「ジョジョの奇妙な冒険」を読んでいると、画面から音が聞こえてくるような、あるいは空気が震えているような独特の感覚に陥ることがありませんか?その正体こそが、唯一無二の「ジョジョ文字」と「擬音」の力です。
ファンなら一度は「自分でもあのカッコいいロゴを描いてみたい!」「SNSの投稿をジョジョ風にデコレーションしたい!」と思ったことがあるはず。そこで今回は、ジョジョ風の文字を再現するためのフォントの探し方から、独特な擬音を描き出すプロ級のコツまで、その秘密を余すことなくお届けします。
ジョジョ立ちならぬ「ジョジョ文字」の圧倒的な世界観
ジョジョの魅力はキャラクターのポージングだけではありません。タイポグラフィ(文字のデザイン)そのものが、一つのアートとして成立しています。
荒木飛呂彦先生が描く文字には、西洋美術の優雅さと、ほとばしるような生命力が同居しています。例えば、物語の節目に登場するサブタイトル。鋭いセリフ(飾り)がついた明朝体のような書体は、どこかイタリアの彫刻を思わせる高貴な雰囲気を漂わせていますよね。
一方で、バトルシーンを彩る擬音は、もはや文字というよりも「エフェクト」です。岩が砕ける音、スタンドが拳を叩き込む音、さらには静寂の中に漂う不穏な空気までもが、文字の形となって読者の視覚に訴えかけてきます。この世界観を再現するには、単に似たフォントを使うだけでなく、その「魂」を理解することが重要なんです。
ジョジョ風フォントを手に入れる!おすすめの入手方法
手軽にジョジョの世界観を再現したいなら、まずはフォントを探すところから始めましょう。PCやスマートフォンにインストールするだけで、魔法のように文字が「ジョジョ化」します。
有志が制作した再現フォントを探す
世界中の熱狂的なファン(職人たち)が、作中のロゴをイメージして作成したフリーフォントが存在します。
特に有名なのが、第3部のタイトルロゴをモチーフにしたフォントです。鋭角なハネと、重厚感のある太いラインが特徴で、アルファベットを入力するだけで一気にスターダストクルセイダースな雰囲気に仕上がります。また、第4部『ダイヤモンドは砕けない』のロゴに近い、ポップさと不気味さが同居した書体も人気です。
これらのフォントは個人ブログやフォント配布サイトで公開されていることが多いので、「ジョジョ フォント フリー」といったワードで探してみるのが近道です。ただし、使用する際は製作者が定めた利用規約を必ず確認してくださいね。
既存のフォントで雰囲気を出すコツ
「専用のフォントが見つからない!」という場合でも、既存のフォントを少し工夫するだけで「ジョジョっぽさ」を演出できます。
選ぶべきは、エッジの効いた「極太の明朝体」や、少しホラーテイストが入った「おどろおどろしい書体」です。特に、文字の端々が尖っているものや、筆致に勢いがあるものを選ぶと馴染みやすいでしょう。
また、デザインツールを使って文字に「斜体」をかけたり、少し縦長に引き伸ばしたりするだけでも、ジョジョ特有の威圧感を出すことができます。Adobeのデザインソフトや、iPadのペイントアプリを使えば、文字の輪郭を少し加工するだけで、より原作に近い質感に近づけることが可能です。
魂は細部に宿る!擬音を描くための実践的なテクニック
フォントだけでは満足できない!というこだわり派のあなたには、自力で擬音を描くコツを伝授します。ジョジョの擬音を再現する上で欠かせない3つのポイントを押さえましょう。
1. 文字にパース(遠近法)をつける
ジョジョの擬音は、平面上にペタッと貼られているわけではありません。画面の奥から手前に向かって「ゴゴゴゴゴ」と迫ってくるような立体感が必要です。
描き方のコツは、消失点を意識して文字の大きさを変えていくこと。手前の文字は大きく、奥に行くほど小さく、そして少し歪ませるように配置します。これだけで、スタンドが発するプレッシャーや、空間が歪むような感覚を表現できるようになります。
2. アナログ感を出す「ハッチング」と「点描」
デジタルで綺麗に描きすぎると、ジョジョ特有の「重み」が消えてしまうことがあります。そこで取り入れたいのが、荒木先生の画風を象徴する「ハッチング(斜線)」です。
文字の影になる部分や、太い線の内側に細い斜線をびっしりと描き込んでみてください。あるいは、スプレーで吹き付けたような細かい点描を加えるのも効果的です。このひと手間によって、文字に物質的な質感が宿り、画面に奥行きが生まれます。
3. 「描き文字」を背景の一部として扱う
擬音を「説明」としてではなく、「演出」として捉えることが大切です。時にはキャラクターの体に文字が重なってもいいですし、背景のビルや地面を突き抜けて配置しても構いません。
文字そのものが現場の衝撃で震えているように、輪郭線をわざとギザギザに描くのもテクニックの一つです。特に「メメタァ」や「ズキュウウウン」といった衝撃音を描くときは、文字の端から火花や衝撃波が飛び散っているようなイメージで筆を走らせてみましょう。
ジョジョを彩る伝説的な擬音とその活用シーン
記事を盛り上げるために、作中に登場する象徴的な擬音についても触れておきましょう。これらを使い分けることができれば、あなたも立派なジョジョ・クリエイターです。
- ゴゴゴゴゴ言わずと知れた、不穏な空気や圧倒的なプレッシャーを表す音。シーンの背景に敷き詰めるだけで、何かが起こる予感を引き立てます。
- ドジャアア~~ン第7部のファニー・バレンタイン大統領でおなじみの登場音。手品のような、あるいは堂々としたお披露目のシーンに最適です。
- 無駄無駄無駄 / オラオラオラ音というよりはラッシュ時の叫びですが、これも文字として画面に配置されることで、凄まじいスピード感とパワーを視覚化しています。
- パパウ パウパウツェペリさんが波紋カッターを放つ前の、あの独特な音。こういった奇妙な擬音こそ、ジョジョの真骨頂と言えるでしょう。
これらをSNSの画像加工や、自作のイラストに添えるときは、Apple Pencilなどのスタイラスペンを使って、一画ずつ魂を込めて描くのがおすすめです。
翻訳版ではどうなってる?世界の「JOJO」文字事情
少し視点を変えて、海外でのジョジョ文字の扱われ方についても見てみましょう。実はこれ、デザイン的に非常に面白いポイントなんです。
英語版のコミックスでは、日本の独特な擬音をどう処理しているかというと、実は「あえてカタカナを残す」という手法が取られることがあります。カタカナのデザインそのものがクールだとして、そのまま残した上に、隅っこに小さく英語で「Rumble(ゴゴゴ)」などと注釈を入れるスタイルです。
また、完全に英語に描き変える場合も、元のカタカナが持っていたダイナミックな形状をリスペクトし、アルファベットを歪ませたり装飾したりして、ジョジョらしさを失わないよう工夫されています。文字が言語の壁を越えて、視覚的な記号として愛されている証拠ですね。
まとめ:ジョジョ風の文字や擬音を再現!フォントの入手方法や描き方のコツを徹底解説しました
ここまで、ジョジョの文字がいかにしてあの魅力を放っているのか、そしてそれを再現するための具体的な方法についてお伝えしてきました。
ジョジョ風の表現を取り入れるということは、単に見た目を似せることではありません。それは、静止した画面の中に「音」や「気配」を封じ込める、クリエイティブな挑戦でもあります。
まずは公開されているフォントを使ってみるのも良いですし、慣れてきたら自分なりにパースを効かせた「描き文字」に挑戦してみてください。筆圧の強弱や、斜線の一本一本にこだわれば、あなたの作品からきっと「ゴゴゴ…」というプレッシャーが漂い始めるはずです。
液晶タブレットなどのツールを駆使して、ぜひあなただけの「奇妙なタイポグラフィ」を完成させてみてくださいね。この記事が、あなたの創作活動に新しい「黄金の精神」をもたらすきっかけになれば幸いです!

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