フィートは、人型のスタンドでありながら、その指先が鋭いカギ爪のようになっているのが特徴です。ステータスを見ると、破壊力はD、スピードはB、射程距離はE(約2m)と、直接的な格闘戦に特化したタイプではありません。持続力がAである点からも、時間をかけてじわじわと攻めるタイプであることがわかります。

最大の特徴は、人差し指の爪で切りつけた対象を「徐々に小さくする」という能力です。

この能力の恐ろしいところは、対象の身体だけでなく、身につけている衣服や所持品、さらには「スタンドのパワー」そのものまでサイズに比例して弱体化させてしまう点にあります。ナランチャのエアロスミスも、小さくなるにつれて弾丸の威力や爆発の規模が目に見えて小さくなっていきました。

一方で、自分自身を小さくする際は「一瞬」で縮むことができ、解除も一瞬で行えます。この「自分は自由自在、相手は鈍足」という非対称性が、リトル・フィートの戦術的な核となっています。

なぜリトル・フィートの能力は「弱い」と議論されるのか

ネット上のファンコミュニティなどでは、よく「リトル・フィートはハズレ能力ではないか?」という議論がなされます。そう言われてしまう主な理由は、その「即効性のなさ」にあります。

ジョジョの世界には、殴った瞬間に感覚を暴走させる能力や、一撃で身体をバラバラにするような、即死級のスタンドがゴロゴロ存在します。それに比べると、リトル・フィートが相手を無力化するサイズまで小さくするには、数分単位の時間がかかります。

「その間にラッシュを叩き込まれたら終わりじゃないか」という意見は、一理あります。実際、暗殺チーム内でも、メローネやギアッチョといった強力な能力者に比べれば、ホルマジオの能力は「地味で時間がかかる」とからかわれていました。

しかし、この「時間の経過が必要」という弱点こそが、物語における緊張感を生み出し、ホルマジオという男の「暗殺者としての格」を際立たせることになったのです。

逆境を覆すホルマジオの「プロの凄み」と知略

ホルマジオの本当の強さは、スタンドのスペックではなく、彼の「洞察力」と「機転」にあります。彼は自分の能力が直接対決に向かないことを誰よりも理解していました。

ナランチャとの戦いでは、二酸化炭素を検知して追跡してくるエアロスミスに対し、自身のサイズを小さくしてネズミの背中に乗り、ネズミの呼吸に紛れるという驚異的な回避術を披露しました。また、小さくした車を飲み物に混ぜて、相手の体内から巨大化させて攻撃するといった、暗殺者ならではの発想も持っています。

彼はただの戦闘員ではなく、目的を遂行するために手段を選ばない「プロ」でした。かつて、処刑された仲間であるソルベとジェラートの凄惨な最期を目の当たりにした経験が、彼の執念をより強固なものにしていたのかもしれません。

どれほど地味な能力であっても、使い手の知略次第で最強の追跡者になり得る。ホルマジオはそれを証明したキャラクターと言えるでしょう。

スタンド名の元ネタとなった「Little Feat」とは

ジョジョのスタンド名には洋楽のアーティストや楽曲名が付けられるのが恒例ですが、リトル・フィートの元ネタはアメリカのロックバンドLittle Featです。

1970年代に活躍したこのバンドは、カントリーやブルース、ファンクをミックスした非常に技巧的で独特なサウンドで知られています。リーダーのローウェル・ジョージが、以前所属していたバンドのメンバーに「お前の足(Feet)は小さいな」と言われたことがバンド名の由来という説があり、これが「小さくなる能力」とリンクしています。

ちなみに、バンド名は「Feet」ではなく「Feat(偉業・功績)」というスペルに変えられています。一見すると小さく些細な能力に見えても、それが大きな戦果(偉業)を成し遂げるという、ホルマジオの立ち振る舞いを示唆しているようにも感じられます。

こうした背景を知ると、リトル・フィートというスタンドにより深い愛着が湧いてくるのではないでしょうか。

炎に消えた執念!ナランチャ戦の衝撃的な結末

ホルマジオとナランチャの戦いは、まさに「矛と盾」の攻防でした。徐々に小さくなり、追い詰められていくナランチャ。しかし、ナランチャの出した答えは、ホルマジオの想像を超える「狂気」に近い決断でした。

ナランチャは自分の位置を特定できないなら、街一帯を火の海にすればいいと、周囲の車を次々と爆破。炎による上昇気流と大量の二酸化炭素の乱れによって、ホルマジオの隠れ場所を強引に炙り出したのです。

熱に耐えきれず、元の大きさに戻らざるを得なくなったホルマジオ。最後はエアロスミスとの至近距離での撃ち合いとなり、ハチの巣にされて敗北しました。

死の間際、彼は「あ……あぁ~……。しょ……小便くせぇ……小僧……だぜ……」と、自分を打ち負かした少年への複雑な敬意と、任務を遂行できなかった悔しさが混じった言葉を残しました。暗殺チームの最初の脱落者でありながら、その散り様はあまりに鮮烈でした。

暗殺者として完成された「リトル・フィート」の価値

リトル・フィートは、単純な破壊力の数値では測れない「暗殺における完成度」を持ったスタンドです。

もしホルマジオが、正面から戦うのではなく、寝ている相手の耳に侵入して脳内で針を巨大化させたり、食事に毒入りの小瓶を混ぜて体内で割ったりすることに特化していれば、第5部の主人公チームはもっと早く全滅していたかもしれません。

ナランチャという「予測不能な爆発力」を持つ相手と、白昼の市街地で戦うことになったのが、ホルマジオにとって最大の不運だったと言えるでしょう。しかし、その不運を技術で補い、あと一歩まで追い詰めた彼の戦いは、紛れもなく「黄金の風」におけるベストバトルのひとつです。

たとえ能力が地味だと笑われても、それを磨き上げ、命をかけて組織に抗ったホルマジオ。リトル・フィートは、彼のそんな泥臭くもプライド高い生き様を映し出した鏡のような存在でした。

まとめ:ジョジョ5部リトル・フィートの能力は弱いのか?

改めて振り返ってみると、ジョジョ5部リトル・フィートの能力は決して弱くありません。むしろ、限定的な条件の中で最大限の成果を出す「職人芸」のような強さを持っています。

ホルマジオの凄みは、自分の弱点を知り、知略でそれをカバーするプロ意識にありました。ナランチャ戦でのあの執拗な追跡劇は、彼がどれほど組織に対して忠実であり、そして自由を求めていたかの裏返しでもあります。

元ネタであるバンドの音楽を聴きながら読み返してみると、また違った味わいがあるはずです。リトル・フィートという小さな足跡が、ジョジョという壮大な物語の中に刻んだ大きな功績を、ぜひもう一度その目で確かめてみてください。

「くだらねー能力」と言わせないだけの熱量が、あの数分間の攻防には確かに詰まっていました。ジョジョ5部リトル・フィートの能力は弱い?ホルマジオの凄みと元ネタ・結末を徹底考察した結果、彼こそが真の暗殺者であったと断言できます。

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