ジョジョ4部「乙雅三」の能力と最期を徹底解説!チープ・トリックの倒し方は?

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『ジョジョの奇妙な冒険 第4部 ダイヤモンドは砕けない』には、個性的すぎる敵キャラが数多く登場しますよね。その中でも、一度見たら(というか背中を見せられたら)忘れられないインパクトを放っているのが、一級建築士の**乙雅三(きのと まさぞう)**です。

「背中を見られたくない」という異様な執着、そして彼に取り憑いた最凶のスタンド「チープ・トリック」。今回は、乙雅三という男の悲劇的な末路と、岸辺露伴を絶体絶命の窮地に追い込んだその能力、そして驚きの倒し方について徹底的に解説していきます。

ジョジョファンなら避けては通れない、あの「背中の恐怖」を一緒に振り返ってみましょう。


乙雅三とは何者か?一級建築士を襲った災難

乙雅三は、物語の終盤、吉良吉影の父・吉良吉廣が放った刺客の一人として登場します。職業は一級建築士。本来なら知的でスマートな職業のはずですが、初登場時の彼は冷や汗を垂らし、常に壁に背中を押し付けて移動する不審者そのものでした。

彼は決して、自らの意志で露伴たちを襲いに来たわけではありません。吉廣が「矢」で射抜いたことで発現したスタンド能力が、彼自身の手に負えない代物だったのです。

乙雅三の最大の特徴は、その極端なまでの「臆病さ」と「神経質さ」にあります。自分の背中を他人に見られることを病的に恐れ、家の中ですら壁を這うようにして移動する。そんな彼の奇行が、好奇心の塊である漫画家・岸辺露伴の目に止まってしまったことが、すべての悲劇の始まりでした。

もし乙雅三がスタンド使いにならなければ、有能な建築士として平穏な人生を送っていたはずです。そう考えると、彼は第4部における「吉良親子の最大の被害者」の一人と言えるかもしれません。

スタンド「チープ・トリック」の正体と恐ろしい特性

乙雅三の背中にこびり付いていたスタンド、それが「チープ・トリック」です。このスタンドは、ジョジョの歴史の中でも極めて特殊な性質を持っています。

まず、チープ・トリックは乙雅三の命令を聞きません。それどころか、宿主である乙自身を苦しめ、最終的には死に至らしめる「取り憑き型」のスタンドなのです。

  • 宿主の背中を「家」とするチープ・トリックは常に宿主の背中に張り付いています。そして、誰かがその背中を見た瞬間、新しい宿主へと「乗り換え」を行います。
  • 乗り換える際に元の宿主を殺害するこれが最も恐ろしい点です。スタンドが別の人間へ移動するとき、元の宿主の背中を物理的に引き裂き、中のエネルギーを吸い尽くしてしまいます。乙雅三が劇中で絶命した際、その体は瞬時にミイラのように干からびてしまいました。
  • 驚異的なおしゃべりと精神攻撃チープ・トリックは自意識を持ち、ペラペラとよく喋ります。宿主の耳元で「背中を見せちゃえよ」「あいつに話しかけてみろよ」と囁き続け、精神的に追い詰めていくのです。

このスタンドの元ネタは、アメリカのロックバンドCheap Trickから取られています。軽快なロックを奏でるバンド名とは裏腹に、ジョジョの世界では逃げ場のない「詰み」を象徴するような能力として描かれました。

岸辺露伴を襲った絶体絶命のピンチ

乙雅三が露伴の家を訪れたのは、火事で焼けた露伴の別宅の修繕見積もりのためでした。しかし、乙の「絶対に背中を見せない」という不自然な動きが、露伴の「漫画家としての好奇心」を刺激してしまいます。

露伴は策を弄して乙の背中を無理やり見てしまいますが、その瞬間に乙雅三は死亡。チープ・トリックは即座に露伴の背中へと転移しました。

ここから、露伴の孤独な戦いが始まります。

チープ・トリックが取り憑いている間、露伴は誰にも背中を見せることができません。もし誰かに見られれば、今度は露伴が乙と同じように無残な死を遂げることになるからです。

さらに厄介なことに、チープ・トリックは周囲の犬や猫にまで話しかけ、露伴の背中を見るように仕向けます。自分のスタンドである「ヘブンズ・ドアー」を使おうとしても、チープ・トリックは「露伴自身の背中」の一部となっているため、攻撃することができません。無理に引き剥がそうとすれば、自分の背中が引き裂かれるだけ。まさに無敵、というよりは「手出し不能」の最悪な状況でした。

物理的な攻撃が効かない相手をどう倒す?

露伴がこの窮地を脱するために選んだ解決策は、真っ向勝負のスタンドバトルではありませんでした。彼は杜王町の「地理」と「噂」を最大限に利用したのです。

向かった先は、杜王町にある「振り返ってはいけない小道」。そこは、幽霊である杉本鈴美が留まっている場所であり、ルールを破って振り返った者の魂を、無数の「手」がどこかへ連れ去ってしまうという世にも恐ろしい心霊スポットです。

露伴はあえてその小道に入り、チープ・トリックを騙して「背後」を振り返らせました。

物理的なダメージが効かないチープ・トリックも、霊的な「ルール」には抗えません。あの世からの無数の手がチープ・トリックを掴み、露伴の背中から強引に引き剥がして連れ去っていきました。

この時、露伴はヘブンズ・ドアーを使ってチープ・トリックに「地獄へ行く」という指示を書き込んでいたことも、ダメ押しとなりました。チープ・トリックは断末魔とともに消滅し、露伴はようやく自由の身となったのです。

知略と街の怪異を組み合わせたこの決着シーンは、ジョジョ第4部の中でも屈指の名勝負として語り継がれています。

乙雅三とチープ・トリックが残した教訓

乙雅三というキャラクターを通じて描かれたのは、「知りすぎてはいけないこと」や「好奇心の代償」というテーマです。

岸辺露伴という男は、常に面白いネタを探し、真実を暴こうとする人間です。しかし、乙雅三の背中に隠されていたのは、知った瞬間に命を奪いに来る「理不尽な災厄」でした。

乙雅三自身は、決して悪意を持って露伴に近づいたわけではありません。ただ自分の平穏を守りたかっただけの小市民でした。そんな彼が、スタンドという異能の力に振り回され、最後は自分の意志とは関係なく「死の運び屋」にされてしまった。この救いのなさが、ジョジョという作品が持つホラー的側面を際立たせています。

また、チープ・トリックの倒し方は、後のシリーズでも見られる「ルールの穴を突く」戦い方の原型とも言えます。圧倒的なパワーに対して、知恵と環境を利用して勝つ。これこそがジョジョの醍醐味ですよね。

もしあなたが、街中で妙に背中を隠して歩く人を見かけたら……。好奇心を出して覗こうとせず、そっとしておいてあげるのが賢明かもしれません。

まとめ:ジョジョ4部「乙雅三」の能力と最期を徹底解説!チープ・トリックの倒し方は?

乙雅三は、ジョジョ第4部における最も不気味で、かつ悲劇的なキャラクターの一人でした。彼に取り憑いたチープ・トリックは、スタンド使い自身の精神を蝕み、周囲を巻き込んで破滅させる「呪い」のような存在です。

最後におさらいしましょう。

  • 乙雅三は一級建築士であり、吉廣にスタンド使いにされた被害者。
  • チープ・トリックは、宿主を殺して移動する取り憑き型の自立スタンド。
  • 岸辺露伴は絶体絶命の危機に陥るも、「振り返ってはいけない小道」のルールを利用して勝利。

このように、乙雅三のエピソードは、単なる能力バトルに留まらない「心理戦」と「都市伝説」の要素が詰まった傑作回です。アニメや原作を読み返すと、乙雅三の細かい挙動の中に、彼がどれほどの恐怖に耐えていたのかが透けて見えてきて、また違った味わいがあるはずです。

ジョジョの世界には、まだまだ解明されていない謎のスタンド使いがたくさんいます。乙雅三の背中を見てしまった露伴のように、皆さんもぜひ、ジョジョという深い作品の裏側を覗き込み続けてみてください。ただし、自分の背後にはくれぐれもご注意を。

以上、**ジョジョ4部「乙雅三」の能力と最期を徹底解説!チープ・トリックの倒し方は?**というテーマでお届けしました。

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