「ジョジョの奇妙な冒険」という作品において、現在まで続く「スタンド」という概念が初めて登場したのが第3部「スターダストクルセイダース」です。この第3部がなければ、今のジョジョの熱狂はなかったと言っても過言ではありません。
これからジョジョを読み始める方も、久しぶりにエジプトへの旅を振り返りたい方も、この記事でジョジョ3部キャラ一覧をチェックして、その奥深い魅力に浸ってみてください。宿敵DIOを倒すための100日間の旅、そこにはどんな個性豊かな面々がいたのでしょうか。
ジョースター一行:エジプトを目指す6人の戦士たち
物語の核となるのは、日本からエジプトへと向かうジョースター一行です。彼らの絆と、命をかけた旅の軌跡を振り返ります。
空条承太郎(スタンド:スタープラチナ)
第3部の主人公であり、シリーズを通じても屈指の人気を誇るキャラクターです。女子生徒に騒がれるクールな高校生ですが、内面には熱い正義感を秘めています。
彼のスタンド「スタープラチナ(星の白金)」は、圧倒的なパワーとスピード、そして弾丸を掴むほどの精密動作性を備えています。物語終盤、DIOとの死闘の中で「時を止める能力」に目覚めるシーンは、漫画史に残る名場面です。
ジョセフ・ジョースター(スタンド:ハーミットパープル)
第2部の主人公であり、承太郎の祖父。60代になってもその策士ぶりは健在です。
スタンド「ハーミットパープル(隠者の紫)」は、茨のような形状をしており、カメラを壊して遠くの情景を写し出す「念写」を得意とします。直接的な戦闘力は高くありませんが、若い頃に身につけた「波紋」を流し込む戦法で戦います。
モハメド・アヴドゥル(スタンド:マジシャンズレッド)
エジプト出身の占い師で、一行のガイド役でもあります。非常に真面目な性格で、ジョセフの親友です。
スタンド「マジシャンズレッド(魔術師の赤)」は炎を自在に操る鳥人型のスタンド。熱探知による索敵や、炎の縄で相手を拘束する「レッド・バインド」など、攻守ともに優れた能力を持ちます。
花京院典明(スタンド:ハイエロファントグリーン)
承太郎の同級生。当初はDIOに肉の芽を埋め込まれ刺客として現れましたが、承太郎に救われ仲間になります。
スタンド「ハイエロファントグリーン(法皇の緑)」は、体を紐状に解いて結界を張ったり、遠距離からエメラルド色のエネルギー弾を放つ「エメラルドスプラッシュ」を武器にします。メロンのような網目模様のボディが特徴的ですね。
ジャン=ピエール・ポルナレフ(スタンド:シルバーチャリオッツ)
妹の仇を探して旅をしていたフランス人。一行のムードメーカー的存在で、時にコミカル、時に最高に格好良い騎士道精神を見せます。
スタンド「シルバーチャリオッツ(銀の戦車)」は、甲冑を纏った騎士の姿をしており、レイピアによる高速の刺突が得意。重い鎧を脱ぎ捨てることで、残像が見えるほどの超高速移動も可能です。
イギー(スタンド:ザ・フール)
ニューヨークの野良犬の帝王だったボストンテリア。物語中盤から助っ人として加わります。
スタンド「ザ・フール(愚者)」は砂で構成されており、変幻自在に姿を変えます。物理攻撃が効きにくく、空を飛ぶこともできる非常に強力なスタンドです。コーヒー味のガムcoffee gumが大好物という設定もユニークです。
タロットカードの暗示を持つ恐るべき刺客たち
DIOが放った刺客たちは、タロットカードの大アルカナ22枚を暗示しています。彼らの戦いこそがスタンドバトルの基礎を作り上げました。
グレーフライ(タワー・オブ・グレー)
クワガタのような姿をしたスタンドで、飛行機内で一行を襲いました。スタープラチナのスピードを上回る速さを持ち、舌を引き抜くという残忍な攻撃を仕掛けます。
偽キャプテン・テニール(ダークブルー・ムーン)
船長に化けて一行の船に乗り込んだ刺客。水中戦を得意とし、フジツボを付着させて相手のエネルギーを吸い取る能力を持ちます。
フォーエバー(ストレングス)
なんとオランニウータンのスタンド使いです。巨大な貨物船そのものがスタンドになっており、船内のあらゆるものを自在に操ります。
呪いのデーボ(エボニーデビル)
相手から受けた恨みをパワーに変え、人形を操って攻撃するスタンド。ホテルの部屋でポルナレフを窮地に追い込みました。
ラバーソウル(イエローテンパランス)
肉を食らうスライム状のスタンド。どんな姿にも化けることができ、承太郎に化けて花京院を翻弄しました。
J・ガイル(ハングドマン)
ポルナレフの妹を殺した、両右手の男。「鏡の中」を移動し、光の屈折を利用して攻撃する厄介な能力です。ホル・ホースとコンビを組んで襲ってきました。
ホル・ホース(エンペラー)
拳銃型のスタンド「エンペラー(皇帝)」の使い手。弾丸の軌道を自由に操作できます。「一番より二番」という処世術を持ち、憎めない悪役として人気です。
エンヤ婆(ジャスティス)
J・ガイルの母親であり、DIOの側近。霧のスタンド「ジャスティス(正義)」で、死体を操ったり、傷口から霧を入れて相手を意のままに操ります。
スティーリー・ダン(ラバーズ)
極小サイズのスタンドで脳内に侵入。自分が受けた痛みを何倍にもして相手に返す、卑劣な戦法で承太郎を苦しめました。
エジプト九栄神:DIOを護る最後の砦
エジプト上陸後、一行を待ち受けていたのは古代エジプトの神の名を冠した9人のスタンド使いです。
ンドゥール(ゲブ神)
盲目の男で、音を頼りに数キロ先の敵を仕留める狙撃手。水のスタンド「ゲブ神」は、砂漠において回避不能の鋭い刃となります。
オインゴ・ボインゴ兄弟(クヌム神・トト神)
顔を変えられる能力と、100%当たる予言の漫画を持つ兄弟。ギャグ描写が多いですが、能力自体は非常に恐ろしいものです。
アヌビス神
本体を持たず、刀そのものがスタンドという特殊なタイプ。手にした者を操り、戦うごとに相手の技を学習して強くなっていきます。
マライア(バステト女神)
コンセントの形をしたスタンドを設置し、触れた者を強力な磁石に変えます。美脚が印象的な女性キャラクターです。
アレッシー(セト神)
影に触れた相手を若返らせる(=弱体化させる)能力。卑怯な性格で、「えらいねぇ〜」というセリフが耳に残ります。
ダニエル・J・ダービー(オシリス神)
「ダービー兄」。暴力ではなく、ギャンブルで魂を奪うギャンブラー。イカサマの天才で、承太郎とのポーカー勝負は伝説となっています。
テレンス・T・ダービー(アトゥム神)
「ダービー弟」。ビデオゲームで負けた相手の魂を人形に閉じ込めます。相手の心が「Yes」か「No」か読み取る能力を持ちます。
ヴァニラ・アイス(クリーム)
DIOに狂信的な忠誠を誓う男。自身のスタンド「クリーム」は、口の中が暗黒空間になっており、飲み込んだものを消滅させます。アヴドゥルとイギーを葬った、第3部最強クラスの敵です。
第3部最強スタンドは誰だ?能力ランキング考察
ファンの間で常に議論される「最強議論」。ここでは、能力の汎用性と破壊力を基準に考察します。
第1位:空条承太郎(スタープラチナ・ザ・ワールド)
やはり主人公が最強でしょう。圧倒的なパワーに加え、時を止める能力は反則級です。さらに、どんなピンチでも冷静に対処する承太郎自身の判断力が、スタンド能力をさらに引き上げています。
第2位:DIO(ザ・ワールド)
承太郎と同じく時を止める能力を持ちます。DIOは吸血鬼であるため、止まった時の中で活動できる時間が承太郎よりも長く、最大で9秒間(ハイな状態)も止めることができました。純粋なスタンドスペックならザ・ワールドが上かもしれません。
第3位:ヴァニラ・アイス(クリーム)
「消滅させる」という能力は、防御が不可能です。姿を消して突進してくるクリームに対し、対抗できる手段を持つスタンドは極めて限られます。
第4位:ンドゥール(ゲブ神)
遠距離操作型でありながら攻撃力が非常に高く、本体を叩きに行くのが困難です。1対1の状況なら、多くのスタンド使いが彼に近づく前に敗北するでしょう。
ジョジョ3部の魅力:なぜ今も愛されるのか
第3部がこれほどまでに愛される理由は、やはり「ロードムービー」としての面白さにあります。
日本を出発し、香港、シンガポール、インド、パキスタンと旅をしながら現地の文化に触れ、そこで刺客と戦う。読者はまるでジョースター一行と一緒に旅をしているような感覚になります。
また、スタンド能力がまだ「物理的な戦い」の延長線上にあり、ルールがシンプルなのも魅力です。第4部以降はより複雑で心理的な戦いが増えていきますが、3部は「どちらのパワーが上か」「どうやって裏をかくか」というストレートな熱さがあります。
アニメ版のクオリティも非常に高く、特にラストのDIO戦の演出は圧巻です。もし興味を持たれたら、ぜひjojo blu-rayなどでその迫力を体感してみてください。
ジョジョ3部キャラ一覧|旅を終えた彼らの結末とまとめ
最後にもう一度、ジョジョ3部キャラ一覧を通して物語の結末を整理しましょう。
エジプトに辿り着いた一行ですが、最終的に生き残ったのは承太郎、ジョセフ、ポルナレフの3名のみでした。アヴドゥル、イギー、そして花京院という尊い犠牲を払い、DIOという百年の因縁に終止符を打ったのです。
この物語は、単なる能力者同士のバトル漫画ではありません。受け継がれる「黄金の精神」の物語です。花京院が最後に遺したメッセージ、イギーが見せた誇り高い死。それらすべてが承太郎の力となり、DIOを打ち破るきっかけとなりました。
この記事で紹介したキャラクターたちの活躍は、原作漫画やアニメで何度見返しても新しい発見があります。初めての方も、二度目、三度目の方も、ぜひこの伝説の第3部をその目で見届けてください。
ジョジョの奇妙な冒険は、この3部の後も第4部、第5部と続いていきます。しかし、すべてのスタンドバトルの原点はここにあります。キャラクターたちの個性が爆発するこの第3部を、ぜひ存分に楽しんでください。

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