「ジョジョの奇妙な冒険」という作品の名を聞いて、独特のポーズや「ゴゴゴ……」という擬音を思い浮かべる方は多いはず。でも、いざ漫画を読み始めようと思っても「一体、ジョジョ全部で何巻あるの?」と、その圧倒的なボリュームに足がすくんでしまうこともありますよね。
1987年の連載開始から35年以上の歳月を経て、物語は今もなお進化を続けています。2026年現在、ジョジョの物語は第9部まで到達しており、単行本の総数は140巻を超える巨大な山脈のような作品になりました。
この記事では、ジョジョを愛してやまない筆者が、最新の巻数情報から各部の魅力、そして挫折しないための「おすすめの読む順番」まで、どこよりも詳しく、かつ軽快に解説していきます。
ジョジョの奇妙な冒険は全部で何巻?2026年現在の最新状況
結論からお伝えしましょう。2026年現在、「ジョジョの奇妙な冒険」シリーズは第9部である『The JOJOLands(ザ・ジョジョランズ)』が絶賛連載中です。
単行本の総数は、シリーズ累計で140巻を突破しています。
「えっ、140巻!? そんなに読めるかな……」と不安になった方もご安心ください。ジョジョの素晴らしいところは、長い物語が「部」ごとに区切られている点です。部が変われば主人公も舞台もガラリと変わるため、実は区切りの良いところまで読むという楽しみ方がしやすい作品なのです。
ここで、各部ごとの巻数内訳を整理しておきましょう。
- 第1部:ファントムブラッド(全5巻)
- 第2部:戦闘潮流(全7巻)
- 第3部:スターダストクルセイダース(全16巻)
- 第4部:ダイヤモンドは砕けない(全19巻)
- 第5部:黄金の風(全17巻)
- 第6部:ストーンオーシャン(全17巻)
- 第7部:スティール・ボール・ラン(全24巻)
- 第8部:ジョジョリオン(全27巻)
- 第9部:The JOJOLands(既刊8巻〜 ※2026年3月最新刊発売)
第1部から第5部までは、ジャンプ・コミックスの通巻として1巻から63巻まで続いています。しかし、第6部からはタイトルごとに巻数が1巻からリセットされる形式になりました。
本屋さんで探すときは、背表紙の「第○部」という表記や、サブタイトルをチェックするのがコツです。もし手軽に一気読みしたいなら、電子書籍版の Kindle を活用するのも賢い選択ですね。
世代を超えて受け継がれる「黄金の精神」!各部のあらすじをサクッと紹介
ジョジョの物語は、イギリスの貴族ジョナサン・ジョースターと、野心家のディオ・ブランドーという二人の青年の出会いから始まります。この「ジョースター家」と「ディオ(DIO)」の数世紀にわたる因縁が、ジョジョのメインテーマです。
第1部〜第3部:波紋からスタンドへ
第1部「ファントムブラッド」は、19世紀のイギリスが舞台。正義感あふれるジョナサンと、吸血鬼となり強大な力を得たディオの死闘が描かれます。ここで登場する「波紋エネルギー」が、物語初期の主要な能力となります。
第2部「戦闘潮流」では、ジョナサンの孫であるジョセフ・ジョースターが主人公。アメリカやイタリアを舞台に、人類を捕食する超生物「柱の男」たちと、知略を尽くした心理戦を繰り広げます。ジョセフの軽妙なキャラクターは、今でもファンの間で根強い人気を誇ります。
そして、シリーズ最大の転換点となったのが第3部「スターダストクルセイダース」です。ここで超能力を具現化した守護霊のような存在「スタンド(幽波紋)」が登場。孫の空条承太郎が、100年の眠りから覚めた宿敵DIOを倒すため、仲間と共にエジプトを目指すロードムービー的な展開は、まさに王道中の王道です。
第4部〜第6部:日常の恐怖と運命への抗い
第4部「ダイヤモンドは砕けない」は、一転して日本の地方都市・杜王町が舞台。ジョセフの隠し子、東方仗助が仲間たちと町を守るために戦います。平穏な日常の裏に潜む連続殺人鬼の恐怖を描いたサスペンスフルな物語です。
第5部「黄金の風」の舞台はイタリア。DIOの息子でありながらジョースターの心を持つジョルノ・ジョバァーナが、ギャング組織の頂点を目指す、美しくも過酷な群像劇。彼らの「覚悟」の強さに、胸を打たれる読者が続出しました。
第6部「ストーンオーシャン」では、シリーズ初の女性主人公・空条徐倫が登場。アメリカの刑務所に収監された彼女が、父・承太郎を救うためにDIOの遺志を継ぐ者と戦います。物語のラストは、読者の予想を遥かに超える衝撃的な結末を迎えました。
第7部〜第9部:新たな世界での挑戦
第7部「スティール・ボール・ラン」からは、世界観が一新。19世紀のアメリカで、北米大陸横断レースに参加するジョニィ・ジョースターとジャイロ・ツェペリの友情と成長を描きます。その完成度の高さから、シリーズ最高傑作と推す声も非常に多い部です。
第8部「ジョジョリオン」は、再び杜王町が舞台ですが、第4部とは異なるパラレルワールドのような設定。記憶喪失の青年・東方定助が、自分の正体を探るミステリー仕立ての物語です。
そして現在連載中の第9部「The JOJOLands」。ハワイに住む少年ジョディオ・ジョースターが、大富豪になるための「仕組み(メカニズム)」を掴み取ろうとする姿が描かれています。現代社会の歪みを反映した、荒木飛呂彦先生の最新の感性が爆発している注目作です。
挫折しない!初心者におすすめの「ジョジョを読み始める順番」
「全部で140巻以上あるなら、どこから読めばいいの?」という疑問に対し、タイプ別のベストルートをご提案します。
ルート1:王道の「1部から順番に」
物語の厚みを100%味わいたいなら、やはり1巻から順番に読むのが一番です。最初は少し絵柄に時代を感じるかもしれませんが、読み進めるうちに荒木先生の画力が飛躍的に向上していく過程をリアルタイムで追体験できるのは、このルートだけの特権です。
ルート2:熱狂を体験する「3部からスタート」
「まずは面白いところから!」という方には、第3部からのスタートがおすすめ。スタンドバトルの基本が詰まっており、ジョジョの代名詞的なキャラクターも多く登場します。第3部を読んでハマったら、過去の因縁を知るために1部・2部に戻るという「バック・トゥ・ザ・フューチャー」方式も大いにアリです。
ルート3:現代的な「アニメから入り、7部へ」
実は今の時代、最もおすすめなのがこのルート。現在、第1部から第6部までは非常にクオリティの高いアニメ化が完了しています。映像で物語を一気に把握し、アニメ化がまだの第7部(スティール・ボール・ラン)から漫画に切り替える。これなら、膨大な巻数も苦にならずに最新話まで追いつけます。
視聴環境を整えるなら、Fire TV Stick などを使って大画面でアニメ版を楽しむのも贅沢な体験ですよ。
紙で揃える?電子で読む?ジョジョ全巻収集のコストとコツ
全部で140巻以上あるとなると、気になるのはお値段と保管場所ですよね。
新刊で全巻揃える場合、おおよそ8万円から9万円ほどの予算が必要です。
「一気に買うのは勇気がいる……」という方は、以下の選択肢を検討してみてください。
- 文庫版: サイズがコンパクトで、本棚を圧迫しません。ただし、一部のページがカットされていたり、1冊あたりの収録話数が多いため、新書版(コミックス)とは巻数が異なります。
- 電子書籍(カラー版): ジョジョ特有の色彩を堪能できる「カラー版」は電子書籍限定。スマホや iPad で読めるため、持ち運びも楽々です。
- 中古セット: メルカリや古本屋では、第1部〜第5部のセットなどが格安で出回ることがあります。
まずは気に入った部の単行本を数冊手にとってみる、そんな気軽な気持ちで始めてみてください。一度その世界に引き込まれれば、140巻という数字は「もっと読みたい!」という期待に変わるはずです。
2026年、私たちはまだ「ジョジョ」の旅の途中にいる
「ジョジョの奇妙な冒険」は、単なるバトル漫画ではありません。それは、恐怖を克服する人間の勇気を讃える「人間賛歌」の物語です。
最新の第9部まで読み進めたとき、あなたはきっと、100年以上続くジョースター家の血脈が、自分自身の心にも何か熱いものを灯していることに気づくでしょう。
「ジョジョ全部で何巻?」という問いへの答えは、現在進行形で増え続けています。今から読み始めても、決して遅すぎることはありません。むしろ、これほどの名作をこれから初見で楽しめるなんて、あなたは幸運だと言っても過言ではないのです。
さあ、あなたも「奇妙な冒険」の扉を開けてみませんか? そこには、あなたの想像を遥かに超える、美しくも激しい世界が広がっています。
「ジョジョの奇妙な冒険」の全巻セットをチェックして、あなたの黄金の体験をスタートさせましょう!

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